広峰山
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広峰山 | |
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イーグレ姫路からみた広峰山 | |
標高 | 260 m |
所在地 | 日本 兵庫県姫路市広嶺山 |
位置 | 北緯34度52分25秒 東経134度42分01秒 / 北緯34.87361度 東経134.70028度座標: 北緯34度52分25秒 東経134度42分01秒 / 北緯34.87361度 東経134.70028度 |
山系 | 広峰山塊 |
広峰山の位置 | |
プロジェクト 山 |
広峰山(ひろみねさん)は、兵庫県姫路市中部に位置する山で西播丘陵県立自然公園に含まれている。
国土地理院1:25000地図や姫路市の地名では「広嶺山」と表記される(姫路市地名の読みは「ひろみねやま」)。また山頂にある神社は「広峯(廣峯)神社」と称するが、実際には「広峰(山)」も含め混用されている。
地理
[編集]- 山頂周辺が比較的平坦に広がっていることから「広峰」の地名が生まれたとされる。
- 市川と夢前川に挟まれた広峰山塊の南部に位置し、南東には増位山が連なる。
- 姫路城下町建設の際に山あての基準点とされた。
- 山頂に広峯神社が鎮座する。周囲は増位山と並んでハイキングの好適地。ひょうごの森百選にも選ばれている。
- 山陽自動車道広峰山トンネル(但し、トンネルの看板によれば読みは「ひろみねやま」)が、山頂やや南を貫く。
- 北麓に播磨空港計画があったが、兵庫県は平成14年(2002年)5月、建設を事実上断念した。
歴史
[編集]中世には広峯山城が置かれていた。1601年(慶長6年)の池田輝政の定書では山林・竹木の伐採が禁じられ殺生禁断の地とされた。江戸時代を通して広峯神社領であった。「旧高旧領取調帳」における石高は72石余り[1]。
主な登山道は東の白国からのものと西の平野からのものとが有り、1919年(大正8年)には両参道に街灯が設置される。さらに1935年(昭和10年)には白国から自動車用道路が開通する。1980年(昭和55年)には山上の一角に国民年金保養センター「ハイランドビラ姫路」(現・セトレ ハイランドヴィラ姫路)が開業する[2]。
町名「広嶺山」としては1889年(明治22年)城北村に属し、1925年(大正14年)姫路市の一部となる[3]。
町名「広嶺山」
[編集]世帯数と人口
[編集]2023年(令和5年)12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[5]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
広嶺山 | 1世帯 | 1人 |
かつては広峯神社の周囲に神職や御師などが数多く居住していたが、明治初期に神職の世襲が禁じられたことや昭和中期以後における産業構造の変化のために衰微し山を下りてしまっている。
調査年 | 世帯数 | 人口 | 備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|
1891年(明治24年) | 41世帯 | 221人 | 男111、女110 | [2] |
1949年(昭和24年) | 20世帯 | 85人 | [6] | |
1951年(昭和26年) | 16世帯 | 66人 | [7] | |
1978年(昭和53年) | 5世帯 | 12人 | [8] | |
1984年(昭和59年) | 4世帯 | 7人 | [8] | |
1989年(平成元年) | 2世帯 | 3人 | [8] | |
1997年(平成9年) | 1世帯 | 1人 | [9] |
小・中学校の学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[10]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 姫路市立広峰小学校 | 姫路市立広嶺中学校 |
戦前期においては、子弟は1000mの坂道を下りさらに2000m南方の城北小学校へ通学しており、そのために1年遅れで小学校に入学するのが常であった[2]。
交通アクセス
[編集]鉄道
[編集]バス
[編集]- 姫路駅から神姫バス4系統「広峰」行で「広峰」下車、徒歩登山40分。但し4系統は2時間毎の運行なので、2つ手前の「白国口」を経由する5系統「白国口経由姫路獨協大学・大寿台」行で同バス停を下車して約500m歩き足す方法もある。他に神姫バス3系統「平野南口経由姫路獨協大学・大寿台」行もしくは81・82・84・86各系統「仁豊野」経由便の「白国南口」で下車して約1km歩き足すことも可能。
道路
[編集]- 市街地から兵庫県道518号砥堀本町線を北上、「白国」交差点より山道を登る。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 『兵庫県の地名Ⅱ』平凡社〈日本歴史地名大系〉、1999年、495頁。ISBN 4582490611。
- ^ a b c 『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』角川書店、1988年、1299頁。ISBN 4040012801。
- ^ 橋本政次『姫路市町名字考』姫路市役所、1956年、35頁。(再録:『播磨考・姫路市町名字考』臨川書店〈兵庫県郷土誌叢刊〉、1987年 。)
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2024年2月21日閲覧。
- ^ “町別人口・年齢別人口-令和5年(2023年)12月末-”. 姫路市. 2024年2月21日閲覧。
- ^ 『市勢要覧 昭和24年』姫路市、1949年、73頁 。
- ^ 『市勢要覧 昭和26年版』姫路市、1952年、9頁 。
- ^ a b c “刊行物アーカイブ”. 姫路市. 2024年2月21日閲覧。
- ^ “町別人口・年齢別人口-平成9年(1997年)3月末-”. 姫路市. 2024年2月21日閲覧。
- ^ “市立小学校・中学校・義務教育学校への入学・転校などのご案内”. 姫路市. 2024年2月21日閲覧。