小野遥輝
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基本情報 | ||||
国籍 | 日本 | |||
生年月日 | 1995年10月27日(29歳) | |||
出身地 | 静岡県駿東郡 | |||
ラテン文字 | Haruki Ono | |||
身長 | 187cm | |||
体重 | 77kg | |||
血液型 | A型 | |||
選手情報 | ||||
愛称 | ハルキ、はるきまん | |||
ポジション | MB | |||
指高 | 240cm | |||
利き手 | 右[1] | |||
スパイク | 340cm | |||
ブロック | 330cm[1] |
小野 遥輝(おの はるき、1995年10月27日 - )は、日本の元男子バレーボール選手である。
来歴
[編集]静岡県駿東郡出身。中学時代はサッカーに励んでいて[2]、バレーボールを始めたのは高校1年生と遅く、中学時代の学級担任に勧められたのがきっかけだという。
静岡県立御殿場南高等学校を経て、2014年、東京学芸大学に進学。
2017年、U-23日本代表に選出され、エジプト・カイロで開催された世界U-23選手権に出場した[3]。
2017年10月、サントリーサンバーズに内定し[4]、2017/18V・プレミアリーグに内定選手として登録され計5セット出場した。
2018年、サントリーに入団。入社して間もない頃のインタビューでは、選手としての大きな目標はなく、5年プレーしたら社業につきたいと話していた。サッカーをしていた頃から膝を痛めていたこともあり、その上、普通に企業で働くことへの憧れも強かった[2]。
しかし、コートに入るとがむしゃらさを見せ、スパイクやブロックなどで見せ場を作り、同い年のセッター・大宅真樹とも阿吽の呼吸を築き上げ、2年目からレギュラーに定着した[2]。
2020-21シーズン、チームの14シーズンぶりのリーグ優勝に貢献した[5]。2021-22シーズンもV1連覇に貢献し、3年ぶりに開催された第70回黒鷲旗全日本選抜大会でも前大会に続いての連覇に貢献した。黒鷲旗ではベスト6も受賞した[6]。
2022年、AVCカップに出場するメンバー(B代表)としてではあるが、日本代表に初めて選出された[2]。準決勝、決勝ではスタメン出場し、チームの準優勝に貢献した[7]。しかし、それでも5シーズン目をもって引退する気持ちは変わらず、2022-23シーズンをもって現役引退する決断をしていた。山村宏太監督の慰留にも気持ちは変わらず、山村によると、小野の両親も強く引き止めていたとのこと[2]。
2023年、2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MENでファイナルに進出し、3連覇のかかるファイナルのウルフドッグス名古屋戦が現役最後の試合となった。しかし、そのファイナルでは結果を残すことが出来ず、悔しいラストゲームとなってしまった[2]。ファイナル終了をもって現役を引退し、社業に入った[8][9][10]。
同年、燃ゆる感動かごしま国体に静岡県成年男子のメンバーとして出場することとなった[11]。
人物・エピソード
[編集]- 同い年でサントリー同期の大宅真樹は、小野とのコンビプレーで息が合い、2019-20シーズンの頃、小野が生命線だと話した[12]。大宅とのコンビはファンから「ニコイチ」と呼ばれている[2]。
- 大宅とは練習中や移動中も共にすることも多く、早めに社業につきたいとも前から話していた。そのため、現役引退を決断したときも大宅は引き止めなかったという[2]。
- 前述の通り、学生時代から企業で働くことへの憧れが強かったため、サントリーからオファーを受けたときは、サントリーで働けることに強い魅力を感じて入団を決断した。現役時代も夏場には週に1、2回出社し上司の営業に同行していた[2]。
球歴
[編集]所属チーム
[編集]- 静岡県立御殿場南高等学校(2011-2014年)
- 東京学芸大学(2014-2018年)
- サントリーサンバーズ(2018-2023年)
受賞歴
[編集]- 2022年 - 第70回黒鷲旗全日本選抜大会 ベスト6
脚注
[編集]- ^ a b 「サントリーサンバーズ」『2020-21 V.LEAGUE公式プログラム チームの顔 男子 2020年11月号』、日本文化出版、2020年11月、50頁、ASIN B08KH3RD97。
- ^ a b c d e f g h i 米虫紀子 (2023年4月27日). “27歳で引退…Vリーグファイナリストが異例の“社業専念”「遥輝に決めさせたい」相棒セッターが目指した“憧れのコンビ”とは?”. Sports Graphic Number (文藝春秋) 2023年8月17日閲覧。
- ^ “第3回世界U-23男子選手権大会 試合結果”. 日本バレーボール協会. 2021年4月8日閲覧。
- ^ 『2018年度 新入団選手のお知らせ』(プレスリリース)サントリーサンバーズ、2017年10月6日 。2021年4月4日閲覧。
- ^ 『2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2021年4月4日 。2021年4月4日閲覧。
- ^ “第70回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会特別表彰選手(男子)” (PDF). 日本バレーボール協会. 2022年5月5日閲覧。
- ^ “2022AVCカップ男子”. 日本バレーボール協会. 2022年9月9日閲覧。
- ^ “サントリーサンバーズ 勇退選手のお知らせ”. サントリーサンバーズ (2023年2月10日). 2023年3月31日閲覧。
- ^ 「サントリー 栗山雅史と小野遥輝が2022-23シーズンで勇退。3月18日に勇退セレモニー V1男子」『バレーボールマガジン』2023年2月10日、2023年3月31日閲覧。
- ^ “小野選手から皆さまへ”. サントリーサンバーズ (2023年4月27日). 2023年4月29日閲覧。
- ^ “2023年度 国民体育大会(6人制,ビーチ)に出場する選手とスタッフが決定しました。”. 静岡県バレーボール協会 (2023年8月4日). 2023年8月13日閲覧。
- ^ 米虫紀子「「もう絶対に逃げません。覚悟はできました」新キャプテンの“裏切り”を、山村監督はなぜ許した?【サントリー14年ぶりのVリーグ優勝】」『Sports Graphic Number』、文藝春秋、2021年4月8日、1頁、2021年4月9日閲覧。
外部リンク
[編集]- V.LEAGUEによる公式プロフィール - ウェイバックマシン(2023年4月28日アーカイブ分)
- サントリーサンバーズによる公式プロフィール - ウェイバックマシン(2023年4月24日アーカイブ分)