岡部道可
表示
岡部 道可(おかべ どうか、天正18年(1590年) - 貞享元年(1684年))は、江戸時代前期の武士、茶人。大聖寺藩士。
加賀金沢の出身。越前大野に住していたため、「大野道可」と言われる。堺の茶人・幽宅より皆伝をうけ、飛騨高山藩主金森可重の茶堂となり、(可重と親しい)古田織部に台子点前を伝授したという(「岐路弁疑」)が、これは父の話か。後に100石にて大聖寺藩士となり、織部流、遠州流の茶の湯を教えた。享年95歳。弟子に土屋宗俊、遠藤元閑(医者、明暦2年(1656年)に道可より茶の湯を学ぶ)がいる。
参考文献
[編集]- 横田八重美「遠藤元閑の板行茶書」
- 「岐路弁疑」『茶道古典全集 第4巻』淡交新社、1962年
- 末宗廣編『茶人系譜』河原書店、1977年