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平清盛 (1992年のテレビドラマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
平清盛
ジャンル 時代劇
脚本 高田宏治松本功
監督 工藤栄一
出演者 松平健
名取裕子
かたせ梨乃
加納みゆき
浅茅陽子
二宮さよ子
中野みゆき
坂上忍
渡部篤郎
山本陽一
御木本伸介
神山繁
長門裕之
高松英郎
織本順吉
綿引勝彦
園佳也子
草笛光子
中村嘉葎雄
松方弘樹
丹波哲郎
十朱幸代
岩下志麻
夏八木勲
高橋英樹
ナレーター 役所広司
時代設定 平安時代
製作
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1992年1月1日
回数1
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平清盛』(たいらのきよもり)は、1992年1月1日TBSで放映、DVD化されたTBS大型時代劇スペシャルである。

概要

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TBS大型時代劇スペシャル第7弾。武士の台頭が貴族社会を大きく揺るがし、やがて武家政権へと移り変わっていく動乱の平安末期。平家の頭領・平清盛が拮抗する源氏との戦いに勝利し、天下を握るまでの半生をドラマ化。

瀬戸内海の海賊退治で名を上げた平清盛の青年時代から、平家と源氏の対決、そして貴族社会の終結や福原遷都までの歴史の断片を壮大なスケールと豪華キャストで描く。主人公・平清盛を演じるのは今作がTBSドラマ初出演となった松平健[1]。穏やかなセリフ回しや優雅な所作で清盛を演じる。

端役で当時二十代の坂上忍渡部篤郎らが出演している。

前作までのフィルム収録からビデオ収録へと移行している。平安時代末期を描いた作品は1990年の『源義経』[2]以来、本シリーズ2作めとなる。90年版「義経」の後、本作放送前日にあたった1991年大晦日・年末時代劇スペシャル(日本テレビ系)も『源義経』[3]を放映しており、1990年年始以降、平安末期〜源平合戦時代がTBS・NTV両系列で相次いで取り上げられることになった。

清盛を主人公に据えたテレビドラマ自体は、NHK大河ドラマ『新・平家物語』(1972年/主演:仲代達矢)以来、約20年ぶりの放映となった。

あらすじ

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平清盛は、父・忠盛とともに、瀬戸内の海賊討伐のために軍船を進めている途中、濃霧の中で漂流していた厳島神社の巫女・阿矢を救う。阿矢の案内で清盛らは海賊・赤牛八兵衛の島を急襲し、彼らを撃退するとともに多くの金銀財宝を手にする。都に帰った清盛は、左大臣・藤原頼長に海賊討伐を報告。戦で得た全ての財宝を朝廷に献上した。時の帝は崇徳天皇だったが、実権は前帝・鳥羽法皇の手にあった。鳥羽法皇は政争に平家の力を借りたかったのだが、平家の台頭を恐れた公卿たちはこぞって反対した。

やがて清盛は検非違使に任ぜられ、都の治安維持にあたったが、僧兵たちにしばしば命を狙われる。ある夜、清盛は危ういところを一人の騎馬武者に助けられる。それが、源氏の嫡男・源義朝との出会いだった…。

キャスト

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スタッフ

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備考

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本作で清盛の父・平忠盛を演じた丹波哲郎も、前日放送だったNTV版『源義経」出演者で、NTV版では、義経の庇護者として父親代わりとなる藤原秀衡を演じていた。

注釈

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  1. ^ 後に大河ドラマ鎌倉殿の13人』でも同役を演じている。
  2. ^ オリジナル脚本作品/清盛を演じたのは若山富三郎
  3. ^ 原作:村上元三/清盛を演じたのは内藤武敏
  4. ^ 史実では宗盛の母は平時子である。
  5. ^ 先述の本シリーズ90年作品『源義経』では武蔵坊弁慶を演じていた。
  6. ^ 前日放送だったNTV版『源義経』にも出演、常盤御前を演じていた。
  7. ^ NTV版『源義経』にも出演していた。
TBS TBS大型時代劇スペシャル
前番組 番組名 次番組
武田信玄
(1991)
平清盛
(1992)