宮部シズエ

宮部シズエ
選手情報
フルネーム	宮部シズエ
国籍	日本
泳法	バタフライ・自由形
生年月日	1937年8月3日（87歳）
生誕地	日本奈良県宇智郡野原町
身長	158cm
体重	58kg
獲得メダル
競泳女子
日本
アジア競技大会
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宮部シズエ（宮部シズヱとも^[1]、みやべしずえ、1937年 8月3日 - ）は、日本の元競泳選手。奈良県出身。ヘルシンキオリンピック・ローマオリンピック日本代表。50m自由形・100mバタフライ・200mバタフライ元日本記録保持者。現姓は辻内^[2]。

経歴

奈良県宇智郡野原町（現五條市）出身^[2]。

野原町立野原中学校在籍時の1952年6月に行われた日本選手権兼ヘルシンキオリンピック最終選考会において50m自由形2位・100m自由形4位に入り、ヘルシンキオリンピック日本代表に選出された^[3]。7月から8月にかけてヘルシンキオリンピックが開催されたが、100m自由形予選落ちに終わった^[4]。

高校は五條高等学校に進学^[5]。1953年、日本選手権の50m自由形で初の日本一になる^[6]。高校総体では50m自由形・100m自由形・400mフリーリレーで3冠を達成した^[7]。

1954年、高校総体では50m自由形・400mフリーリレー・400mメドレーリレーで2年連続となる3冠を達成した^[8]。アジア競技大会では100m自由形で銅メダル、400mフリーリレーでは金メダルを獲得した^[8]。

1955年の高校総体では50m自由形・100m自由形ともに2位入賞を果たした^[9]。

大学は天理大学に進学^[1]。1956年、日本選手権兼メルボルンオリンピック代表選考会では50m自由形5位、100m自由形準決勝敗退となり、2大会連続となるオリンピック出場は果たせなかった^[10]。

1957年、日本選手権では100mバタフライ・200mバタフライで2冠を達成した^[11]。

1958年、アジア競技大会で100mバタフライで日本新記録を更新しての優勝を果たす^[12]。日本選手権では100m・200mバタフライで2年連続2冠を達成した。

1959年、日本選手権の100m・200mバタフライで3年連続2冠を達成した^[13]。

1960年、日本選手権兼ローマオリンピック代表選考会で100mバタフライで優勝を果たし、2大会ぶりとなるローマオリンピック日本代表に選出された^[14]。

脚注

^ ^a ^b “バタフライに関する調査研究報告書”. 日本財団図書館（電子図書館）. 2020年11月11日閲覧。
^ ^a ^b “１９５２年ヘルシンキオリンピック〈日本女子選手11名の記憶〉”. TOL／Total Olympic Ladies (2016年11月17日). 2021年3月30日閲覧。
^ 日本水泳連盟機関紙『水泳』97号・98号
^ 日本水泳連盟機関紙『水泳』96号
^ “第３節　五條高等学校時代”. 奈良県立五條高等学校同窓会・金陽会. 2020年11月11日閲覧。
^ 日本選手権歴代選手権獲得者女子 50ｍ自由形
^ 日本水泳連盟機関紙『水泳』99・100号
^ ^a ^b 日本水泳連盟機関紙『水泳』103・104号
^ 日本水泳連盟機関紙『水泳』108・109号
^ 日本水泳連盟機関紙『水泳』113・114号
^ 日本水泳連盟機関紙『水泳』118・119号
^ 日本水泳連盟機関紙『水泳』120号
^ 日本水泳連盟機関紙『水泳』123・124号
^ 日本水泳連盟機関紙『水泳』134号

外部リンク

宮部シズエ - Olympedia (英語)
宮部シズエ - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
宮部シズエ - 世界水泳連盟 (英語)
宮部シズエ - SwimRankings.net (英語)
オリンピック公式
オリンピアンデータベース

[seikabutsu-1] “バタフライに関する調査研究報告書”. 日本財団図書館（電子図書館）. 2020年11月11日閲覧。

[tol-2] “１９５２年ヘルシンキオリンピック〈日本女子選手11名の記憶〉”. TOL／Total Olympic Ladies (2016年11月17日). 2021年3月30日閲覧。

[3] 日本水泳連盟機関紙『水泳』97号・98号

[4] 日本水泳連盟機関紙『水泳』96号

[5] “第３節　五條高等学校時代”. 奈良県立五條高等学校同窓会・金陽会. 2020年11月11日閲覧。

[6] 日本選手権歴代選手権獲得者女子 50ｍ自由形

[7] 日本水泳連盟機関紙『水泳』99・100号

[M103-8] 日本水泳連盟機関紙『水泳』103・104号

[9] 日本水泳連盟機関紙『水泳』108・109号

[10] 日本水泳連盟機関紙『水泳』113・114号

[11] 日本水泳連盟機関紙『水泳』118・119号

[12] 日本水泳連盟機関紙『水泳』120号

[13] 日本水泳連盟機関紙『水泳』123・124号

[14] 日本水泳連盟機関紙『水泳』134号

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表話編歴日本選手権水泳競技大会女子50m自由形優勝者
1920年代	25 永井花子 26 鷲見芳子 27 永井花子 28 藤井千代子 29 片山栄子
1940年代	46 細野僖子 47 新井恵子 48 山下貞子 49 山下貞子
1950年代	50 山下貞子 51 大石康子 52 大石康子 53 宮部シズエ 54 新子節子 55 神野眸 56 神野眸
1980年代	82 細谷知花 83 簗瀬かおり 84 小沢由貴子 85 伊達貴子 86 坂内恭 87 佐々木香織 88 中野亜弥子 89 山本満由美
1990年代	90 千葉すず 91 中野亜弥子 92 中野亜弥子 93 源純夏 94 源純夏 95 源純夏 96 千葉すず 97 源純夏 98 源純夏 99 源純夏
2000年代	00 源純夏 01 源純夏 02 永井奉子 03 浦田奈々美 04 萩原智子 05 山田香 06 山田香 07 山田香 08 山田香 09 山口美咲
2010年代	10 松本弥生 11 松本弥生 12 上田春佳 13 松本弥生 14 内田美希 15 内田美希 16 池江璃花子 17 池江璃花子 18 池江璃花子 19 大本里佳
2020年代	20 五十嵐千尋 21 池江璃花子 22 池江璃花子 23 池江璃花子

表話編歴日本選手権水泳競技大会女子100mバタフライ優勝者
1950年代	54 ピータース 55 寺垣内達代 56 榎本千恵子 57 宮部シズエ 58 宮部シズエ 59 宮部シズエ
1960年代	60 宮部シズエ 61 中西美智代 62 ドナ・デ・ヴァローナ（英語版） 63 高橋栄子 64 高橋栄子 65 高橋栄子 66 石井雅子 67 石井雅子 68 石井雅子 69 堀池嘉津子
1970年代	70 青木まゆみ 71 浅野典子 72 青木まゆみ 73 青木まゆみ 74 初田恭江 75 カミラ・ライト（英語版） 76 ウェンディー・カーク（英語版） 77 初田恭江 78 久米直子 79 久米直子
1980年代	80 久米直子 81 伊勢多恵美 82 久米直子 83 久米直子 84 高橋清美 85 北野高代 86 川東陽子 87 北野高代 88 高橋清美 89 司東利恵
1990年代	90 司東利恵 91 司東利恵 92 漢人陽子 93 司東利恵 94 漢人陽子 95 青山綾里 96 青山綾里 97 青山綾里 98 青山綾里 99 青山綾里
2000年代	00 大西順子 01 大西順子 02 三田真希 03 大西順子 04 大西順子 05 中西悠子 06 中西悠子 07 加藤ゆか 08 中西悠子 09 宮本悠衣
2010年代	10 福田智代 11 加藤ゆか 12 加藤ゆか 13 星奈津美 14 星奈津美 15 星奈津美 16 池江璃花子 17 池江璃花子 18 池江璃花子 19 牧野紘子
2020年代	20 相馬あい 21 池江璃花子 22 牧野紘子 23 池江璃花子

表話編歴日本選手権水泳競技大会女子200mバタフライ優勝者
1950年代	57 宮部シズエ 58 宮部シズエ 59 宮部シズエ
1960年代	60 松中佐江子 61 松中佐江子 62 シャロン・フィネラン（英語版） 63 高橋栄子 64 斉藤弘子 65 高橋栄子 66 石井雅子 67 石井雅子 68 藤井康子 69 藤井康子
1970年代	70 青木まゆみ 71 谷川梓 72 青木まゆみ 73 浅野典子 74 竹本ゆかり 75 ヴァレリー・リー 76 ウェンディー・カーク（英語版） 77 初田恭江 78 久米直子 79 久米直子
1980年代	80 久米直子 81 伊勢多恵美 82 久米直子 83 久米直子 84 森川理乃 85 河原泉 86 高橋清美 87 高橋清美 88 高橋清美 89 司東利恵
1990年代	90 司東利恵 91 司東利恵 92 春名美佳 93 司東利恵 94 國光朋子 95 春名美佳 96 鹿島瞳 97 長田友喜子 98 鹿島瞳 99 三田真希
2000年代	00 三田真希 01 中西悠子 02 中西悠子 03 中西悠子 04 中西悠子 05 中西悠子 06 矢野友理江 07 中西悠子 08 中西悠子 09 宮本悠衣
2010年代	10 星奈津美 11 星奈津美 12 星奈津美 13 星奈津美 14 星奈津美 15 星奈津美 16 星奈津美 17 長谷川涼香 18 持田早智 19 長谷川涼香
2020年代	20 長谷川涼香 21 長谷川涼香 22 林希菜 23 三井愛梨

表話編歴競泳日本代表 - 1952 ヘルシンキオリンピック
男子	鈴木弘後藤暢浜口喜博古橋廣之進 (主将) 田中純夫田中寧夫橋爪四郎北村康雄青木行義西野恭正倉橋範彦梶川孝義長沢二郎平山綽保谷川禎次郎西拡浅野満田中守
女子	宮部シズエ山下貞子田村美佐子坂口文子青木政代坂本和子大石康子

表話編歴競泳日本代表 - 1954 マニラアジア競技大会
男子	谷川禎次郎鈴木弘山下勝次浅野満庄司嘉宏新宅七郎長島務青木行義倉橋範彦芦田拓郎長谷景治古川勝戸上雅雄田中守吉村健三
女子	新子富子宮部シズエ山下貞子佐藤喜子田村美佐子宮崎亮子森前みどり安藤清子定森桂子青木政代坂本和子浦畑チズ子

経歴

関連項目

脚注

外部リンク