川村短期大学
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川村短期大学 | |
---|---|
大学設置 | 1952年 |
創立 | 1924年 |
廃止 | 2005年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人川村学園 |
本部所在地 | 東京都豊島区目白2-22-3 |
キャンパス |
目白2丁目キャンパス(東京都豊島区目白2-22-3) 目白3丁目キャンパス(東京都豊島区目白3-1-19) 長崎キャンパス(東京都豊島区長崎5-22-18) |
学部 |
生活学科 英文科[注 1] 保育科[注 2] |
川村短期大学(かわむらたんきだいがく、英語: Kawamura CollegeまたはKawamura Junior College)は、東京都豊島区目白2-22-3に本部を置いていた日本の私立大学である。1952年に設置され、2005年に廃止された。大学の略称は川短。
概要
[編集]大学全体
[編集]- 東京都豊島区に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人川村学園[1]。
- 1952年に開学、当初は学科数1、入学総定員80名。のちに学科増設により東京都豊島区にキャンパスを3箇所置き、最大で3学科を擁していたが、順次川村学園女子大学の学部に改組され、最終的には1学科体制となった。キャンパスは、JR山手線目白駅から程近い場所に本部が、西武池袋線東長崎駅が最寄りの地に長崎校舎がそれぞれ置かれていた。
- 2003年度の入学生を最後に[注釈 1]、2005年に短期大学としての使命を終える[2]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
[編集]- 川村短期大学の学是
- 教育理念:感謝の心
- 建学の精神:社会への奉仕
教育および研究
[編集]- 家政科を含めると生活学科が、専門教育の歴史が永い。衣食住に関する専門教育ほか栄養士の養成も執り行っていた。
- かつては保育者の養成も行っており、川村幼稚園をはじめとした併設園での教育実習も取り入れられていた。
- 一般教育科目に「映画の中の女性」と称した科目があった。
学風および特色
[編集]- 1924年に創立された川村女学院が起源となっており、その伝統から開学当初より女子を対象とした教育を執り行っていた。
- 学生に対して「川村オリジナルシステム手帳」が与えられた。
沿革
[編集]- 1924年
- 川村女学院を創設[3]。
- 1929年
- 旧制川村女学院高等専攻科を置く。
- 1952年
- 1953年
- 1955年
- 1960年
- 三芳運動場が開設される。
- 1963年
- 1976年
- 1977年
- 1980年
- 創立55周年を記念として蓼品山荘が竣工される。
- 1984年
- 創立60周年を記念に新講堂が竣工される。
- 1985年
- 英文科の新校舎が竣工される。
- 1986年
- 1990年
- 1991年
- 1992年
- 2000年
- 2000年代
- 4月1日 生活学科の入学定員を268→190に減員。
- 2003年
- 2005年
基礎データ
[編集]所在地
[編集]- 目白2丁目キャンパス(東京都豊島区目白2-22-3)
- 目白3丁目キャンパス(東京都豊島区目白3-1-19)
- 長崎キャンパス(東京都豊島区長崎5-22-18)
象徴
[編集]- 川村短期大学のカレッジマークは右記資料を参照[3]。
年度 | 家政科[注釈 4] | 保育科 | 英文科 | 参照および備考 |
---|---|---|---|---|
1954年 | 138 | 35 | - | [26] |
1958年 | 171 | 67 | - | [27] |
1959年 | 253 | 80 | - | [28] |
1960年 | 324 | 98 | - | [29] |
1961年 | 301 | 93 | - | [30] |
1962年 | 294 | 94 | - | [31] |
1963年 | 304 | 100 | 66 | [32] |
1964年 | 266 | 91 | 114 | [33] |
1965年 | 372 | 98 | 130 | [34] |
1966年 | 537 | 136 | 191 | [35] |
1967年 | 567 | 190 | 206 | [36] |
1968年 | 541 | 213 | 199 | [37] |
1970年 | 504 | 171 | 184 | [38] |
1971年 | 487 | 172 | 174 | [39] |
1972年 | 447 | 178 | 175 | [40] |
1973年 | 432 | 178 | 174 | [41] |
1975年 | 491 | 196 | 188 | [42] |
1976年 | 510 | 211 | 209 | [43] |
1977年 | 528 | 218 | 224 | [44] |
1978年 | 577 | 235 | 256 | [45] |
1979年 | 625 | 236 | 261 | [46] |
1980年 | 605 | 212 | 235 | [47] |
1981年 | 612 | 204 | 236 | [48] |
1982年 | 634 | 199 | 241 | [49] |
1983年 | 658 | 198 | 237 | [50] |
1984年 | 656 | 199 | 236 | [51] |
1985年 | 646 | 193 | 238 | [52] |
1986年 | 694 | 154 | 272 | [53] |
1987年 | 753 | 112 | 309 | [54] |
1988年 | 779 | 101 | 305 | [55] |
1989年 | 767 | 98 | 303 | [56] |
1990年 | 757 | 95 | 202 | [57] |
1991年 | 719 | 48[注 8] | 324 | [58] |
1992年 | 670[注 9] | - | 397 | [注 10] |
1993年 | 676[注 11] | - | 439 | [61] |
1994年 | 695 | - | 466 | [62] |
1995年 | 737 | - | 494 | [63] |
1996年 | 765 | - | 510 | [64] |
1997年 | 741 | - | 510 | [65] |
1998年 | 738 | - | 503 | [66] |
1999年 | 752 | - | 412 | [67] |
教育および研究
[編集]組織
[編集]学科
[編集]専攻科
[編集]- なし
別科
[編集]- 家政専修第二部 入学定員40名[71]
取得資格について
[編集]研究
[編集]学生生活
[編集]部活動・クラブ活動・サークル活動
[編集]- 川村短期大学で活動していたクラブ活動。
学園祭
[編集]スポーツ
[編集]- ゴルフ部がとりわけ盛んであり、日本女子学生ゴルフ協会の大会で団体優勝3回の実績がある。
大学関係者と組織
[編集]大学関係者一覧
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歴代学長
著名な出身者
[編集]- ※ 五十音順
- 海老名美どり - タレント。海老名香葉子の長女。
- 鈴木淑子 - 競馬ジャーナリスト。
- 仁香 - ファッションモデル。
- 西島三重子 - シンガーソングライター。途中で和光大学芸術学科に編入。
- 長谷川京子 - モデル・女優。生活科学科。
- 山田邦子 - タレント、お笑い芸人。1981年家政科(後の生活学科)卒業。
施設
[編集]キャンパス
[編集]- 使用学科:生活学科(食物・栄養コース、生活文化コース[74])
- 使用専攻科:なし
- 使用附属施設:なし
目白3丁目キャンパス
[編集]- 使用学科:英文科[74]
- 使用専攻科:なし
- 使用附属施設:なし
長崎キャンパス
[編集]- 使用学科:生活学科(生活情報コース)[74]
- 使用専攻科:なし
- 使用附属施設:なし
- 設備:
寮
[編集]- あり[74]。
対外関係
[編集]系列校
[編集]卒業後の進路について
[編集]編入学・進学実績
[編集]- 後に併設された川村学園女子大学への編入学制度があった。ちなみに、それ以外では、以下の実績一例がある
- 生活学科:女子栄養大学・淑徳大学・昭和女子大学ほか[85]
- 英文科:埼玉大学・青山学院大学・清泉女子大学・東京経済大学・東京女子大学・立教大学ほか[85]
注釈
[編集]注釈グループ
[編集]補足
[編集]- ^ 1999年度学生募集最終。
- ^ 1990年度学生募集最終。
- ^ 現在の文部科学省。
- ^ 出典[16]
- ^ 川村学園女子大学へ一部譲渡のため平成3年度より学生募集停止[18][19]。
- ^ 出典[18][19]。
- ^ 1954年度についてはその年度(月日は不詳だが、1955年3月以前のデータ)、1958年度以降の学生数はその該当年度の5月1日時点でのデータである。学生は全員、女子である。
- ^ 募集停止
- ^ うち生活学科335[59]
- ^ 出典[60]。女1,067(うち1年生553)[59]
- ^ 生活学科に完全統合
- ^ 最終募集となった2003年における体制[68]。
- ^ 最終募集となった1999年における体制[69]。
- ^ 最終募集となった1990年における体制[70][20]。
- ^ 出典[72][73][74][75]。
- ^ 出典[77][78][79][80]
- ^ 出典[76][81]
- ^ 学校法人川村学園本部となっている。
出典
[編集]- ^ a b 文教協会'2004.
- ^ a b 文教協会'2006.
- ^ a b 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 86.
- ^ 短期大学一覧 昭和27年度 (短期大学資料 ; 第5号)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和28年度 (短期大学資料)より。
- ^ 現行法規総覧 第10編 厚生3より。
- ^ 川村短期大学別科設置についてより。
- ^ 短期大学一覧 昭和30年度 (短期大学資料 ; 第13号)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和38年度 (短期大学資料)より。
- ^ 短期大学教育 (33)より。
- ^ 短期大学教育 (34)より。
- ^ 文部省大学局技術教育課'1976.
- ^ 川村短期大学別科の廃止についてより。
- ^ 文教協会'1986.
- ^ 大学資料 (99)より。
- ^ 短期大学教育 (42)より。
- ^ 短期大学教育 (43)より。
- ^ a b 文教協会'1991.
- ^ a b 文部省高等教育局'1991.
- ^ a b c 短期大学教育 (47)より。
- ^ a b c 短期大学教育 (48)より。
- ^ a b 文教協会'1992.
- ^ 短期大学教育 (49)より。
- ^ 文教協会'1993.
- ^ 旺文社'2000.05, p. 229.
- ^ 文部省'54, p. 1377.
- ^ 文部省'58, p. 19.
- ^ 文部省'59, p. 17.
- ^ 東京教育研究所'60, p. 21.
- ^ 文部省'61, p. 21.
- ^ 文部省'62, p. 24.
- ^ 文部省'63, p. 26.
- ^ 文部省'64, p. 26.
- ^ 文部省'65, p. 29.
- ^ 文部省'66, p. 30.
- ^ 文部省'67, p. 31.
- ^ 文部省'68, p. 33.
- ^ 文部省'70, p. 33.
- ^ 文部省'71, p. 33.
- ^ 文部省'72, p. 35.
- ^ 文部省'73, p. 36.
- ^ 文部省'75, p. 40.
- ^ 文部省'76, p. 40.
- ^ 文部省'77, p. 40.
- ^ 全国学校総覧 昭和54年版より。
- ^ 全国学校総覧 昭和55年版より。
- ^ 全国学校総覧 昭和56年版より。
- ^ 全国学校総覧 昭和57年版より。
- ^ 全国学校総覧 昭和58年版より。
- ^ 全国学校総覧 昭和59年版より。
- ^ 全国学校総覧 昭和60年版より。
- ^ 文部省'85, p. 52.
- ^ 文部省'86, p. 52.
- ^ 文部省'87, p. 53.
- ^ 文部省'88, p. 57.
- ^ 文部省'89, p. 58.
- ^ 文部省'90, p. 58.
- ^ 文部省'91, p. 60.
- ^ a b 旺文社'1992.9, p. 226.
- ^ 文部省'92, p. 60.
- ^ 文部省'93, p. 63.
- ^ 文部省'94, p. 65.
- ^ 文部省'95, p. 67.
- ^ 文部省'96, p. 68.
- ^ 文部省'97, p. 70.
- ^ 文部省'98, p. 62.
- ^ 文部省'99, p. 65.
- ^ 文教協会'2003.
- ^ 文教協会'1999.
- ^ 文教協会'1990.
- ^ 文部省大学局技術教育課'1976, p. 別科の項.
- ^ 晶文社'1995.04.
- ^ 廣潤社'1995.8.
- ^ a b c d e 梧桐書院'1998.3, p. 225.
- ^ 教学社'1995.
- ^ a b 文部省e, p. 38.
- ^ 晶文社'1989.4.
- ^ 廣潤社'1988.8.
- ^ 梧桐書院'1988.5.
- ^ 教学社'1987.7.
- ^ 教員の資格・給与・恩給詳解より。
- ^ 川村短期大学研究紀要より。
- ^ 川村短期大学研究紀要. 英語英文学より。
- ^ 人文科学研究紀要より。
- ^ a b 旺文社'2000.05, p. 440.
参考文献
[編集]教員養成機関
[編集]- 文部省大学学術局『教員養成課程認定大学短期大学一覧 : 附指定教員養成機関一覧. (昭和30年) / (編)』(PDF)文部省 。
全国学校総覧
[編集]- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和30年版』青葉書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和34年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和35年版』原書房 。
- 東京教育研究所/編『全国学校総覧 昭和36年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和37年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和38年版』東京教育研究所 。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和39年版』東京教育研究所 。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和40年版』東京教育研究所 。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和41年版』東京教育研究所 。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和42年版』東京教育研究所 。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和43年版』東京教育研究所 。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和44年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和46年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和47年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和48年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和49年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和51年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和52年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和53年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和61年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和62年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和63年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和64年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1990年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1991年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1992年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1993年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1994年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1995年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1996年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1997年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1998年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1999年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 2000年版』原書房 。
全国短期大学高等専門学校一覧
[編集]- 文部省『短期大学一覧 昭和51年度 (短期大学資料)』文部省大学局技術教育課 。
- 文部省『短期大学一覧 昭和52年度 (短期大学資料)』文部省大学局技術教育課 。
- 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 昭和61年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成2年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成3年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成4年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成5年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成11年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成12年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成15年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成16年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成18年』文教協会 。
全国短期大学一覧
[編集]- 文部省 高等教育局専門教育課『全国短期大学一覧 平成3年度』文部省高等教育局 。
日本の私立短期大学
[編集]- 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会『日本の私立短期大学』日本私立短期大学協会短期大学広報委員会 。
蛍雪時代
[編集]- 旺文社編集『全国短大&専修・各種学校受験年鑑'93年(短大蛍雪 1992年9月臨時増刊号)』旺文社 。
- 旺文社編集『短大・学科内容案内号 2001 2001年受験用』旺文社 。
短期大学受験案内(晶文社)
[編集]- 晶文社出版編集部/編集『全国短期大学受験案内 1990 '90年度用』晶文社 。
- 晶文社出版編集部/編集『全国短期大学受験案内 1996 '96年度用』晶文社 。
全国短期大学受験要覧(廣潤社)
[編集]- 広潤社編集部『全国短期大学受験要覧 昭和64年版』廣潤社 。
- 広潤社編集部『全国短期大学受験要覧. 平成8年版』廣潤社 。
短期大学案内(梧桐書院)
[編集]- 梧桐書院編集部『全国短期大学案内 昭和64年対策版』梧桐書院 。
- 梧桐書院編集部『全国短期大学案内 1999年版』梧桐書院 。
全国短期大学案内(教学社)
[編集]- 教学社 編集『全国短期大学案内 1988最新情報版』教学社 。
- 教学社出版センター/編集『全国短期大学案内 1996 '96』教学社 。