小宮曠三
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小宮 曠三(こみや こうぞう、1917年〈大正6年〉12月5日 - 1995年〈平成7年〉10月29日)は、日本のドイツ文学者。小宮豊隆の子として東京に生まれる。
略歴
[編集]旧制仙台二中、旧制二高を経て、1940年東京帝国大学文学部独文科を卒業。戦後、東京大学教養学部助教授、教授、1978年定年退官、専修大学教授、1988年定年退職、東京大学名誉教授。主としてベルトルト・ブレヒトを研究した。1992年、勲三等旭日中綬章を受章。1995年、急性心筋梗塞のため死去。
著書
[編集]- 『戦後ドイツの演劇 ツックマイヤー、ブレヒトなど』 早川書房(現代芸術選書) 1953
- 『映画教室 物を見る働きと意味』 勁草書房 1955
- 『ベルトルト・ブレヒト』 風濤社(演劇叢書 第1巻) 1973
翻訳
[編集]- 世界文学全集 ユダヤ人 レッシング 河出書房 1952
- 演劇論 B.ブレヒト ダヴィッド社 1954
- 国境のふたり クリスタ・ヴォルフ 岩波書店 1955
- 世界文学全集 第26 ハウプトマン はたおりたち 河出書房新社 1962
- ブレヒト戯曲選集 第3巻 ルクルスの審問 白水社 1962
- ブレヒト戯曲選集 第4巻 第二次大戦中のシュヴェイク 白水社 1962
- ミンナ・フォン・バルンヘルム レッシング 岩波文庫 1962
- ツヴァイク全集 第6 デーモンとの闘争 今井寛、杉浦博訳 みすず書房 1962
- ニュルンベルク裁判 R.シュナイダー 現代世界演劇 白水社 1971
- ヴィルヘルム・テル シラー 世界の文学 中央公論社 1972
脚注
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