庄司七瀬
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国籍 | 日本 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1989年??月??日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
生誕地 | 山形県山形市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
居住地 | 山形県山形市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 153cm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
種目 | 新体操 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
得意種目 | ロープ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
実績 | 高校総体3連覇 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
学歴 | 東京女子体育大学 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
コーチ | 石田美恵(山形RG) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
引退 | 2012年 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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庄司 七瀬(しょうじ ななせ、1989年 - )は、日本の元新体操選手。山形県山形市出身で、現在は山形市役所に勤務する公務員である[1]。
ピボットを得意とし[2]、スピードと力強さが持ち味の選手である[3]。身長は153cmと小柄である[4]。2005年から2007年の全国高等学校総合体育大会新体操女子総合の部において3連覇を果たした[1]。
経歴
[編集]山形RG、山形県立山形北高等学校、東京女子体育大学出身[1]。5歳より山形RGで石田美恵代表の下で新体操を始めた[5]。山形市立第三中学校に在籍していた2004年に全国中学校新体操選手権大会で女子個人2位に入る[6][7]。
2005年8月12日、千葉インターハイで初優勝[8]。11月7日に行われた全日本新体操選手権大会では4位に入り、GYMmediaは「今年からシニアになったばかりであり、ジュニア選手にとっても良いきっかけとなるに違いない」と報じた[9]。2006年5月19日に開幕した全日本新体操ユースチャンピオンシップでは得意のピボットを披露するも2位となり、「納得のいく演技ができなかった」と語った[2]。8月7日、大阪インターハイで2位に大差を付けて優勝、松永里絵子以来9年ぶりとなる連覇を果たした[3]。特に女子最終演技となったボールでは、出場者48人の中で唯一の14点台をマークし、会場をどよめかせた[3]。7月9日のアジア大会代表決定戦から1か月弱という短期間に演技を再構成してつかんだ連覇であった[3]。
2007年3月26日の全国高校新体操選抜大会で優勝を飾るも、5月6日の日本代表決定競技会ではクラブ、リボンでミスが出て13位に終わった[5][10]。その後復調し、5月18日からの全日本新体操ユースチャンピオンシップでは4位入賞、6月1日の高校総体山形県大会において大会初の3連覇を達成し[5]、8月4日には佐賀インターハイにおいて女子個人総合優勝を決め、麓久美子以来31年ぶりとなる史上2人目の3連覇を成し遂げた[11]。この時、庄司は結果よりも内容にこだわって試合に臨み[4]、「3連覇はたまたまです。今日は最後の総体なので、ノーミスで演技をしたかった。」と語った[11]。その後、2009年に三重県伊勢市で開かれる世界新体操選手権への出場意欲を示し、オリンピック選手を多数輩出してきた東京女子体育大学への進学を決めた[12]。
2008年3月16日に秋田県立武道館で開かれた秋田新体操クラブ発表会に特別出演し、ロープとフープの演技を披露した[13]。9月、インカレにて2位に入賞する[14]。2009年5月6日、世界新体操選手権第2次選考会で4位に入り、台湾で行われるワールドゲームズ代表に決まった[15]。8月に栃木県小山市の市制施行55周年記念として開催されたインカレでは、女子個人総合で日高舞に次ぐ2位、個人種目別リボンでは優勝した[16][17][18]。9月2日、日本体操協会はカザフスタンで開かれるアジア新体操選手権大会代表に庄司ら4人を選んだ[19]。同大会でロープ 5位、リボン 7位に入賞した[20]。2010年は庄司にとって厳しい年となり、試合中、例年にないような大きなミスが目立った[21]。
東京女子体育大学新体操競技部では毎年山形で合宿を行っているが、2011年は東日本大震災の影響で中止されそうであったが、山形県体操協会の申し入れで実施させることになった[22]。庄司も参加し、「東北からたくさんの人が見に来てくれると聞いているので、被災者に元気が伝わるような演技をしたい」とコメントした[22]。
2011年 9月、山形市職員の特別選考枠で採用が決定した[1]。2012年4月2日の辞令交付式では、毎日新聞の取材に対し、「これまでは山形市に支えられる立場だった。恩返しをしたい」と答えた[23]。
主な成績
[編集]国際大会
[編集]- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 2009年(平成21年)
日本国内大会
[編集]- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)
- 8月22日 - 第35回全国中学校新体操選手権大会(石岡市運動公園体育館) 女子個人総合 2位[7]
- 11月6日〜11月7日 - 第57回全日本新体操選手権大会(代々木第一体育館) 女子個人 総合 9位[26]、リボン 8位
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
主な受賞歴
[編集]- 2005年(平成17年)
- 2008年(平成20年)
脚注
[編集]- ^ a b c d 山形新聞"地元出身トップアスリート3人が市職員に 故郷山形での活躍期待"<ウェブ魚拓>2011年9月8日(2012年6月5日閲覧。)
- ^ a b Y's Sports"スポーツナビ|コラム|“努力の人”高橋の優勝 新体操新時代の足音 第4回全日本ユースチャンピオンシップ"<ウェブ魚拓>2006年05月23日(2012年6月9日閲覧。)
- ^ a b c d e f 高宮憲治"山形北・庄司が連覇/総体新体操"<ウェブ魚拓>ニッカンスポーツ、2006年8月8日(2012年6月9日閲覧。)
- ^ a b 佐賀新聞"佐賀総体 全国ニュース/挫折乗り越え3連覇 新体操の庄司(8月4日)"<ウェブ魚拓>(2012年6月9日閲覧。)
- ^ a b c 塩谷正人"31年ぶり3年連続女王へ - 東北ニュース"ニッカンスポーツ、2007年6月2日(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 山形市立第三中学校"山三中 沿革"<ウェブ魚拓>(2012年6月9日閲覧。)
- ^ a b 日本体操協会"第35回全国中学校新体操選手権大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 四国新聞社"重量挙げ・大西完全制覇-インターハイ"<ウェブ魚拓>2005年8月13日(2012年6月9日閲覧。)
- ^ GYMmedia"GYMmedia.com Rhythmic Gymnastics Japanese Nationals 2005"<ウェブ魚拓>2005年11月7日(2012年6月10日閲覧。)
- ^ a b 日本体操協会"第28回世界新体操選手権大会日本代表決定競技会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ a b c ニッカンスポーツ"庄司3連覇も「たまたまです」/高校総体"<ウェブ魚拓>2007年8月4日(2012年6月5日閲覧。)
- ^ 柴田寛人"新体操の庄司が東女体大進学 - 東北ニュース"<ウェブ魚拓>ニッカンスポーツ、2007年12月13日(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 秋田新体操クラブ"第16回発表会 2008.3.16 秋田県立武道館"<ウェブ魚拓>2008年3月16日(2012年6月10日閲覧。)
- ^ a b 日本体操協会"第60回全日本新体操選手権大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 四国新聞社"日高が首位で最終選考会へ/世界新体操の2次選考会"<ウェブ魚拓>2009年9月3日(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 全日本学生体操連盟"小山市制55周年記念事業 「第61回全日本学生新体操選手権大会」大会結果"<ウェブ魚拓>2009年08月18日
- ^ a b 日本体操協会"第61回全日本学生新体操選手権大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ a b 日本体操協会"第61回全日本学生新体操選手権大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 四国新聞社"香川中央高出の中津ら4人代表/アジア新体操"<ウェブ魚拓>2009年9月3日(2012年6月9日閲覧。)
- ^ a b c 日本体操協会"1、平成21年度 事業報告"(2012年6月5日閲覧。)
- ^ 小林隆子"月別アーカイブ : 201011|新体操研究所|スポーツナビ+"<ウェブ魚拓>(2012年6月9日閲覧。)
- ^ a b 山形新聞"東女体大新体操部が合宿開始 山形・三沢ら県勢3人参加"<ウェブ魚拓>2011年8月26日(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 安藤龍朗・浅妻博之・鈴木健太"入社・辞令交付式 各地で 新社会人、決意新たに"毎日新聞2012年4月3日付朝刊
- ^ 日本体操協会"2005 バルナ国際競技会"(2012年6月5日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"2006イルクーツク国際"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ a b 日本体操協会"第57回全日本新体操選手権大会"(2012年6月5日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第3回全日本新体操ユースチャンピオンシップ"(2012年6月5日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"平成17年度全国高等学校総合体育大会/女子個人総合"(2012年6月5日閲覧。)
- ^ 広報委員会 編"高体連ニュース 第55号"山形県高等学校体育連盟、平成17年12月13日
- ^ 日本体操協会"第58回全日本新体操選手権大会"(2012年6月10日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第21回全国高校新体操選抜大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ a b 山形県高等学校体育連盟"山形県高等学校体育連盟 入賞結果一覧 全国高校選抜大会"<ウェブ魚拓>(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"SASAKI CUP 第4回全日本新体操ユースチャンピオンシップ"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第15回アジア競技大会日本代表決定競技会 兼第3回アジア体操選手権大会日本代表決定競技会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"平成18年度全国高等学校総合体育大会/女子個人総合"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第15回全日本新体操クラブ選手権大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第22回全国高校新体操選抜大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"SASAKI CUP 第5回全日本新体操ユースチャンピオンシップ"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第60回全日本新体操選手権大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第61回全日本新体操選手権大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第61回全日本新体操選手権大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第29回世界新体操選手権大会日本代表選考会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第30回世界新体操選手権大会日本代表選考会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 東京女子体育大学新体操競技部"新体操競技部 大会結果レポート1"<ウェブ魚拓>2010年11月19日(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第31回世界新体操選手権大会日本代表選考会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 関東学生体操連盟"第44回東日本学生新体操選手権大会 成績表"<ウェブ魚拓>(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第61回全日本学生新体操選手権大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 日本体操協会"第61回全日本学生新体操選手権大会"(2012年6月9日閲覧。)
- ^ NPO法人国連支援交流協会北関東"05.03.19第1回新体操ジュニア芸術競技会"<ウェブ魚拓>(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 山形県総務課広報室"第51回山新3P賞表彰式 知事祝辞"<ウェブ魚拓>平成20年1月28日(2012年6月9日閲覧。)
- ^ 山形市体育協会"財団法人山形市体育協会 スポーツ情報 表彰"<ウェブ魚拓>(2012年6月9日閲覧。)