岐阜地区
岐阜地区(ぎふちく、岐阜地域(ぎふちいき)、又は岐阜)は、岐阜県中南部(美濃国中南部の岐阜市を中心とした地域の総称である。
市町村
[編集]岐阜市、各務原市、羽島市、瑞穂市、本巣市、山県市と、羽島郡(笠松町、岐南町)及び本巣郡(北方町)の6市2郡3町。
地形
[編集]北は福井県と接する山間部である。西は長良川、揖斐川で西濃に接する。南は木曽川で愛知県に接し、東は200~300mの山で中濃と接する。
気候
[編集]山間部は日本海側気候で一部地域は豪雪地帯、それ以外の地域は太平洋側気候、全域で内陸性気候を併せ持つ。冬季には伊吹おろしという北西からの季節風が吹く。
人口
[編集]人口779,990人、面積993.28km²、人口密度785人/km²。(2024年9月1日、推計人口)。岐阜県の人口の約4割以上を占める。そのうち岐阜市約40万人。
産業
[編集]岐阜市、羽島市、羽島郡、各務原市を中心にアパレル産業が盛んであったが、今は衰退しつつある。各務原市では川崎重工関連の航空産業がある。本巣市、瑞穂市、本巣郡では柿(特に富有柿)の栽培が、各務原市ではにんじんの栽培が盛んである。
岐阜都市圏
[編集]岐阜地区の中心は岐阜市であり、岐阜都市圏=岐阜地域とみなせるが(岐阜都市圏には揖斐郡大野町を含める部分が異なる)、柳ヶ瀬等の岐阜市の中心地の衰退は著しい。かつて岐阜市内に多数あった百貨店も、平成期に郊外の大型ショッピングモール建設や、名古屋市中心部の商業施設へ客足を奪われ、唯一残っていた岐阜髙島屋も2024年に閉店し、中心となる施設が無い商業地となった。近年は岐阜駅周辺、柳ヶ瀬の再開発が進められている。
交通
[編集]鉄道
[編集]バス
[編集]各市町のコミュニティバスは省略
道路
[編集]昭和の大合併の岐阜県の計画
[編集]1954年(昭和29年)に、岐阜県によって岐阜地区の市町村合併計画試案が発表された。この計画に準じて合併が協議されたという。実際の合併とは異なる箇所が多い。なお、市町の名は仮の名である。
- 各務市(仮):稲葉郡那加町+蘇原町+鵜沼町+各務村
- 稲羽町(仮):稲葉郡更木村+前宮村+羽島郡中屋村+川島村
- 岐阜市(仮):岐阜市+稲葉郡鏡島村+厚見村+日置江村+佐波村+羽島郡上羽栗村+下羽栗村+八剣村
- 笠松町(仮):羽島郡笠松町+柳津村
国政選挙における選挙区
[編集]参議院議員選挙では岐阜地区全域が岐阜県選挙区。衆議院議員総選挙では岐阜市のみ第1区、残りの地域は第3区となっている。
※詳細は各項を参照のこと。