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彩の国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

彩の国(さいのくに)は、埼玉県が作成した愛称である。埼玉県のPRキャッチフレーズであり、『彩の国さいたま』を省略したものとして使われる。

概要

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ダ埼玉」とまで言われた埼玉県のイメージアップを推進するために、土屋義彦県政下の1992年平成4年)11月14日埼玉県民の日)に公募により選定された。「彩」は、埼玉の多彩な魅力や大きな発展の可能性を表している。さらに、埼玉県は「彩の国」という愛称を用いることによって、埼玉県に対する親しみや愛着を高めることを目的として「彩の国キャンペーンマーク」を1993年(平成5年)11月14日に制定した。

埼玉県が関与する数多くのイベントで半ば定冠詞のように多用されているが、歴史的必然性のない一部の文字を語呂合わせにした造語であるため、「彩」の字をつけたこのネーミングは県内外に浸透することはなく、最近では地方競馬浦和記念のように「彩の国」を外す動きが多い。

なお「彩の国」という愛称は、あくまでも埼玉県が使用する名称であり、さいたま市によるものではない。さいたま市内において「彩の国」という名称がついている公共機関は、すべて埼玉県による機関である[1]

他にも県道および県管理の補助国道(4・16・17・298号および各種高速道路以外の県内の各国道)の路線番号案内標識の下段に付属されている設置場所の住所(市町村名・字)を表示している補助板の左上や、これらの道路の交差点の交差点名標識左上(縦書きは右上)には「彩の国」と記載され、県内に相当数設置されている。

彩の国使用名称一覧

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過去の使用例

彩の国に由来して「彩」のみ採用した名称

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過去の使用例

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関連項目

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外部リンク

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脚注

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  1. ^ さいたま市/ホームページ”. www.city.saitama.jp. 2020年6月29日閲覧。
  2. ^ 埼玉県. “彩の国だよりWEB版”. 埼玉県. 2020年6月29日閲覧。
  3. ^ 埼玉県秩父高原牧場”. www.pref.saitama.lg.jp. 2020年6月29日閲覧。
  4. ^ ホーム”. 埼玉県. 2020年6月29日閲覧。
  5. ^ 彩の国黒豚|JA全農さいたま(全国農業協同組合連合会埼玉県本部)”. www.st.zennoh.or.jp. 2020年6月29日閲覧。
  6. ^ 埼玉県. “ロードサポート制度の概要と申請等について”. 埼玉県. 2020年6月29日閲覧。
  7. ^ 埼玉県. “彩の国「新しい生活様式」安心宣言について”. 埼玉県. 2020年6月29日閲覧。
  8. ^ 埼玉県. “埼玉県の市町村に対する権限移譲”. 埼玉県. 2020年6月29日閲覧。
  9. ^ 埼玉県. “「彩のかがやき」について”. 埼玉県. 2020年6月29日閲覧。
  10. ^ 埼玉県. “「彩のきずな」について”. 埼玉県. 2020年6月29日閲覧。
  11. ^ 【彩たまごオフィシャル】埼玉県産の安心・安全な卵です”. 【彩たまごオフィシャル】埼玉県産の安心・安全な卵です. 2020年6月29日閲覧。
  12. ^ 小売事業は親会社の日本瓦斯へ移管され、エナジー宇宙はニチガスグループのガス供給事業会社となっている。