平西島
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平西島 | |
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所在地 | 日本(沖縄県八重山郡竹富町) |
所在海域 | 東シナ海 |
所属諸島 | 八重山諸島 |
座標 | 北緯24度19分22.0秒 東経123度54分54.0秒 / 北緯24.322778度 東経123.915000度座標: 北緯24度19分22.0秒 東経123度54分54.0秒 / 北緯24.322778度 東経123.915000度 |
海岸線長 | 0.6[1] km |
最高標高 | 11[2] m |
プロジェクト 地形 |
平西島(ぴにしじま、ぴにすじま[3])は、八重山列島の西表島の東側にある無人島である。行政区分としては沖縄県八重山郡竹富町字古見に属する[2]。
地理
[編集]西表島東部の後良川の河口沖で、古見集落の東約0.4kmに位置する無人の小島であり[2]、干潮時には歩いて渡ることができる[1]。地元ではピニシと呼ばれる[2]。
自然
[編集]近隣に位置する後良川小島とともに、亜熱帯照葉樹林が広がり、御嶽として親しまれているため、西表石垣国立公園の第2種特別地域に指定されている。また、周辺海域は、同国立公園の「西表島後良川河口」海域公園地区に指定されている[3][4]。
歴史
[編集]島の全域から八重山先史時代(早稲田編年の第III期)[5]に属する遺物が検出されており、1956年(昭和31年)10月19日に「平西貝塚」として琉球政府の文化財に指定され[6]、1972年(昭和47年)には沖縄県の史跡となった。1958年(昭和33年)に行われた早稲田大学による発掘調査では、イシカゲガイやクモガイ等の貝殻、貝製品、外耳土器等が出土しており、12世紀-15世紀頃のものとみられる中国製陶磁器も発見されている[2]。通常の往来が困難な場所にあるため、防衛的な性格を持ったものと考えられている[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c "平西貝塚". 最新版 沖縄コンパクト事典. 琉球新報社. 1 March 2003. p. 91.
- ^ a b c d e "平西島". 日本の島ガイド SHIMADAS. 財団法人日本離島センター. 1 July 2004. p. 1293.
- ^ a b “西表石垣国立公園 公園計画書” (PDF). 環境省 (2016年4月15日). 2019年2月16日閲覧。
- ^ “西表石垣国立公園公園計画書(公園計画の一部変更)” (PDF). 環境省. 2018年8月4日閲覧。
- ^ “八重山諸島の考古学 2.編年” (PDF). 石垣市. 2018年8月4日閲覧。
- ^ “竹富町の文化財”. 竹富町. 2018年8月4日閲覧。