嶋津の森
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嶋津の森(しまづのもり)は和歌山県新宮市熊野川町嶋津にある森。
概要
[編集]熊野川の支川のひとつである北山川の中州にある森で、かつては人も住んでいたが嘉永5年(1852年)に流域を襲った洪水によって集落が流出[1]、その後は無人となっている。およそ60種類の植物が自生するが、これはこの洪水の際に流れ着いた種子などが元であると言われる[1]。
1986年(昭和61年)9月10日に熊野川町の天然記念物に指定され[2]、2005年(平成17年)の新宮市との合併に伴い新宮市天然記念物となったが、2011年(平成23年)に発生した台風12号による洪水で森の一部が流出したほか、内部に土砂や流木・ゴミが流れ込むなど大きな被害を受けた[1][3]。
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(国道から撮影)
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(南紀熊野ジオパーク 嶋津の筏師の道、付近から撮影)
脚注
[編集]- ^ a b c “台風12号の影響 土がたまり環境変わる 掃除には多くの人手が必要 新宮市熊野川町嶋津の自然林”. 紀南新聞 (2011年10月15日). 2012年7月10日閲覧。
- ^ “新宮市ガイド”. 新宮市 (2011年5月13日). 2012年7月10日閲覧。
- ^ “観光筏6床見つかる 北山川の中州「嶋津の森」で 新宮市”. 日本列島ふるさと新聞 (2011年10月13日). 2012年7月10日閲覧。
外部リンク
[編集]座標: 北緯33度53分0.7秒 東経135度53分56.9秒 / 北緯33.883528度 東経135.899139度