富本憲吉記念館
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富本憲吉記念館 | |
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施設情報 | |
専門分野 | 富本憲吉作の色絵磁器 |
開館 | 1974年11月 |
所在地 |
〒639-1061 奈良県生駒郡安堵町東安堵1442番地 |
位置 | 北緯34度36分14.63秒 東経135度45分26.73秒 / 北緯34.6040639度 東経135.7574250度座標: 北緯34度36分14.63秒 東経135度45分26.73秒 / 北緯34.6040639度 東経135.7574250度 |
プロジェクト:GLAM |
富本憲吉記念館(とみもとけんきちきねんかん)は奈良県生駒郡安堵町にあった美術館である。2014年に閉館した。2017年1月にレストラン・工房・ギャラリー併設のホテル「うぶすなの郷 Tomimoto」に改装された[1]。運営は奈良市のホテル経営「ワールド・ヘリテイジ」(川井徳子社長)[2]。
概要
[編集]近代陶芸の父にして人間国宝(重要無形文化財保持者)の陶芸家・富本憲吉の生家を利用した個人美術館。富本の没後、知人の実業家・辻本勇(サンドライビングスクール社長、ルーブル書店会長[3])が譲り受けて整備し、1974年11月に開館した[4]。本館のほか、修復した江戸時代の建物2棟と移設した大正時代築の土蔵1棟が展示施設となっていた。
収蔵品は富本作の色絵磁器など約500点で、それをローテーションで150点常設展示していた。所蔵品には評価額数千万円のものもあったが、全国の美術館に寄贈されたりオークションにかけられるなどして散逸した[4]。
2008年に所有者が亡くなったことから維持管理が困難となり[4][5]、2012年5月31日をもって閉館。所蔵資料の一部は京都市立芸術大学、大阪市立美術館、兵庫陶芸美術館へ寄贈された[6][7][8]。
2013年3月20日から「富本憲吉文化資料館」の名称で限定開館されたが、2014年2月28日をもって完全閉館した。館の土地と建物は公益社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボ(奈良市)が3000万円で取得[4]。2015年9月に、建物は改修の上、体験型宿泊施設としての活用をめざしているという新聞報道がなされ[9][10]、2017年1月に古民家ホテル「うぶすなの郷 TOMIMOTO」として開業した[4]。
建物・施設
[編集]- 本館 - 1974年に竣工。大和民家様式の和風建築。館内は企画展示室、資料図書室、休憩室など。
- 土蔵 - 生家の建物で、安永年間(1772年~1780年)築。大和時代の作品を展示。
- 土蔵(陳列室) - 1914年築の土蔵を大阪市内から移築。1Fに東京時代の作品、2Fに京都時代の作品を展示。
- 離れ - 生家の建物で、安永年間築。
- 長屋門 - 生家の建物で、安永年間築。
交通アクセス
[編集]周辺情報
[編集]脚注
[編集]- ^ うぶすなの郷 Tomimoto 内覧会うぶすなの郷 Tomimoto Facebook, 2017年1月21日
- ^ 生家、高級旅館に 訪日富裕層を視野 1日2組限定「うぶすなの郷」 安堵 /奈良毎日新聞、2017年1月21日
- ^ 富本憲吉記念館長の辻本勇さんが死去朝日新聞、2008年03月03日
- ^ a b c d e 富本憲吉生家に泊まろう 記念館を古民家ホテルに改装 奈良産経新聞、2017.1.21
- ^ 近代陶芸/古美術/富本憲吉記念館 辻本勇コレクション オークション開催シンワアートオークション 2013年9月10日
- ^ 富本憲吉関係資料の京都市立芸術大学への御寄付について
- ^ 受贈記念富本憲吉展(兵庫陶芸美術館)
- ^ 受贈記念 辻本勇コレクション 陶芸家富本憲吉の世界(大阪市立美術館)
- ^ 旧富本憲吉記念館 2~3年かけ整備 - 取得法人が活用方針(奈良新聞、2015年1月21日)
- ^ 体験型宿泊施設に - 安堵の旧富本憲吉記念館(奈良新聞、2015年9月15日)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 富本憲吉記念館公式サイト - ウェイバックマシン(2012年4月5日アーカイブ分)
- うぶすなの郷 Tomimoto