尾花沢市
表示
おばなざわし 尾花沢市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
銀山温泉街 | |||||
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 山形県 | ||||
市町村コード | 06212-0 | ||||
法人番号 | 8000020062120 | ||||
面積 |
372.53km2 | ||||
総人口 |
13,133人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 35.3人/km2 | ||||
隣接自治体 |
東根市、村山市、最上郡最上町、舟形町、北村山郡大石田町 宮城県:仙台市、加美郡加美町、色麻町 | ||||
市の木 | ケヤキ(ツキを含む) | ||||
市の花 | ツツジ | ||||
尾花沢市役所 | |||||
市長 | 結城裕 | ||||
所在地 |
〒999-4292 山形県尾花沢市若葉町一丁目2番3号 北緯38度36分02秒 東経140度24分20秒 / 北緯38.60064度 東経140.40567度座標: 北緯38度36分02秒 東経140度24分20秒 / 北緯38.60064度 東経140.40567度 尾花沢市役所 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
尾花沢市(おばなざわし)は、山形県の北東部、村山地方に位置する市。尾花沢牛と尾花沢スイカの産地で知られる。1959年(昭和34年)市制施行。
地理
[編集]隣接している自治体・行政区
[編集]- 山形県
気候
[編集]寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。
尾花沢(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 11.9 (53.4) |
17.5 (63.5) |
20.0 (68) |
29.0 (84.2) |
33.4 (92.1) |
32.6 (90.7) |
36.2 (97.2) |
35.9 (96.6) |
34.6 (94.3) |
28.8 (83.8) |
23.7 (74.7) |
18.7 (65.7) |
36.2 (97.2) |
平均最高気温 °C (°F) | 1.7 (35.1) |
2.7 (36.9) |
6.4 (43.5) |
14.0 (57.2) |
20.4 (68.7) |
23.8 (74.8) |
26.9 (80.4) |
28.4 (83.1) |
24.5 (76.1) |
18.2 (64.8) |
11.0 (51.8) |
4.2 (39.6) |
15.2 (59.4) |
日平均気温 °C (°F) | −1.0 (30.2) |
−0.7 (30.7) |
2.1 (35.8) |
8.2 (46.8) |
14.6 (58.3) |
19.0 (66.2) |
22.5 (72.5) |
23.7 (74.7) |
19.6 (67.3) |
13.1 (55.6) |
6.6 (43.9) |
1.3 (34.3) |
10.8 (51.4) |
平均最低気温 °C (°F) | −4.1 (24.6) |
−4.3 (24.3) |
−2.1 (28.2) |
2.8 (37) |
9.3 (48.7) |
14.9 (58.8) |
19.1 (66.4) |
19.9 (67.8) |
15.5 (59.9) |
8.5 (47.3) |
2.6 (36.7) |
−1.5 (29.3) |
6.7 (44.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −16.3 (2.7) |
−15.5 (4.1) |
−12.3 (9.9) |
−7.6 (18.3) |
−0.9 (30.4) |
5.3 (41.5) |
5.8 (42.4) |
10.2 (50.4) |
3.4 (38.1) |
−1.0 (30.2) |
−7.4 (18.7) |
−17.4 (0.7) |
−17.4 (0.7) |
降水量 mm (inch) | 165.3 (6.508) |
98.4 (3.874) |
80.7 (3.177) |
68.4 (2.693) |
78.4 (3.087) |
105.6 (4.157) |
174.0 (6.85) |
148.9 (5.862) |
128.9 (5.075) |
120.5 (4.744) |
155.2 (6.11) |
197.1 (7.76) |
1,538.5 (60.571) |
降雪量 cm (inch) | 322 (126.8) |
231 (90.9) |
145 (57.1) |
17 (6.7) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
18 (7.1) |
216 (85) |
948 (373.2) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 23.2 | 19.3 | 16.6 | 11.8 | 10.4 | 10.0 | 12.7 | 11.8 | 12.5 | 13.7 | 17.6 | 22.2 | 182.5 |
平均月間日照時間 | 38.0 | 62.0 | 108.3 | 169.4 | 200.0 | 179.0 | 154.6 | 188.5 | 141.7 | 119.5 | 83.6 | 40.8 | 1,485.3 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[注 1] |
歴史
[編集]- 1658年(万治元年) - 尾花沢代官陣屋が置かれる。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制が施行され、北村山郡尾花沢村、福原村、宮沢村、玉野村、常盤村が各成立。
- 尾花沢村 ← 尾花沢村、牛房野村、二藤袋村、朧気村
- 福原村 ← 野黒沢村、芦沢村、毒沢村、名木沢村、南沢村、寺内村、荻袋村
- 宮沢村 ← 押切村、正厳村、丹生村、高橋村、行沢村、中島村、岩谷沢村、市野々村、富山村
- 玉野村 ← 原田村、上柳渡戸村、下柳渡戸村、銀山新畑村、上ノ畑村、母袋村、鶴巻田村、北郷村
- 常盤村 ← 延沢村、細野村、畑沢村、鶴子村、六沢村
- 1897年(明治30年)7月26日 - 尾花沢村が町制を施行して尾花沢町となる。
- 1954年(昭和29年)10月1日 - 尾花沢町、福原村、宮沢村、玉野村、常盤村が合併し、尾花沢町となる。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 村山市大字五十沢字中五十沢および横内を尾花沢町に編入。
- 1959年(昭和34年)4月10日 - 尾花沢町が市制施行して尾花沢市となる。
- 2019年(令和元年)5月1日 - 市役所新庁舎が開庁する。
- 2020年(令和2年)7月29日 - 令和2年7月豪雨により最上川が氾濫し、大石田町にある浄水場が水没したため市内の大部分で断水[注 2]。同日付で他市町村とともに災害救助法が適用[注 3]。
行政
[編集]- 市長:結城裕(2022年8月12日 - 、1期目)
歴代市長
[編集]代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 奥山英悦 | 1959年(昭和34年)4月10日 | 1974年(昭和49年)10月14日 | |
2 | 田中宇七 | 1974年(昭和49年)10月15日 | 1975年(昭和50年)7月20日 | |
3 | 菅原連蔵 | 1975年(昭和50年)9月8日 | 1978年(昭和53年)6月30日 | |
4 | 星川保松 | 1978年(昭和53年)8月13日 | 1986年(昭和61年)7月 | |
5 | 星川剛 | 1986年(昭和61年)8月12日 | 1998年(平成10年)8月11日 | |
6 | 小野紀男 | 1998年(平成10年)8月12日 | 2010年(平成22年)8月11日 | |
7 | 加藤国洋 | 2010年(平成22年)8月12日 | 2018年(平成30年)8月11日 | |
8 | 菅根光雄 | 2018年(平成30年)8月12日 | 2022年(令和4年)8月11日 | |
9 | 結城裕 | 2022年(令和4年)8月12日 | 現職 |
議会
[編集]市議会
[編集]→詳細は「尾花沢市議会」を参照
人口
[編集]東北地方の市の中では最小の人口の自治体である。山形県内の高畠町、庄内町、河北町よりも人口が少ない。
尾花沢市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 尾花沢市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 尾花沢市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
尾花沢市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
経済
[編集]郵便局
[編集]- 尾花沢郵便局(集配局)
- 玉野郵便局(集配局)
- 福原郵便局(集配局)
- 延沢郵便局
- 宮沢郵便局
- 寺内簡易郵便局
- 名木沢簡易郵便局
- 中島簡易郵便局
金融機関
[編集]姉妹都市
[編集]教育
[編集]- 高等学校
- 中学校
- 尾花沢市立福原中学校
- 尾花沢市立尾花沢中学校(2012年-尾花沢市立宮沢中学校・2015年-尾花沢市立常盤中学校を統合、2020年-尾花沢市立玉野中学校を統合)
- 小学校
- 尾花沢市立福原小学校(2014年4月-尾花沢市立福原中部小学校、尾花沢市立荻袋小学校、尾花沢市立寺内小学校、尾花沢市立名木沢小学校を統合)
- 尾花沢市立宮沢小学校
- 尾花沢市立尾花沢小学校
- 尾花沢市立玉野小学校(2016年4月-尾花沢市立上柳小学校を統合)
- 尾花沢市立常盤小学校(2020年4月-尾花沢市立鶴子小学校を統合)
交通
[編集]鉄道路線
[編集]この他に北大石田駅が大石田町との境界付近に位置しているが、どちらも市の中心部から離れている。JTB時刻表によると、尾花沢バス停(山交バス尾花沢待合所)が中心駅の扱いとなっている。なお、1970年(昭和45年)までは大石田駅から山形交通尾花沢線が尾花沢駅までを結んでいた。
都市間バス路線
[編集]都市間バスは山交バス運行による2路線がある。昼行便の特急48ライナーは仙台とを結ぶ利用のほか、鉄道のある新庄・村山への連絡としても利用できる。TOKYOサンライズ号は夜行便である。
- 特急48ライナー:新庄駅前 - 尾花沢待合所 - 村山駅前 - 仙台駅前
- TOKYOサンライズ号:新庄駅前 - 尾花沢待合所 - 東京(東京駅)
一般路線バス
[編集]道路
[編集]- 一般県道
- 山形県道120号東根尾花沢線
- 山形県道121号尾花沢大石田線
- 山形県道123号荻袋大浦線
- 山形県道124号荻袋正厳線
- 山形県道187号芦沢停車場実栗屋線
- 山形県道188号銀山温泉線
- 山形県道301号鶴子尾花沢線
- 山形県道302号上五十沢構内線
- 山形県道305号大石田名木沢線
- 山形県道318号新庄長沢尾花沢線
観光ほか
[編集]- 銀山温泉(国民保養温泉地)
- 延沢城址
- おばなざわ花笠まつり(8月下旬)
- 尾花沢ふれあいまるだしまつり(10月)
- 芭蕉・清風歴史資料館(尾花沢市は俳人松尾芭蕉十泊のまち)
- 新鶴子ダム
- 延沢銀山遺跡(国の史跡、1985年(昭和60年)12月21日指定)
- 尾花沢市運動公園
出身有名人
[編集]- 琴ノ若晴將 - 元大相撲力士、佐渡ヶ嶽親方。
- 古瀬絵理 - フリーアナウンサー、元NHK山形放送局キャスター、オフィス・トゥー・ワン所属
- 阿部美佳 - 脚本家
- 戸田大介 - bondavi株式会社 代表取締役社長
- 太田渉子 - スキー選手
- 佐々木則夫 -元 サッカー選手、指導者。元サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)監督
- 石川栄耀 - 都市計画家
- 星川保松 - 政治家、民主改革連合代表
- 長谷川公一 - 社会学者 少年時代を過ごす 尾花沢中学卒業
脚注
[編集]- ^ “尾花沢 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年12月13日閲覧。
- ^ “5429世帯断水、復旧めどたたず 尾花沢と大石田”. 山形新聞 (2020年7月30日). 2020年7月20日閲覧。
- ^ “令和2年7月3日からの大雨による災害にかかる災害救助法の適用について【第11報】”. 内閣府 (2020年7月29日). 2020年7月20日閲覧。
- ^ 山形新幹線の経由路線だが、停車駅はない。