山川拓馬
| ||||
---|---|---|---|---|
選手情報 | ||||
ラテン文字 | Takuma Yamakawa | |||
国籍 | 日本 | |||
競技 | 陸上競技 | |||
種目 | 長距離走 | |||
大学 | 駒澤大学経営学部 | |||
生年月日 | 2003年7月30日(21歳) | |||
出身地 | ・長野県上伊那郡箕輪町 | |||
身長 | 169cm | |||
体重 | 54kg | |||
自己ベスト | ||||
5000m | 13分56秒92(2023年) | |||
10000m | 28分36秒98(2024年) | |||
ハーフマラソン | 1時間01分36秒(2023年) | |||
編集 |
山川 拓馬(やまかわ たくま、2003年7月30日 - )は、日本の陸上競技選手。長野県上伊那郡箕輪町出身。駒澤大学経営学部在学中。陸上競技部に所属し、専門種目は長距離走。
経歴
[編集]大学時代
[編集]大学1年次
[編集]2022年11月6日の第54回全日本大学駅伝で4区を担当し、三大駅伝初出場を果たす。3区・山野力から先頭で襷を受けると、1年生ながらいきなり区間賞を獲得する快走を見せた[1]。駒大は3連覇を果たし、大会記録も4分以上更新した[2][3]。
2023年1月2日、3日の第99回箱根駅伝では5区に出走。4区・鈴木芽吹から2位とわずか1秒差の1位で襷を受けると、2km手前から2位の青学大を一気に引き離し単独トップへ立つ。その後中央大に一時15秒差まで迫られたものの、そのまま逃げ切りトップでフィニッシュ。19年ぶり4回目となる往路優勝のゴールテープを切った[4][5][6]。 翌日の復路でも5人全員が堅実な走りで2位・中央大との差を徐々に広げ、2年ぶり8回目の総合優勝(完全優勝)及び史上5校目となる大学駅伝三冠を達成した[7][8]。
2月5日に行われた香川丸亀国際ハーフマラソンでは、1時間01分36秒のタイムで12位に入った[9]。
大学2年次
[編集]2023年10月9日の第35回出雲駅伝では3区を担当。区間2位の好走で2位との差を18秒広げる[10][11]。駒大は2時間07分51秒の大会新記録で連覇を達成した[12][13]。
11月5日の第55回全日本大学駅伝では8区に出走。トップで襷を受けると後続を全く寄せ付けない走りで区間賞を獲得し、4連覇のゴールテープを切った[14][15]。
2024年1月2日、3日の第100回箱根駅伝では4区に出走し、トップと4秒差の2位で襷を受ける。だが序盤から苦しい走りとなり、青学大・佐藤一世に差を大きく広げられる。5区以降も差を詰めることができず総合2位(往路2位、復路2位)に終わり、連覇及び2年連続の三冠はならなかった[16]。
大学3年次
[編集]6月8日の第29回東海大学長距離競技会10000m3組に出場し2年次の箱根駅伝以来5か月ぶりにレースに復帰した。29分10秒72の組トップの走りで従来の自己ベストを1分以上更新した[17]。
10月14日の第36回出雲駅伝では昨年に続き3区を担当。2年連続の日本人トップとなる区間2位の走りで順位を6位から2位に4つ上げ、4区の伊藤蒼唯にタスキリレー[18]。駒大は最終6区で國學院大との優勝争いに敗れ、3連覇を逃した[19]。
11月3日の第56回全日本大学駅伝では昨年に続き8区を担当し、青学大と2分37秒差の3位で襷を受ける。山川は前半からハイペースで入り前との差を大きく詰めると、残り1kmで青学大・塩出翔太をかわして2位に上がる。最終的に57分09秒(日本人歴代2位)の快走で区間賞を獲得したが、惜しくも國學院大に届かず史上初の5連覇はならなかった[20][21][22]。
戦績・記録
[編集]大学三大駅伝戦績
[編集]学年 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
---|---|---|---|
1年生 (2022年度) |
第34回 ― - ― 出走なし |
第54回 4区-区間賞 33分41秒 |
第99回 5区-区間4位 1時間10分45秒 |
2年生 (2023年度) |
第35回 3区-区間2位 24分20秒 |
第55回 8区-区間賞 58分10秒 |
第100回 4区-区間6位 1時間02分32秒 |
3年生 (2024年度) |
第36回 3区-区間2位 23分52秒 |
第56回 8区-区間賞 57分09秒 |
第101回 |
自己ベスト
[編集]- 5000m - 13分56秒92(2023年7月15日:第2回富士裾野トラックミート)
- 10000m - 28分36秒98(2024年7月14日:関東学生網走夏季記録挑戦競技会)
- ハーフマラソン - 1時間01分36秒(2023年2月5日:第75回香川丸亀国際ハーフマラソン)
脚注
[編集]- ^ 駒大ルーキー山川拓馬「緊張」も4区区間賞デビュー!3連覇へ「いい順位で渡せた」/全日本大学駅伝 月陸Online(2022年11月6日)
- ^ 【全日本大学駅伝】完勝で3冠王手の駒大、3度目の正直なるか 過去2度の3冠アタックは箱根2位 スポニチ(2022年11月6日)
- ^ 全日本3連覇!駒大初の大学駅伝3冠へ王手 コマスポ(2022年11月12日)
- ^ 駒大往路Vの立役者 1年生クライマー山川拓馬「高校入学時から“山の神”になりたいと思っていた」 月陸Online(2023年1月2日)
- ^ 【箱根駅伝】駒大が往路V、1年生山川拓馬が5区力走「絶対に1位でゴールすると決めていた」 日刊スポーツ(2023年1月2日)
- ^ 【箱根駅伝の裏側】駒澤・5区山川拓馬 初の山上りで力走できたワケ 4年生の給水と合宿での準備 日テレNEWS(2023年2月10日)
- ^ 駒大、史上5校目の3冠達成!大八木監督の悲願「三度目の正直」で令和の常勝軍団に 日刊スポーツ(2023年1月3日)
- ^ 駒澤大が箱根駅伝優勝で3冠達成。勝因は全区間5位以内の選手層の厚さと、山の区間での思い切った1年生起用にあった web Sportiva(2023年1月5日)
- ^ 丸亀ハーフで箱根ランナーたちが快走 “山の妖精”山本唯翔など5区経験者が好タイム 日テレNEWS(2023年2月6日)
- ^ 第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走 第3区 区間記録
- ^ 駒大2年生・山川拓馬がエース区間を快走!「田澤さんの記録まで行きたかった」 月陸Online(2023年10月10日)
- ^ 第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走 総合成績
- ^ 駒大、大会記録更新2年連続5度目の優勝!史上初の3大駅伝2年連続3冠へ盤石発進 日刊スポーツ(2023年10月9日)
- ^ 秩父宮賜杯 第55回 全日本大学駅伝対校選手権大会
- ^ 【全日本大学駅伝】駒大4連覇!1区から首位譲らぬ完全優勝、箱根に勝てば史上初の2季連続3冠 日刊スポーツ(2023年11月5日)
- ^ 「箱根はやはり別物」駒沢大・藤田監督、3冠逃し「どうしても選手に疲労」で2位 讀賣新聞オンライン(2024年1月3日)
- ^ “駒大の山川拓馬が箱根駅伝以来、約5か月ぶりにレース復帰 藤田監督は「体調に問題ありません」”. スポーツ報知. 2024年6月9日閲覧。
- ^ “駒大の3区・山川拓馬は区間2位で伊藤蒼唯へつなぐ 青学大は黒田朝日がトップでタスキリレー…出雲駅伝”. スポーツ報知 (2024年10月14日). 2024年10月19日閲覧。
- ^ 駒大は2位で3連覇ならず ブレーキなくつなぐも決め手欠く 月陸Online(2024年10月14日)
- ^ 秩父宮賜杯 第56回全日本大学駅伝対校選手権大会
- ^ 駒大・山川拓馬が8区で57分09秒!!渡辺康幸に迫る日本人歴代2位 藤田監督「ビックリした」 月陸Online(2024年11月3日)
- ^ 駒大は猛反撃2位 史上初5連覇届かず 大八木総監督は山川に「よくやった」 スポニチ(2024年11月3日)
関連項目
[編集]- 大八木弘明 - 駒澤大学陸上競技部総監督、前監督
- 藤田敦史 - 駒澤大学陸上競技部監督
- 田澤廉 - 3学年先輩、2021年度主将
- 山野力 - 3学年先輩、2022年度主将
- 白鳥哲汰 - 2学年先輩
- 鈴木芽吹 - 2学年先輩、2023年度主将
- 花尾恭輔 - 2学年先輩
- 安原太陽 - 2学年先輩
- 青柿響 - 2学年先輩
- 篠原倖太朗 - 1学年先輩、2024年度主将
- 佐藤圭汰 - 同学年
- 伊藤蒼唯 - 同学年