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後ろ指を指される

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

後ろ指を指される(うしろゆびをさされる)は、義経記からの慣用句

概要

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あざけりや非難意味を込めて人に後ろから指を指されること。人に後ろから指を指してそしられること[1]。当人の気付かぬところで陰口を叩かれるということである[2]

由来

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この言葉は南北朝時代の書物である『義経記』から来ている。この書物の中には、よりも劣った者であれば仲間に笑われ、後ろ指を差されればになるというようなことが書かれている。これは、自分が他人に見下されるようなことがあれば、その結果家族全体の名誉が傷つけられるぞと警戒をするという意味が込められている[3]

後ろを除いた指を指すのみならば、もっと昔より使用されてきた。保元物語に非難や嘲りをするという意味で指を指すという言葉が用いられている。そして人差し指と人を指を指す行為というのは古くから結びついていたということが伺われる。指を指すという表現は非難や嘲りをするということなのであるが、それを強くするという意味である。後ろ指を指すは、指を指すに後ろが上接された形ということであるため、本人の目のとどかぬ所で強く非難や嘲りをするということなのである[4]

脚注

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  1. ^ 日本国語大辞典, デジタル大辞泉,精選版. “後ろ指(ウシロユビ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年9月25日閲覧。
  2. ^ 後ろ指を指される | 会話で使えることわざ辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス”. 情報・知識&オピニオン imidas. 2024年9月25日閲覧。
  3. ^ 【後ろ指をさされる】の意味と使い方や例文(慣用句) – ことわざ・慣用句の百科事典”. proverb-encyclopedia.com. 2024年9月25日閲覧。
  4. ^ 日本国語大辞典, デジタル大辞泉,精選版. “後ろ指を指す(ウシロユビヲサス)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年9月25日閲覧。