幼年国語教育会
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幼年国語教育会(ようねんこくごきょういくかい)とは、教育学者・石井勲 博士が提唱した“幼児からの正しい言葉の教育”に賛同する幼稚園・保育園・認定こども園・学校、学識経験者などによって発足、組織される団体である[1]。
機関紙『幼年国語教育会だより』の発行、各種研修会の開催、イベント「幼児からの『音読コンクール』」や「漢字かるた大会」の開催など、さまざまな活動を行っている。
概要
[編集]設立
[編集]1968年(昭和43年)4月、石井勲が提唱した漢字教育法(石井方式)を広く発信する組織として「幼年国語教育会」が設立。初代会長に井上文克(大阪市・小路幼稚園 園長)が就任。会は石井方式を実践する園の情報交換、研修会開催企画、教材作りの場となった。
普及
[編集]同年4月、大阪の8か園で石井方式の実践がスタート。「漢字を教える」のではなく、「漢字で教える」ことにより、子供たちの集中力を引き出す教育は、保護者のみならず世間からも注目を浴び、理解を得られることとなった一方、保守的な幼児教育界では「まだ仮名も知らない幼児に漢字を教えるとは何事か」という非難の声も上がった。しかし、数多くの有識者の支援・協力により、大きく普及していくこととなった。
現在
[編集]会長
- 清水良明
名誉会員
- 阿辻哲次(京都大学名誉教授)
- 石川真理子(作家)
- 占部賢志(中村学園大学教授)
- 大畑誠也(元 九州ルーテル学院大学客員教授)
- 小笠原敬承斎(小笠原流礼法宗家)
- 鍵山秀三郎(日本を美しくする会相談役)
- 隂山英男(教育クリエイター・隂山ラボ代表)
- 久保田競(京都大学名誉教授)
- 鈴木秀子(文学博士)
- 髙橋史朗(麗澤大学大学院特任教授)
- 田下昌明(医療法人歓生会豊岡中央病院会長)
- 土田健次郎(早稲田大学教授)
- 中村功(日本ハウスHD創業者)
- 野口芳宏(植草学園大学名誉教授)
- 長谷川芳典(岡山大学特命教授)
(五十音順)
活動内容
[編集]- 研修会(年数回)
- 園関係者を対象とした研修を様々な形で開催
- 幼児からの『音読コンクール』(毎年秋頃)
- 個人の部では、小学3年生以下を対象に課題図書(作品)を音読し応募
- 団体の部では、年少未満から年長を対象に課題図書(作品)をクラス単位または学年単位で音読し応募
- 全国漢字かるた大会(毎年冬頃)
- 幼児から大人まで、指定のかるたを使用し、かるた取りを開催
外部リンク
[編集]注
[編集]脚注
[編集]- ^ “登龍館 | 幼年国語教育会”. www.toryukan.co.jp. 2021年6月26日閲覧。