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岡田章雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1961年

岡田 章雄(おかだ あきお、1908年10月2日 - 1982年3月18日)は、日本歴史学者。中世後期から近世初頭にかけての日本と西洋の交流史が専門。東京大学史料編纂所教授を歴任。

経歴

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群馬県前橋市生まれ。1932年東京帝国大学文学部国史科卒[1]。1933年東京大学史料編纂所嘱託、1937年編纂官補、1954年助教授、1958年教授。1969年定年退官、1977年まで青山学院大学教授、同大学図書館長を務めた。児童読物も著した。1982年、脳出血のため死去[2]

太平洋戦争中の戦時ポスター収集家として知られ、コレクションは没後に国立国会図書館に寄贈されている。また、『くにのあゆみ』の執筆者の1人であった[3]

著書

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  • 南蛮宗俗考 地人書館 1942
  • 伽羅とサメ皮 日本と仏印むかしばなし 東宛書房 1943
  • 南蛮帳 鎖国前史の諸問題 黄河書院 1943
  • 三浦按針 創元社 1944
  • ぼくらの日本史 東京堂 1947
  • ぼくらの歴史研究 東京堂 1949
  • 南蛮船 大化書房 1949(大化歴史文庫)
  • きしゃのたびかごのたび 羽田書店 1950(こども絵文庫)
  • 乗物の歴史 中央公論社 1950(ともだち文庫)
  • 交通の発達 岩崎書店 1953(社会科全書)
  • 日本史ものがたり 筑摩書房 1953(小学生全集)
  • 徳川家康 金子書房 1954(少年少女新伝記文庫)、新版1977
  • 新井白石 講談社 1955(世界伝記全集)
  • キリシタン・バテレン 至文堂 1955(日本歴史新書)
  • 日本史の人びと 3 戦国の武士 筑摩書房 1955
  • わたしの家のアルバム 明治・大正・昭和ものがたり 筑摩書房 1957(小学生全集)
  • 天草時貞 吉川弘文館 1960(人物叢書)、新装版1986
  • 私の家のアルバム 筑摩書房 1962(新版小学生全集)
  • 日本人のこころ 筑摩書房 1962(新中学生全集)、改訂版1983
  • ニッポン四百年-外国人の見聞 日本放送出版協会 1964(NHKブックス
  • 幕末英人殺傷事件 筑摩書房 1964/「鎌倉英人殺害一件」有隣堂 1977(有隣新書)
  • 明治の東京 外国人の見聞記 桃源社 1965(桃源選書)
  • 南蛮史談 人物往来社 1967
  • 歴史名言集 日本編 ポプラ社 1968(世界名言集)
  • 日本のこころ 筑摩書房 1969、新版1978
  • バテレンの道 淡交社 1970
  • 私たちの日本史 1-6 偕成社 1972-1974、新版1986
  • 外国人の見た茶の湯 淡交社 1973(淡交選書)
  • 図説日本の歴史 10 キリシタンの世紀(責任編集)集英社 1975
  • キリシタン風土記 図会 毎日新聞社 1975
  • キリシタン大名 教育社歴史新書 1977/吉川弘文館 2015 (読みなおす日本史)
  • 茶の間の日本史 新人物往来社 1979
  • 日本史小百科 14 動物 近藤出版社 1979
  • 日本人の生活文化史 1 犬と猫 毎日新聞社 1980
  • 歴史家夜話(上下) 山川出版社 1980
  • 豊臣秀吉 ぞうりとりから戦国の英雄に 講談社火の鳥伝記文庫 1981
  • 岡田章雄著作集 全6巻 思文閣出版 1983-1984
  1. キリシタン信仰と習俗
  2. キリシタン風俗と南蛮文化
  3. 日欧交渉と南蛮貿易
  4. 外から見た日本
  5. 三浦按針
  6. 南蛮随想

編著

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  • 社会科歴史アルバム 近代日本のあゆみ 実業之日本社 1954
  • 日本の歴史 全12巻 豊田武和歌森太郎共編 読売新聞社 1959-1960
  • 外国人の見た日本 第2 幕末・維新(編)筑摩書房 1961
  • 人物・日本の歴史 第7 信長と秀吉(編)読売新聞社 1965
  • 日本史の人物像 第6 武家の世界(編)筑摩書房 1968

翻訳

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脚注

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  1. ^ 『官報』第1602号、昭和7年5月6日、p.134
  2. ^ 服部敏良『事典有名人の死亡診断 近代編』付録「近代有名人の死因一覧」(吉川弘文館、2010年)7頁
  3. ^ 五野井隆史「岡田章雄」(『国史大辞典 15』(吉川弘文館、1996年) ISBN 978-4-642-00515-9)P40

外部リンク

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