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尾上 (相撲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

尾上(おのえ)は、日本相撲協会年寄名跡のひとつ。

かつては木村家式守家以外の姓を名乗る行司家が存在し、その中には「尾上家」も含まれていた。また、初代から3代目までと7代目の引退時の姓が「尾上」姓で、6代目から8代目が木村庄之助部屋の所属だったことから、元々は行司由来の姓であったと考えられる。

一時期、「おのうえ」と呼ばれていたが、17代が襲名した際、元来の読みである「おのえ」に戻している。

尾上の代々

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  • 代目の太字は、部屋持ち親方。
代目 引退時四股名 最高位 現役時の所属部屋 襲名期間 備考
初代 尾上六郎左エ門 --- ---
2代 尾上只右エ門 --- ---
3代 尾上甚五郎 --- ---
4代 高砂浦右エ門 前3 追手風-玉垣-追手風部屋 1844年10月-1846年頃?(死去)
5代 霞ヶ浦清吉 --- ---
6代 明石潟浪五郎 前1 木村庄之助 1864年5月-1870年頃(廃業)
7代 尾上唯右エ門 前6 木村庄之助
8代 千勝森金之介 十2 木村庄之助
9代 野州山徳之丞 十4 高砂部屋 1896年1月-1919年1月(死去)
10代 野州山義郎 十6 尾上部屋 1919年5月-1955年7月(死去) 二枚鑑札
11代 森ノ里信義 十10 高砂部屋 1957年3月-1962年3月(廃業)
12代 若前田英一朗 関脇 高砂部屋 1964年1月-9月(廃業)
13代 松前山武士 前9 出羽海部屋-九重部屋 1967年11月-1968年11月(廃業) 借株
14代 富士錦猛光 小結 高砂部屋 1971年9月-1988年10月 6代高砂に名跡変更
15代 飛騨乃花成栄 前1 二子山部屋 1989年2月-1994年3月(廃業) 借株
16代 大乃花武虎 前13 大鵬部屋 1994年3月-2001年4月(退職) 借株
17代 濱ノ嶋啓志 小結 三保ヶ関部屋 2004年5月-

関連項目

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