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山口県北部地震

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山口県北部地震
山口県北部地震の位置(日本内)
山口県北部地震
益田
益田
山口県北部地震 (日本)
山口県北部地震の位置(山口県内)
山口県北部地震
地震の震央の位置を示した地図
本震
発生日 1997年6月25日
発生時刻 18時50分12.7秒(JST
震央 日本の旗 日本 山口県阿武郡阿東町(現山口市
北緯34度26.4分 東経131度39.9分 / 北緯34.4400度 東経131.6650度 / 34.4400; 131.6650座標: 北緯34度26.4分 東経131度39.9分 / 北緯34.4400度 東経131.6650度 / 34.4400; 131.6650
震源の深さ 8 km
規模    気象庁マグニチュード Mj6.6/モーメントマグニチュード Mw5.9[1]
最大震度    震度5強:島根県益田市
津波 なし
地震の種類 大陸プレート内地震
右横ずれ断層
前震
回数 なし
余震
最大余震 6月26日01時34分(JST),M4.3,最大震度2[2]
被害
死傷者数 軽傷者2人
被害地域 山口県、島根県
出典:特に注記がない場合は気象庁[3]による。
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
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山口県北部地震(やまぐちけんほくぶじしん)とは、1997年(平成9年)6月25日18時50分頃に発生した山口県北部の島根県との県境付近で発生した地震である。地震の規模Mjma6.6[3]Mw5.9[1])で、20世紀以降、山口県内を震源とする地震の中では最大規模である。

地震のメカニズム

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震源の深さが8kmと浅いことから地殻内で発生した地震と推定されている。東西に圧縮軸を持つ、北東から南西走向のほぼ鉛直な右横ずれ断層と推定されており、地表地震断層は現れなかった事から、迫田-生雲断層の一部が地下深部にて活動した事よる地震であると考えられている。余震域の大きさは幅約10km、長さ約10kmであった[4]

地震動

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島根県西部で最大震度5強を観測したほか、近畿地方から九州地方にかけて震度1以上の揺れを観測した。

震度5弱以上が観測された市町村[注釈 1]
震度 都道府県 市町村
5強 島根県 益田市
4 島根県 松江市出雲市雲南市
広島県 三次市
山口県 萩市下関市山口市
福岡県 久留米市

震害

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山口県阿東町の生雲田野中地区が被害の中心であった。家屋5棟が全半壊した他、山口県内で243棟が一部損壊の被害を受けた。また、島根県で5棟が、広島県でも1棟の家屋が一部損壊した[4]。人的被害としては、倒れてきた食器棚に頭をぶつけたり、落ちてきた蛍光灯を踏んだりして女性2人が軽傷を負った。ライフラインの被害としては、水道はむつみ村で20戸が断水し、須佐町や阿東町・むつみ村で濁るなどした。また、県道310号線などで土砂崩れや路面のひび割れなどが発生し一時通行止めとなった。その他、阿東町ではほとんどの墓石が倒壊した[5]

脚注

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注釈

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  1. ^ 同一市町村にある複数の観測点で震度階級が異なる場合には、震度が最も大きい観測点についてのみ掲載。

出典

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