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後頭前切痕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
脳: 後頭前切痕
ヒト左大脳半球の外側面。後頭前切痕は右下。
ヒト脳の外側面の写真。図右側、緑色のラインの一番下が後頭前切痕(図中番号8)。
名称
日本語 後頭前切痕
英語 preoccipital notch
ラテン語 incisura preoccipitalis
略号 pon
関連情報
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グレイ解剖学 書籍中の説明(英語)
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後頭前切痕(こうとうぜんせっこん、英:Preoccipital notch, Preoccipital incisure)は、後頭極より4cm前方にある[1]大脳外側面下端のくぼみ。このくぼみを境に前方が側頭葉、後方が後頭葉となる。後頭葉の前端を決める仮想のラインは、後頭前切痕と頭頂後頭溝の両端を結ぶことで得られる。

画像

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脚注

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  1. ^ 井上芳郎「統合・基礎神経学 - 神経系の構造を中心に」『北海道大学大学院医学研究科・脳科学専攻 神経機能学講座・分子解剖学分野』、井上芳郎、1990年。 
大脳脳葉
外側面 外側溝内部 と 極 内側面
外側面 外側溝内部 内側面 - 上部
脳底部 - 眼窩面 脳底部 - 側頭葉下面 内側面 - 下部