平清盛 (1992年のテレビドラマ)
平清盛 | |
---|---|
ジャンル | 時代劇 |
脚本 | 高田宏治、松本功 |
監督 | 工藤栄一 |
出演者 |
松平健 名取裕子 かたせ梨乃 加納みゆき 浅茅陽子 二宮さよ子 中野みゆき 坂上忍 渡部篤郎 山本陽一 御木本伸介 神山繁 長門裕之 高松英郎 織本順吉 綿引勝彦 園佳也子 草笛光子 中村嘉葎雄 松方弘樹 丹波哲郎 十朱幸代 岩下志麻 夏八木勲 高橋英樹 |
ナレーター | 役所広司 |
時代設定 | 平安時代 |
製作 | |
制作 | TBS |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1992年1月1日 |
回数 | 1 |
『平清盛』(たいらのきよもり)は、1992年1月1日にTBSで放映、DVD化されたTBS大型時代劇スペシャルである。
概要
[編集]TBS大型時代劇スペシャル第7弾。武士の台頭が貴族社会を大きく揺るがし、やがて武家政権へと移り変わっていく動乱の平安末期。平家の頭領・平清盛が拮抗する源氏との戦いに勝利し、天下を握るまでの半生をドラマ化。
瀬戸内海の海賊退治で名を上げた平清盛の青年時代から、平家と源氏の対決、そして貴族社会の終結や福原遷都までの歴史の断片を壮大なスケールと豪華キャストで描く。主人公・平清盛を演じるのは今作がTBSドラマ初出演となった松平健[1]。穏やかなセリフ回しや優雅な所作で清盛を演じる。
前作までのフィルム収録からビデオ収録へと移行している。平安時代末期を描いた作品は1990年の『源義経』[2]以来、本シリーズ2作めとなる。90年版「義経」の後、本作放送前日にあたった1991年大晦日・年末時代劇スペシャル(日本テレビ系)も『源義経』[3]を放映しており、1990年年始以降、平安末期〜源平合戦時代がTBS・NTV両系列で相次いで取り上げられることになった。
清盛を主人公に据えたテレビドラマ自体は、NHK大河ドラマ『新・平家物語』(1972年/主演:仲代達矢)以来、約20年ぶりの放映となった。
あらすじ
[編集]平清盛は、父・忠盛とともに、瀬戸内の海賊討伐のために軍船を進めている途中、濃霧の中で漂流していた厳島神社の巫女・阿矢を救う。阿矢の案内で清盛らは海賊・赤牛八兵衛の島を急襲し、彼らを撃退するとともに多くの金銀財宝を手にする。都に帰った清盛は、左大臣・藤原頼長に海賊討伐を報告。戦で得た全ての財宝を朝廷に献上した。時の帝は崇徳天皇だったが、実権は前帝・鳥羽法皇の手にあった。鳥羽法皇は政争に平家の力を借りたかったのだが、平家の台頭を恐れた公卿たちはこぞって反対した。
やがて清盛は検非違使に任ぜられ、都の治安維持にあたったが、僧兵たちにしばしば命を狙われる。ある夜、清盛は危ういところを一人の騎馬武者に助けられる。それが、源氏の嫡男・源義朝との出会いだった…。
キャスト
[編集]- 平重盛:渡部篤郎
- 平宗盛:山本陽一
- 平知盛:沢田謙也
- 源為朝:金田賢一
- 源義平:西村和彦
- 源頼朝:上田雄太
- 崇徳天皇:神田利則
- 次郎:赤塚真人
- 平家貞:御木本伸介
- 藤原教長:西田健
- 藤原忠実:勝部演之
- 信西:原口剛
- 藤原経宗:西沢利明
- 藤原成親:小林勝彦
- 伊藤景綱:成瀬正孝
- 藤原頼長側の公卿:伊藤敏八
- 公卿:宮川不二夫
- 熊野別当湛快:佐藤京一
- 俊寛:野口貴史
- 僧兵の頭:大前均
- 平時信:織本順吉
- 右大臣:小林昭二
スタッフ
[編集]- 監督 - 工藤栄一
- 原案 - 高田宏治
- 脚本 - 高田宏治、松本功
- 制作 - 日下部五朗
- 進行主任 - 長岡功
- 進行 - 下戸聡
- 企画 - 佐伯明、本田達男、清水敬三
- 音楽 - 佐藤勝
- 主題歌 - アースシェイカー 「矛盾という名の愛」(作詞:西田昌史、作曲:石原慎一郞)(東芝EMI)
- 語り - 役所広司
備考
[編集]本作で清盛の父・平忠盛を演じた丹波哲郎も、前日放送だったNTV版『源義経」出演者で、NTV版では、義経の庇護者として父親代わりとなる藤原秀衡を演じていた。
注釈
[編集]TBS系 TBS大型時代劇スペシャル | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
武田信玄
(1991) |
平清盛
(1992) |
天下を獲った男 豊臣秀吉
(1993) |