山本新 (文明学者)
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山本新(やまもと しん、1913年 - 1980年)は、日本の文明学者。兄は牧師の山本和。
来歴
[編集]岡山県生まれ。1937年京都帝国大学哲学科卒。1960年「文明論」で法政大学文学博士。のち神奈川大学教授。在職中に死去。
はじめラインホルト・ニーバー、のちアーノルド・J・トインビーの影響を受けた。
著書
[編集]- ニーバーのマルクス主義批判 黎明書房 1949
- 暴力・平和・革命 ニーバーの社会変革論 弘文堂 1951
- 現代のディレンマ 板垣書店 1952
- 現代の政治的神話 正統と異端 創文社 1955
- 文明の構造と変動 創文社 1961
- トインビーと文明論の争点 勁草書房 1969 (哲学思想叢書)
- わかりやすいトインビー 経済往来社 1976
- トインビー 人類の知的遺産 74 講談社 1978.8
- 周辺文明論 欧化と土着 神川正彦,吉沢五郎編 刀水書房 1985.11 (刀水歴史全書)
共編
[編集]- 世界危機と現代思想 草薙正夫共編 理想社 1954
- 摂理と自由 キリスト教歴史論 ローガン・ファックス共編 理想社 1954
- 伝統と変革 信太正三共編 創文社 1961 (神奈川叢書)
- トインビー入門 秀村欣二共編 経済往来社 1970
- トインビーの宗教観 第三文明社 1974 (レグルス文庫)
- トインビーのアジア観 第三文明社 1975 (レグルス文庫)
- トインビーの歴史観 第三文明社 1976 (レグルス文庫)
- アジアの抵抗 神奈川大学山本ゼミナール 1978.5
- トインビーの中国観 秀村欣二共編 社会思想社 1978.8 (現代教養文庫)