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広島ゴルフ倶楽部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
広島ゴルフ倶楽部
鈴が峰コース
Hiroshima Golf Club
広島ゴルフ倶楽部
広島ゴルフ倶楽部の空中写真。
2008年5月21日撮影の2枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
広島県広島市佐伯区五日市町皆賀413番地
座標: 北緯34度23分2.19秒 東経132度22分27.93秒 / 北緯34.3839417度 東経132.3744250度 / 34.3839417; 132.3744250
概要
開業 1952年(昭和27年)11月3日
運営 メンバーシップコース
設計 佐藤 儀一
運営者 一般社団法人 広島ゴルフ倶楽部
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 390 1 3 120
2 4 450 2 5 505
3 5 530 3 5 515
4 4 410 4 3 210
5 4 360 5 4 350
6 4 295 6 4 400
7 4 390 7 3 160
8 3 160 8 4 310
9 4 395 9 5 470
36 3380 36 3040

その他
公式サイト 広島ゴルフ倶楽部
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広島ゴルフ倶楽部(ひろしまゴルフくらぶ)は、広島県広島市佐伯区五日市町に広がるゴルフ場である。

概要

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広島ゴルフ倶楽部は、1929年(昭和4年)5月、広島の賀茂郡村(現・東広島市)に、「広島ゴルフ倶楽部原村コース」またわ「八木松ゴルフリンクス」といわれた、12ホールのゴルフ場を開場している[1] 。しかし、1942年(昭和17年)、軍が接収し閉鎖となった[1]終戦となり、広島大学水畜産学部(賀茂農場)の実習農場となり、会員の多くが原爆被災して再興されなかった[1]。その後、広島カンツリー倶楽部八木松コースが、旧広島ゴルフ倶楽部原村コースを受け継ぎ開場した[1]。当時の遺跡が、広島カンツリー倶楽部八木松コースに、広島ゴルフ倶楽部に保存され、碑文が設けられている[1]

広島ゴルフ倶楽部は、瀬戸内海を望む日本三景の一つ、安芸の宮島江田島を展望できるロケーションに立地する。1952年(昭和27年)7月20日、ゴルフ場の設計を佐藤儀一に依頼、6ホールのコースが着工され、同年10月6日、6ホールのコースが完成、同年11月3日、開場した[2]。その後、1954年(昭和29年)4月10日、増設の3ホールが完成し、計9ホールのコースとなる[2]1965年(昭和40年)8月、9ホール増設し18ホールのコースに拡張することが決定され、1966年(昭和41年)11月3日、18ホールの拡張工事が着工され、1968年(昭和43年)8月、増設の9ホールが完成し、18ホールのコースが開場した[2]。コースは丘陵コースで、コース全体に距離は短いが変化に富んでおり、戦略性にとんでおり楽しめるレイアウトになっている。

広島県広島市三篠町 (現・西区三篠町) 出身のプロゴルファー・倉本昌弘は、1965年(昭和40年)、10歳の時にゴルフを始め、1969年(昭和44年)、14歳で「広島ゴルフ倶楽部鈴が峰コース」のメンバーとなる[3]1970年(昭和45年)、中学3年にしてクラブチャンピオンになり、1973年(昭和48年)、日本ジュニアゴルフ選手権に優勝、鈴が峰のハンディも0となった[3]2020年令和2年)、広島ゴルフ倶楽部の理事長に就任した[3]

歴史

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  • 1952年(昭和27年)
    • 7月20日 - 起工式
    • 10月6日 - 6ホール、1,395ヤードのコース完成
    • 11月3日 - 開場
  • 1953年(昭和28年)7月21日 - 社団法人認可
  • 1954年(昭和29年)4月10日 - No.7、No.8、No.9の3ホールが完成、9ホールのコースとなる
  • 1965年(昭和40年)8月 - 9ホールを18ホールのコースに拡張決定
  • 1966年(昭和41年)11月3日 - 18ホールの拡張工事着工
  • 1968年(昭和43年)8月 - 18ホール、6,715ヤードの拡張工事完成、開場
  • 1975年(昭和50年)11月 - 五日市町と町有地売買契約を締結[4]

所在地

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広島県広島市佐伯区五日市町皆賀413番地

コース情報

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  • 開場日 - 1952年11月3日
  • 設計者 - 佐藤 儀一
  • 面積 - 590,000m2(約17.8万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 18ホールズ、パー72、6,415ヤード、コースレート69.8
  • グリーン - 1グリーン、コーライ
  • フェアウエイ - コーライ
  • ラフ - ノシバ
  • ハザード - バンカー80、池が絡むホール2
  • プレースタイル - 乗用カート(5人乗り)、リモコン式、キャディ・セルフ選択可 
  • 練習場 - 無し
  • 休場日 - 1月1日、毎週月曜日はセルフデー[5][6]

クラブ情報

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  • ハウス面積 - 1,980m2(598.9坪)
  • ハウス設計 - 株式会社増岡組
  • ハウス施工 - 株式会社増岡組[6]

ギャラリー

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交通アクセス

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エピソード

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  • 1968年(昭和43年)、18ホールが佐藤儀一の設計で完成したコースは、「アプローチとパット」の名人の設計らしく、狭くて変化に富み、アウトコースとインコースの中央に練習場があった[8]
  • 広島ゴルフ倶楽部の自慢の一つは、倉本昌弘倉本泰信の二人の日本アマチュア・チャンピオンを出したことである[8]

脚注

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  1. ^ a b c d e 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「広島ゴルフ倶楽部 鈴ヶ峰コース」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年1月13日閲覧
  2. ^ a b c 「広島ゴルフ倶楽部」、広島ゴルフ倶楽部の歩み、歴史、2020年12月21日閲覧
  3. ^ a b c 「広島ゴルフ倶楽部」、倉本昌弘 栄光の軌跡、2020年12月21日閲覧
  4. ^ 「広島ゴルフ倶楽部」、広島ゴルフ倶楽部の歩み、歴史、2020年12月21日閲覧
  5. ^ 「広島ゴルフ倶楽部」、広島ゴルフ倶楽部の歩み、倶楽部概要、2020年12月21日閲覧
  6. ^ a b 「広島ゴルフ倶楽部」、ゴルフダイジェスト、ゴルフ場詳細、2020年12月21日閲覧
  7. ^ 「広島ゴルフ倶楽部」、アクセス案内、2020年12月21日閲覧
  8. ^ a b 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「広島ゴルフ倶楽部 鈴ヶ峰コース」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年1月13日閲覧

関連文献

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  • 『鈴が峰50年史』、1952-2002、広島 広島ゴルフ倶楽部、2003年1月、2020年12月21日閲覧
  • 『ゴルフ場ガイド 西版』、2006-2007、「広島ゴルフ倶楽部 鈴ヶ峰ゴルフ場(広島県)」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2020年12月21日閲覧
  • 『ゴルフ倶楽部を考える(255回)広島ゴルフ倶楽部、広島カンツリー倶楽部の創設』、井上勝純著、月刊ゴルフマネジメント、東京 一季出版、2007年7月、2020年12月21日閲覧
  • 『東商信用録 中国版平成19年版』、「(社)広島ゴルフ倶楽部(広島市佐伯区)」、広島 東京商工リサーチ広島支社、2007年7月、2020年12月21日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「広島ゴルフ倶楽部 鈴ヶ峰コース」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2020年12月21日閲覧

関連項目

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外部リンク

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