川越敏司
生誕 | 1970年8月25日(54歳) |
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国籍 | 日本 |
研究分野 |
実験経済学 ゲーム理論 マーケット・デザイン |
母校 |
福島大学(学士) 大阪市立大学(修士) |
学位 | 博士(経済学) |
川越 敏司(かわごえ としじ、1970年8月25日 - )は、日本の経済学者。現在、公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系科学科教授。
専門は実験経済学、ゲーム理論、マーケット・デザイン。実験経済学の研究には早くからかかわり、30年近い研究歴があるため、この分野では第一人者とみなされている。質的応答均衡(QRE)やレベルK理論などの限定合理性モデルをいち早く研究に取り入れ、国際的に定評のある成果を生み出している。また、誘因両立的メカニズムに関する実験的検討は先駆的な業績としてよく引用されている[1]。加えて、実験経済学や行動ゲーム理論に関する専門書の執筆と翻訳を通じて、実験手法の普及にも熱心である。
行動経済学会では学会誌編集長(2020年から2023年まで)、副会長(2021年から2023年まで)、会長(2024年から2026年まで)を歴任。
来歴
[編集]1970年、和歌山県和歌山市生まれ。鉄鋼労働者の家庭に生まれ育つ。3才年上の兄がいる。
高校1年生の夏にマルクスの『資本論』を読み、経済学の研究を志した[2]。大学は、講座派マルクス経済学者が多く在籍していた福島大学経済学部を意図的に選んで進学した[3]。
高校2年のとき、倉田令二郎『ガロアを読む―第1論文研究』(日本評論社, 1987年)を読み、解は存在するのに実際には解けない問題があることに興味を抱き、整数論や方程式論、群論の勉強を始めた。大学時代には、方程式の(非)可解性の観点から、社会主義計画経済はおろか市場均衡の達成さえ危ういと感じ、経済学をガロア理論によって基礎づけようとしていた。そんな折に、塩沢由典『市場の秩序学: 反均衡から復雑系へ』(筑摩書房, 1990年)を読み、計算複雑性や複雑系に興味を抱き、大学院は塩沢由典のいる大阪市立大学に進んだ。
福島大学の学部生のときの指導教官はマルクス経済学者で貨幣論・金融論・地場産業論を専門とする下平尾勲で、そのヘーゲルやマックス・ウェーバーをドイツ語で読む輪読会にも参加していた[4]。大学院時代は、社会選択理論に興味を持ち、勉強も兼ねてアマルティア・センのCollective Choice and Social Welfareを、当時出始めたばかりの数式が打てるワープロを使って翻訳していた。大阪市立大学大学院のときの指導教官は複雑系の経済学や進化経済学を専門とする塩沢由典。
川越が大学院生のとき、当時、慶應義塾大学情報メディア研究科の大学院生であった池田信夫、東京大学大学院経済学研究科の大学院生であった瀧澤弘和と共に、パソコン通信Niftyのフォーラム上で「人工社会」というオンライン研究会を開催。進化ゲームや遺伝的アルゴリズム、カオスや自己組織化の社会科学への応用について広く議論していた[5]。川越が埼玉大学に赴任してからは、インターネット上のメーリングリスト「a-society」に移行。川越が公立はこだて未来大学に赴任するまで代表を務める。上記の3人の他、秋山英三、和泉潔、内木哲也、海蔵寺大成、楡井誠ら、若手研究者や大学院生が議論に参加していた。
当時、大阪大学社会経済研究所に在籍していた西條辰義主催の実験経済学ワークショップに定期的に出席。そこで知り合った森徹と共に、公共財供給における誘因両立的メカニズムであるピボタル・メカニズムの実験を実施。その成果は2001年に発表された[6]。
独立行政法人・経済産業研究所ファカルティ・フェローを務める(2003年から2006年まで)。
また、経済学者の青木昌彦が所長を務めた東京財団仮想制度研究所(VCASI)にフェローとして参画(2007年から2011年まで)、「インクルーシブな社会を目指した障害者政策の構築プロジェクト」を主催。また、「学校選択制デザインプロジェクト」(代表:安田洋祐)に参画。その成果は、後に『学校選択制のデザイン』(NTT出版)として出版される。
当時、東京大学大学院経済学研究科の大学院生であった成田悠輔とは東京財団仮想制度研究所(VCASI)において知り合い、大内兵衛賞を受賞した成田の学部時代の卒業論文で分析されていた罪回避の理論を実験的に検証し、共著論文を発表している[7]。
行動ゲーム理論におけるQuantal Response Equilibrium (QRE)に「質的応答均衡」という訳語を付けたのは川越『実験経済学』(東京大学出版会, 2010年)が最初である。なお、川越は、カリフォルニア工科大学訪問中に、QREの生みの親であるRichard McKelveyから直接、QREに関する手ほどきを受けている[8]。
当時、ゲーム理論に関する実験研究の集大成として執筆されたColin CamererのBehavioral Game Theory (Princeton University Press, 2003年)には、日本人では、チープトーク・ゲームの均衡精緻化に関する川越と瀧澤弘和と共著論文だけが紹介されている。
ロバート・フェルドマン『なぜ人は10分間に3回嘘をつくのか』(講談社、2010年)の第2章で、川越と瀧澤弘和によるチープトーク・ゲーム実験で発見された「真実バイアス」が紹介されている。
『ジェイン・オースティンに学ぶゲーム理論』の挿画は、川越がファンであることから漫画家・蒲生総[9]に依頼された。
2021年10月と2022年1月に、瀧澤弘和と共に、シンポジウム「『行動経済学の死』を考える」をウェビナーで開催。のべ800名以上の視聴者を集める。
科学研究費補助金・学術創生研究「総合社会学としての社会・経済における障害の研究」および科学研究費補助金・基盤(S)「社会的障害の経済理論・実証研究」の研究分担者・研究協力者だった(どちらも研究代表者は松井彰彦)[10]。障害学・社会学研究者の星加良司、国際法学者の川島聡とはこのとき知り合い、障害の社会モデルを批判的に検討した共著『障害学のリハビリテーション』を出版している。
『実験経済学』は、かつては東大の経済学研究科ではどの院生室にも置いてあると言われるほど、定番のテキストだった。日経新聞に書評を寄せた青木昌彦は「本書が受賞しなければ、審査員の見識を疑う」と述べていたが、2007年の日経・経済図書文化賞では最終候補に残るものの受賞には至らなかった。
『行動ゲーム理論入門』は、専門家からも高く評価されており、「世界的にも珍しい、貴重なテキスト」というコメントもある(安田洋祐による書評)[11]。
年譜
[編集]- 1986年3月 和歌山市立河西中学校卒業
- 1989年3月 和歌山県立向陽高等学校卒業
- 1993年3月 福島大学経済学部卒業
- 1995年3月 大阪市立大学大学院経済学研究科前期博士課程終了(経済学修士)
- 1995年4月 埼玉大学経済学部社会環境設計学科助手(2000年1月まで)
- 2000年1月 函館圏公立大学広域連合事務局(2000年3月まで)
- 2000年4月 公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系科学科講師(2006年3月まで)
- 2006年4月 公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系科学科助教授(2007年3月まで)
- 2007年4月 公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系科学科准教授(2013年3月まで)
- 2007年9月 博士(経済学)(大阪市立大学)
- 2013年4月 公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系科学科教授(現在に至る)
受賞
[編集]- 卒業論文「一般均衡理論と貨幣経済」が福島大学経済学部の第3回(平成4年度)飯塚賞を受賞 [12]
- 1997年度(平成9年度)論文「電子マネー経済における取引メカニズムの設計」により山下記念研究賞(情報処理学会)受賞 [13]
人物
[編集]- 中学校3年間はアニメーション部に在籍、イラストを描いたり、短編アニメーションを制作していた(3年時は部長)。
- 福島大学在学中の1990年、吉本隆明に会うために岩手県遠野市で開催された「遠野物語発刊80周年記念シンポジウム」に参加し、『共同幻想論』にサインをもらっている。
- チェス・プロブレムや詰将棋を創作し、専門誌に発表している[14]。
- ソネットや英語俳句を創作し、海外のオンライン雑誌に掲載している[15]。
- リコーダーやバロック・フルート(フラウト・トラヴェルソ)演奏を趣味としている。
- 最近は、デッサンやクロッキーに興味を持ち、『シャルル・バルグのドローイング・コース』の模写を行ったり、函館の人物デッサン会に定期的に参加している。
- ギリシア語、ヘブライ語、ラテン語、フランス語など、様々な言語を学んでいる[16]。
- プロテスタントのクリスチャン(1990年受洗)。七飯福音キリスト教会所属。自閉症と教会にまつわる論考の他、神学や信仰書に関する翻訳がある[17]。
- 自閉症の息子がいる。北海道障害学研究会を主宰していた。障害学に関する研究書がある[18]。
- 雅号・雷鳴名義で、蓬莱同楽社が主催する文学同人誌『蓬莱同楽集』に第三集から漢詩を発表している[19]。
- 短編小説やショートショートの公募に作品を出し、掲載されたものがある[20]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『実験経済学』(東京大学出版会, 2007年)
- 『行動ゲーム理論入門』(NTT出版, 2010年;2020年第2版)
- 『はじめてのゲーム理論』(講談社ブルーバックス,2012年)
- 『現代経済学のエッセンス』(河出書房新社, 2013年)
- 『マーケット・デザイン オークションとマッチングの経済学』(講談社選書メチエ,2015年)
- 『図でわかる経済学』(日経文庫ビジュアル版, 2017年)
- 『「意思決定」の科学』(講談社ブルーバックス, 2020年)
- 『基礎から学ぶマーケット・デザイン』(有斐閣, 2021年)
- 『行動経済学の真実』(集英社新書, 2024年)
- 『行動経済学の死』(ハヤカワ新書, 2025年)
共著
[編集]- 安田洋祐編著, 小島武仁・川越敏司・佐藤孝弘・瀧澤弘和・友枝健太郎・成田悠輔『学校選択制のデザイン―ゲーム理論アプローチ』(NTT出版, 2010年)
- 小川一仁・川越敏司・佐々木俊一郎『実験ミクロ経済学』(東洋経済新報社, 2012年)
- 川越敏司編『経済学に脳と心は必要か?』(河出書房新社, 2013年)
- 川越敏司・星加良司・川島聡『障害学のリハビリテーション―障害の社会モデルその射程と限界』(生活書院, 2013年)
- 川越敏司・小川一仁・佐々木俊一郎『実験マクロ経済学』(東洋経済新報社, 2014年)
- Toshji Kawagoe, Hirokazu Takizawa eds. Diversity of Experimental Methods in Economics (Springer, 2019年)
- Lei Delsen ed. Empirical Research on an Unconditional Basic Income in Europe (Springer, 2019年)
主要論文(英語)
[編集]- "Complexity and Economics of Institutions", in Nakamura,E.R. et al.ed. Complexity and Diversity, Springer Verlag, 1997, 183-192.
- "Can the Pivotal Mechanism induce truth-telling? An experimental study", Public Choice, Vol.108, Issue 3/4, 2001, 331-354. (with T. Mori)
- "Cross-National Gender Differences in Behavior in a Threshold Public Goods Game: Japan versus Canada," Journal of Economic Psychology, 28, 2007, 242-260. (with B. Cadsby, Y. Hamaguchi, E. Maynes and F. Song)
- "Voice Matters in a Dictator Game," Experimental Economics, Vol. 11, 2008, 336-343. (with T. Yamamori, K. Kato, A. Matsui)
- "Group Size Effects on Cartel Formation and the Enforcement Power of Leniency Programs,", International Journal of Industrial Organization, Vol. 27, 2009, 145-167. (with Y. Hamaguchi, A. Shibata)
- "Equilibrium Refinement vs. Level-k Analysis: An Experimental Study of Cheap-talk Games with Private Information," Games and Economic Behavior, Vol.66, No.1, 2009, 238-255. (with H. Takizawa)
- "Can Chocolate Be Money as a Medium of Exchange? Belief Learning vs. Reinforcement Learning", Evolutionary and Institutional Economic Review, Vol. 5, No. 2, 2009, 279-292.
- "Face-to-Face Lying - An experimental study in Sweden and Japan," Journal of Economic Psychology, 31, 2010, 310-321. (with H. Holm)
- "Level-k analysis of experimental centipede games," Journal of Economic Behavior and Organization, 82, 2012, 548-566. (with H. Takizawa)
- "An Experimental Study of E-mail Games with Strategic Information Transmission and Communication Cost," Economic Bulletin, Vol. 32 No. 4, 2012, 2921-2929. (with H. Takizawa)
- "Guilt Aversion Revisited: An Experimental Test of a New Model," Journal of Economic Behavior and Organization, vol.102, 2014, 1-9. (with Y. Narita)
- "Quantal Response Equilibria in a Generalized Volunteer's Dilemma and Step-level Public Goods Games with Binary Decision." Evolutionary and Institutional Economics Review, Vol.15, Issue 1, 2018, 11-23. (with T. Matsubae and H. Takizawa)
- "Skipping-down strategy and stability in school choice with affirmative action: theory and experiment." Games and Economic Behavior, 109, 2018, 212-239. (with T. Matsubae and H. Takizawa)
- "Asymmetric volunteer's dilemma game: Theory and experiment." Games and Economic Behavior, 142, 2023, 955-977. (with H. Takizawa, T. Yamamori)
主要論文(日本語)
[編集]- 「一般均衡論と貨幣経済」, 1993年度福島大学卒業論文, 信陵論叢, 36, 1-16.
- 「秩序の計算理論」, 1995年度大阪市立大学修士論文
- 「オートマトンゲームにおける計算不可能性」, 社会科学論集(埼玉大学), 第86号, 25-37. 1995年
- 「電子マネー経済における取引メカニズムの設計」, 情報メディア・シンポジュウム'96論文集, 75-82. 1996年
- 「BDMメカニズムと選好逆転現象:新しい仮説」, 社会科学論集(埼玉大学), 第95号, 1-24, 1998年
- 「Vickrey auctionによる自然環境評価:批判的展望」, 社会科学論集(埼玉大学), 第98号, 1-20, 1999年
- 「マルチエージェント実験経済学の方法的基礎」, オペレーションズ・リサーチ, vol.46, no.10, 531-536, 2001年[21]
- 「非耐久財は貨幣となりうるか?実験研究によるアプローチ」, 下平尾勲編著『現代の金融と地域経済』, 新評論, 第12章, 151-162, 2003年
- 「ランダムカット式指名競争入札の実験経済学的検討」, 公正取引, 2003年8月号, 86-93
- 「実験経済学の現在」, 塩沢由典編『経済思想』, 日本経済評論社, 第1巻, 第6章, 2004年10月
- 「自閉症と教会1」、新教出版社「福音と世界」第62巻10号, pp.39-46, 2007年10月号.
- 「自閉症と教会2」、新教出版社「福音と世界」第62巻11号, pp.51-57, 2007年11月号.
- 「経済学と障害学は対話できるか?」, 『障害学研究』(明石書店), 第4号, 33-62, 2008年.
- 「文化現象の経済学ー宗教、タブー、社会的アイデンティティ」『経済セミナー』2013年2・3月号、pp.28-33.
- 「くじによる議員選出はギャンブルにすぎないか?――ゲーム理論による考察」, α-Synodos, vol.161, 2014年
- 「行動マルクス経済学の可能性」、経済セミナー増刊『されどマルクス』(吉原直毅監修)、2018年
- 「実験経済学方法論に関する最近の研究動向~報酬支払法を中心とした考察~」, 『行動経済学』第12 巻, 15-25, 2019年[22]
- 「実験経済学から見たベーシック・インカム」『社会保障研究』, 第6巻第3号、2021年[23]
- 「行動メカニズム・デザインに関する概説」『オペレーションズ・リサーチ』第67巻第3号、2022年[24]
- 「熊谷尚夫と経済学の方法」、阪本尚文編『知の梁山泊 草創期福島大学経済学部の研究』, 八朔社, 第2章, 69-101, 2022年
- 「リスク選好・時間選好・社会的選好の相互依存性」, 『行動経済学』, 16, 1-16, 2023年[25]
- 「リスク選好の安定性:実験室実験による検証」, 『行動経済学』, 17, 61-76, 2025年(with 瀧澤弘和・田島直也)[26]
翻訳
[編集]- ブライアン・アーサー「複雑系の経済学を解明する収穫逓増の法則」, ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス, 1997年1月号, 5-16.[27]
- Friedman and Sunder, 川越敏司・内木哲也・森徹・秋永利明 訳『実験経済学の原理と方法』(同文舘出版, 1999年)
- スティーブン・J・ブラムス『旧約聖書のゲーム理論~ゲーム・プレーヤーとしての神~』(東洋経済新報社, 2006年)
- ロス・M・ミラー 川越敏司監訳, 望月衛訳『実験経済学入門~完璧な金融市場への挑戦~』(日経BP社、2006年)
- ロナルド・ナッシュ, 川越敏司訳『幼子の救い-悲しむ親への慰め-』(新教出版社, 2008年)
- ケン・ステイグリッツ, 川越敏司・小川一仁・佐々木俊一郎訳『オークションの人間行動学~最新理論からネットオークション必勝法まで~』(日経BP社, 2008年)
- キャシー・ブラック, 川越敏司・飯野由里子・森壮也訳『癒しの説教学~障害者と相互依存の神学』(教文館, 2008年)
- チャールズ・シェルドン, 川越敏司・堀繭子訳『みあしのあと 主イエスならどうなさるか?』(新教出版社, 2008年)
- G. ロイド・カー/グウェンドリン・ C. カー, 川越敏司訳『自殺者の遺族として生きる―キリスト教的視点』(新教出版社, 2010年)
- ハーバート・ギンタス, 川越敏司・成田悠輔・小川一仁・佐々木俊一郎訳『ゲーム理論による社会科学の統合』(NTT出版, 2011年)
- イツァーク・ギルボア, 川越敏司・佐々木俊一郎訳『意思決定理論入門』(NTT出版,2012年)
- フランセスコ・グァラ, 川越敏司訳『科学哲学から見た実験経済学』(日本経済評論社, 2013年)
- イツァーク・ギルボア『不確実性下の意思決定理論』(勁草書房,2014年)
- マイケル・チェ, 川越敏司訳『ジェイン・オースティンに学ぶゲーム理論 恋愛と結婚をめぐる戦略的思考』(NTT出版, 2017年)
- ピーター・モファット『経済学のための実験統計学』(勁草書房, 2018年)
- N. Jacquemet・O. L’Haridon, 川越 敏司訳『実験経済学 研究と実践の手引き』(朝倉書店, 2024年)
参考サイト
[編集]- Google Scholar [28]
- 個人ページ [29]
- ブログ [30]
- X(旧twitter) [31]
- 「自白と黙秘、囚人はどっちが得? ゲーム理論入門」、夢ナビ講義、2013年、 [32]
- 「「意思決定」を科学する」、Schoo - 大人たちがずっと学び続ける生放送コミュニティ, オンライン講演会、2020年 [33]
- 行動経済学ゆるゆる配信 第27回「教えて!川越先生【実験経済学編】 [34]
出典・外部リンク
[編集]- ^ Google Scholarによる
- ^ 「もともと歴史に興味があり、歴史を動かす原動力は何かということに興味を持って調べているうちに、マルクスの唯物史観を知り、歴史の運動法則を知るためには社会の下部構造である経済を知らなければならないということで、『資本論』を手にしたのである」と「熊谷尚夫と経済学の方法」, p.100に記されている
- ^ 「大学進学を考える際には、マルクス経済学の教授陣が充実している大学ということで迷わず福島大学を選んだ。」と「熊谷尚夫と経済学の方法」, p.100に記されている。
- ^ 『実験経済学』, vii-viii
- ^ 『実験経済学』, viii
- ^ "Can the Pivotal Mechanism induce truth-telling? An experimental study", Public Choice, Vol.108, Issue 3/4, 331-354, 2001年
- ^ "Guilt Aversion Revisited: An Experimental Test of a New Model," Journal of Economic Behavior and Organization, vol.102, 1-9. 2014年
- ^ 『実験経済学』, iii
- ^ https://www.pixiv.net/users/7801728
- ^ https://www.rease.e.u-tokyo.ac.jp/index.html
- ^ https://note.com/yagena/n/n1ab15a578de7?magazine_key=m407c782926d7
- ^ https://shinryou.dousou.fukushima-u.ac.jp/article/iiduka
- ^ https://www.ipsj.or.jp/award/yamashita1997.html
- ^ チェス・プロブレムについては、 Chess Problem Database Server https://pdb.dieschwalbe.de/search.jsp?expression=A%3D%27kawagoe%27 Yet another chess problem database https://www.yacpdb.org/#search/ODg4ODg4ODgvS2F3YWdvZSwgVG9zaGlqaS8vLy8vLy8vLy8vLy8xLzEvMS8w/1 を参照。詰将棋については、『詰将棋パラダイス』に作品が掲載されている。
- ^ 主に、The Ekphrastic Review https://www.ekphrastic.net/ に作品が掲載されている。また、the Society of Classical Poetsでは、英語俳句がthe 21 Best Haiku of 2021に選ばれている。 https://classicalpoets.org/2021/09/05/the-21-best-haiku-of-2021/
- ^ https://www.fun.ac.jp/%7Ekawagoe/language.html
- ^ https://www.fun.ac.jp/%7Ekawagoe/myself.html
- ^ https://www.fun.ac.jp/%7Ekawagoe/disability.html
- ^ https://note.com/dourakusha
- ^ 『S-Fマガジン』2011年10月号「リーダーズ・ストーリィ」に、ショートショート「インディアン・ポーカー」が掲載されている。樹立社ショートショートコンテスト2012で「新しい国への扉」が5等星(応募者の中では2位)に入選している。ショートショート「懲役千年の刑」が第22回小説の虎の穴(『公募ガイド』)で佳作に選ばれている。
- ^ https://orsj.org/wp-content/or-archives50/pdf/bul/Vol.46_10_531.pdf
- ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbef/12/0/12_15/_pdf/-char/ja
- ^ https://ipss.repo.nii.ac.jp/record/288/files/sh21120106.pdf
- ^ https://orsj.org/wp-content/corsj/or67-3/or67_3_128.pdf
- ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbef/15/Special_issue/15_S1/_pdf/-char/ja
- ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbef/17/0/17_61/_pdf/-char/ja
- ^ https://diamond.bookpark.ne.jp/products/dhbl-hb199701-011
- ^ https://scholar.google.com/citations?user=MWBWSJAAAAAJ&hl=ja&oi=ao
- ^ https://www.fun.ac.jp/~kawagoe/index-j.html
- ^ http://rashi.cocolog-nifty.com/novel/
- ^ @ToshijiKawagoe
- ^ https://yumenavi.info/vue/lecture.html?gnkcd=g005688
- ^ https://schoo.jp/course/6504
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=EAUBtQo22LU
関連項目
[編集]- イツァーク・ギルボア - その著書を翻訳
- ハーバート・ギンタス - その著書を翻訳
- 飯野由里子 - 共訳者
- 池田信夫 - 共同研究者
- 小島武仁 - 共著者
- 塩沢由典 - 大学院時代の指導教官
- 下平尾勲 - 学部時代の指導教官
- 成田悠輔 - 共著者
- 松井彰彦 - 経済と障害に関する共同研究
- 安田洋祐 - 共著者