コンテンツにスキップ

幼年国語教育会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

幼年国語教育会(ようねんこくごきょういくかい)とは、教育学者・石井勲 博士が提唱した“幼児からの正しい言葉の教育”に賛同する幼稚園・保育園・認定こども園・学校、学識経験者などによって発足、組織される団体である[1]

機関紙『幼年国語教育会だより』の発行、各種研修会の開催、イベント「幼児からの『音読コンクール』」や「漢字かるた大会」の開催など、さまざまな活動を行っている。

概要

[編集]

設立

[編集]

1968年(昭和43年)4月、石井勲が提唱した漢字教育法(石井方式)を広く発信する組織として「幼年国語教育会」が設立。初代会長に井上文克(大阪市・小路幼稚園 園長)が就任。会は石井方式を実践する園の情報交換、研修会開催企画、教材作りの場となった。

普及

[編集]

同年4月、大阪の8か園で石井方式の実践がスタート。「漢字教える」のではなく、「漢字教える」ことにより、子供たちの集中力を引き出す教育は、保護者のみならず世間からも注目を浴び、理解を得られることとなった一方、保守的な幼児教育界では「まだ仮名も知らない幼児に漢字を教えるとは何事か」という非難の声も上がった。しかし、数多くの有識者の支援・協力により、大きく普及していくこととなった。

現在

[編集]

会長

  • 清水良明

名誉会員 

(五十音順)

活動内容

[編集]
  • 研修会(年数回)
  • 園関係者を対象とした研修を様々な形で開催
  • 幼児からの『音読コンクール』(毎年秋頃)
  • 個人の部では、小学3年生以下を対象に課題図書(作品)を音読し応募
  • 団体の部では、年少未満から年長を対象に課題図書(作品)をクラス単位または学年単位で音読し応募
  • 全国漢字かるた大会(毎年冬頃)
  • 幼児から大人まで、指定のかるたを使用し、かるた取りを開催

外部リンク

[編集]

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 登龍館 | 幼年国語教育会”. www.toryukan.co.jp. 2021年6月26日閲覧。