弦楽四重奏曲第37番 (ハイドン)
表示
弦楽四重奏曲第37番ロ短調op.33-1は、オーストリアの作曲家、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンによって、1781年に作曲された弦楽四重奏曲である。op.33の6曲(第37番-42番)はまとめて出版され、この6曲は「ロシア四重奏曲」と呼ばれている。よって、この第37番ロ短調は、「ロシア四重奏曲第1番」とも呼ばれる。
構成
[編集]楽しく、かつ、訴える力のある作品である。作曲の経緯については、「ロシア四重奏曲」の項を参照のこと。
- 第一楽章 Allegro Moderato
- 簡潔ながらも、よく整った構造を持ったソナタ形式で書かれている。
- 第二楽章 Scherzo (Allegro di molto)
- 短いモティーフをカノン風に扱った音楽である。
- 第三楽章 Andante
- 優美な楽章。
- 第四楽章 Finale (Presto)
- 情熱的なプレストである。第1楽章同様、整った精緻な構成をとる。
編成
[編集]関連項目
[編集]- ロシア四重奏曲
- フランツ・ヨーゼフ・ハイドン#弦楽四重奏曲 - ハイドン弦楽四重奏曲全曲のリスト