コンテンツにスキップ

安藤桃子

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

あんどう ももこ
安藤 桃子
安藤 桃子
別名義 安藤 モモ子
生年月日 (1982-03-19) 1982年3月19日(42歳)
出生地 日本の旗 日本東京都
職業 映画監督
ジャンル 映画
活動期間 2010年 -
活動内容 2010年:『カケラ』で映画監督デビュー
著名な家族 奥田瑛二(父)
安藤和津(母)
安藤サクラ(妹)
柄本佑(義弟)
公式サイト MOMOKO ANDO BLOG
受賞
日本映画批評家大賞
作品賞
2015年0.5ミリ
毎日映画コンクール
脚本賞
2015年『0.5ミリ』
ヨコハマ映画祭
監督賞
2015年『0.5ミリ』
高崎映画祭
若手監督グランプリ
2014年『0.5ミリ』
テンプレートを表示

安藤 桃子(あんどう ももこ、1982年3月19日[1] - )は、東京都出身の映画監督。妹は安藤サクラ

略歴

父・奥田瑛二、母・安藤和津の間に、第1子(長女)として生まれる。学習院初等科を経て学習院女子中・高等科に進学[2][3]。高校時代よりイギリスに留学し、ロンドン大学芸術学部を次席で卒業。その後、ニューヨーク大学に進学し、映画作りを学び、監督助手として働きはじめる[4]

2010年安藤 モモ子名義で『カケラ』で監督デビューを果たす。

2011年、小説『0.5ミリ』を出版し、作家デビューを果たす。

2014年3月14日に一般男性(仏教僧侶)と結婚[5]。同年、自身の小説『0.5ミリ』を映画化し、自身で監督・脚本を務めた。主演には妹の安藤サクラを迎え、姉妹共作を実現した[6]。以後、同作のロケを行った高知県高知市に移住、同市内に映画館「ウィークエンドキネマM」(帯屋町一丁目)をオープンする[7](ミニシアター「キネM」として、2021年初夏リニューアルオープン)。

2018年5月下旬に離婚[8]

作品

映画

※ 無印は監督のみを担当。

  • カケラ(2010年)*脚本も担当
  • 0.5ミリ(2014年)*脚本も担当 ※第88回キネマ旬報ベスト・テン 第2位

短編映画

  • ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-「アエイオウ」(2018年)*脚本も担当

小説・執筆

  • 『0.5ミリ』(幻冬舎・2011年)
  • 『ブタの中指』(雑誌「真夜中」短編小説:2011年)
  • 「シアターカルチャーマガジンT.」連載短編小説(2011年~2013年)
  • 「IMA」短編小説
  • 恋愛小説集『カウンターイルミネーション』(雑誌「群像」短編小説:2014年・文庫:2018年)[9]
  • 「GINZA」コラム連載『G’s Music安藤モモ子の鼓膜から爆破』(2012年~2015年)
  • 「Kiss」エッセイ連載『モモタビ』(2013年)
  • 【連載】「週刊文春」コラム連載『安藤桃子の桃源郷でロケハン中』(2015年7月~2020年4月)
  • 「映画芸術」特集『私はこれで決めました』(2019年10月30日)
  • 「月刊ブレーン」連載企画エッセイ『今夜窓に灯りがついている.』(2019年10月)
  • 【連載】「日本経済新聞」夕刊 連載「プロムナード」(2020年1月~2020年6月)
  • 「暮らしの手帖」『随筆』(2020年)
  • 「月刊文藝春秋」 『オヤジとおふくろ』(2020年)
  • 「Numero TOKYO」(2020年)
  • 「ぜんぶ 愛。」(エッセイ集 2021年、集英社インターナショナル)

ディレクション&フォトグラフ

  • 『BARF OUT!』
  • 『RUBYPAPER』装苑×ZUCCAコラボレーション写真展『一之時代』(2012年3月)
  • リトゥンアフターワーズ 展覧会「絶命展~ファッションの秘境」
  • 『writtenafterwards ⅷ 天空の織り姫』原作:山縣良和 演出・脚本:安藤桃子 主演:安藤サクラ(2013年)
  • 東京女子流「Maltine Girls Wave」Umbrella feat.山邊未夢 監督:安藤桃子 feat.YU-KI TANAKA (CG) MV(2014年)
  • 高知市観光プロモーション「keep and going 高知市」PV(2014年)
  • 「第38回全国豊かな海づくり大会」PV(2018年)
  • 「カーニバル00in高知」フェスディレクション(2019年)

出演

テレビ

ラジオ

  • J-WAVE「安藤桃子のマガジンハウスRADIOFAST」(2016年4月 - 2017年3月)
  • J-WAVE 「Koh Gen Do WARDS ALIVE」ナビゲーター(2016年4月 - 2018年3月)
  • RKC高知放送ラジオ「ぱわらじっ!!」番組内コーナー『ウェークエンドはキネマM」(2017年~2018年)
  • インターネットラジオ「ラジオエルメス」『私がいま話をしたいひと 安藤桃子×岡村靖幸』(2019年9月)
  • Tokyo FM WEBラジオコンテンツ「JFN park」内「TWIGGY.松浦美穂のClean,Simple,Smart.RADIO」(2020年7月)
  • エフエム高知「安藤桃子のひらけチャクラ!」(2020年6月1日 - )

CM・広告

  • パナソニック「Panasonicヘルスケア」
  • ユニクロ「今を生きる服。ユニクロのフリース2010」プリントフリース(2010年)
  • ユニクロ アウターウェア「アウターは、あなただ」篇(2015年9月) - 安藤サクラと共演
  • ジャックダニエル蒸留所創業150周年キャンペーン「LOVES JACK」(2016年5月~12月)
  • 三越伊勢丹「オンリーMI」「EXCELLENT WOMEN by KISHIN」(2016年9月)
  • ハニカム「TOD'S Timeless Icons」(2016年12月)
  • 江原道 化粧品メーカーKho Gen Doイメージキャラクター(2017年~2019年9月)
  • 第一三共ヘルスケア 薬用イオン歯みがき&薬用イオン洗口液「ブレスラボ」:「はじめまして」「出た」篇(2018年~2019年8月)- 柴咲コウと共演
  • 森永乳業WEBCM『マウントレーニア』「ほどける瞬間安藤桃子」篇(2019年9月~2020年1月)

新聞

  • 毎日新聞「想像」
  • 読売新聞夕刊「安藤桃子革命1~6」(2018年7月18日 - 7月25日)
  • 朝日新聞連載「キミとどたばた」(2019年10月26日 - 11月30日、毎週土曜全5回)

雑誌

  • 「装苑」
  • 「Harper’s BAZAR」
  • 「GINZA」
  • 「エココロ」
  • 「CREA」
  • 「SWITH」
  • 「BRUTUS」
  • 「BARF OUT!」
  • 「家庭画報」
  • anan
  • 「FRaU」
  • 「SPUR」
  • 「25ans」
  • 「T.JAPAN」
  • 「&Premium」
  • 他多数

ウェブ掲載

  • ユニクロWEBコンテンツ「LifeWear」(2016年5月~)
  • 江原道WEBサイト「MoMoKo LOVERS」(2018年)
  • 「ELLE」『Women in Filmmaking :撮る女子!#4 安藤桃子』(2019年8月23日)
  • 「weeksdays」『あいすること、あいされること 安藤桃子×伊藤まさこ対談』(2019年9月27日~10月3日)
  • 「ONE STORY」『TAITTINGER』企画(2019年10月)
  • WEB「T.JAPAN」(2020年)

その他

  • 寺尾沙穂 アルバム内収録曲「そらとうみ」作詞
  • 高知市長表彰受賞(2019年4月)- 地域文化活動への評価

イベント・講演・審査員等

2010年
  • 青山学院大学「ハーブ&ドロシー」トークショー 佐々木芽生×安藤モモ子
  • 第7回ラテンビート映画祭「愛する人」トークイベント 安藤和津×安藤モモ子
  • 第9回はままつ映画祭「カケラ」安藤モモ子トークショー
  • JEANASIS×カケラ限定リバイバル上映イベント「安藤モモ子トークショー」
2011年
  • 三菱商事アートゲートプログラム×Hanakoスペシャルトークショー「アートのある生活」×北脇朝子(Hanako編集長)
  • 復興書店「Words&Bonds」 安藤モモ子×山崎ナオコーラ
  • 映画24区「地域プロデューサーコース講演」 小林光(キネマ旬報会長)×安藤モモ子
2012年
  • ThreeBond presents「くっつく絆メカニズム」奥田瑛二×安藤モモ子
  • NIKKEIアート・プロジェクト「写真家の視点~川内倫子が切り取る世界」川内倫子×安藤モモ子
  • Rainy Day Bookstore & Cafe presents「言葉をつむぐ WORDS To SOUNDS Vol.1」 安藤モモ子× 鈴木杏
  • 池袋コミュニティカレッジ「セブンシネマ倶楽部」安藤モモ子×近衛はな
  • VACANT「原宿シネマ」安藤モモ子×野村友里
  • 奥田瑛二VS安藤モモ子作品展『バトンタッチなんかするものか』 ギャラリートラックス
  • ZUCCa×安藤モモ子×装苑「一之時代トークショー」安藤モモ子×安藤サクラ
  • ecocolo~愛しのグランマ~発売記念イベント「冬の朗読会」谷川俊太郎×安藤モモ子×しまおまほ
  • SPBS「安藤家のものづくり」安藤モモ子×奥田瑛二
2013年
  • 「高知県芸術祭」トークショー スペシャルゲスト参加
  • LOUIS VUITTON 24 HOURS EXPRERIENCE PROGRAM ゲスト参加
  • Diorパリコレクション ゲスト参加
  • やさしい手 甲府主催「2013年 新春講演会」演題:「幸せな逝きかた・看取りかた」
2014年
  • 高知県建築協会講演会
  • 下北沢 本屋B&B 安藤桃子×豊崎由美「ハードボイルドな女性の生きる道」トークショー
  • 「one」伊勢丹 展示・トークショー
2015年
  • 「篠山紀信展 写真力」トークショー
  • 高知新聞「ふれあい高新in仁淀川町」黒笹慈幾×安藤桃子トークライブ
2016年
  • 「こうち子ども未来フォーラム」講演会
  • 「吾川郡PTA研究大会」講演会
  • 「エンジン01教育委員会」出張授業
  • 「鷺森アグリ」トークショー
2017年
  • 「ふたりっこプロデュース」トークショー
  • エンジン
  • 「KOCHI BEAUTY MARCHE」トークショー
  • こども子育てまちづくりフォーラム
2018年
2019年
  • 第4回学生建築家コンペティション
  • 交通安全協会 講演
  • 内閣官房 東京オリンピックパラリンピック推進本部事業局主催「ホストタウンサミット」講演
  • ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 審査員
  • オーテピア読書週間講演
  • 日本電気協会四国支部 第72回四国支部大会 講演 演題:「イマジンという方法論」
  • 2019年度 高知県小中学校教頭会研修会 講演 演題:「未来の子供たちへ」
  • 第25回全国女性経営者セミナー高知大会 講演 演題:「羽ばたけ!乙女力」
  • 室戸マグロック トークショー
  • 中山英之展:ギャラリートーク
  • 知的障害者福祉協会 トーク
  • 第1回はぐくみ映像コンペ 特別審査員 (里親制度について)
  • 高知家ふるさとミーティング トークショー
  • ELLE WOMAN in SOCITY 2019 TWIGGY.松浦美穂×安藤桃子トークショー
  • ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2019 公式審査員
  • 日本雑誌広告賞 審査会
  • 追手前高校文化 講演会 演題:「私たちが描く未来」
  • 高知県観光ガイド連絡協議会 トークイベント
  • 高知市立昭和小学校 トークイベント 演題:「未来の大人たちへ」
  • <フェスディレクション>文化人やクリエイターの知識や感性を未来の子どもたちに届ける文化フェス「カーニバル00in高知」(2019年11月2日~4日)
  • 第10回こうち介護の日 トークショー
  • 南国市立北陵中学校 北陵祭 講演「ワクワクすること」
  • LVMH起業家コンテスト審査会
  • 梼原町 雲の上の図書館×YURURIゆすはら秋祭り トークショー
  • 高知県私立幼稚園PTA大会 講演 演題:「増やそう!しあわせ体験」
  • 土佐市じんけんセミナー
2020年
  • JAPAN CUTS2020リモート審査員
  • 高知オーガニック トークショー
  • 四万十町立影野小学校 講演会
  • 高知大学希望創発センターオンライン授業
  • ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2020 LEXUSオープンフィルム特別審査員
  • はぐくみ映像大作戦 リモートトークショー(安藤桃子&ふくだももこ監督)
  • アマナ「こどもがまんなかフォトコンテスト」審査員
2021年

受賞歴

脚注

  1. ^ Vol.50 安藤 桃子さん”. スープフレンズ. Soup Stock Tokyo. 2014年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月1日閲覧。
  2. ^ 【安藤桃子さんインタビュー】麻布十番育ち、高知在住。ロンドンとニューヨークで学んだ私が、父・奥田瑛二監督作品の現場で「映画と恋に落ちた」瞬間”. LEE. 2022年8月5日閲覧。
  3. ^ 逆転チャンス 映画監督 安藤桃子”. 日本経済新聞 (2020年6月17日). 2022年8月5日閲覧。
  4. ^ MOMOKO ANDO BLOG”. 2019年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月22日閲覧。
  5. ^ “奥田瑛二の長女・安藤桃子が結婚&妊娠6か月”. スポーツ報知. (2014年10月29日). オリジナルの2014年10月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141029162447/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20141029-OHT1T50004.html 2014年10月30日閲覧。 
  6. ^ “安藤桃子監督&安藤サクラ姉妹、摩擦を補う“最強”コンビで挑んだ「0.5ミリ」”. 映画.com. (2014年10月21日). https://eiga.com/news/20141021/14/ 2014年10月22日閲覧。 
  7. ^ “安藤桃子監督、映画館作っちゃう!移住の高知に文化根付かせたい”. スポーツ報知. (2014年10月4日). オリジナルの2014年10月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141005003950/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20141003-OHT1T50363.html 2020年1月9日閲覧。 
  8. ^ “安藤サクラの姉・安藤桃子監督が離婚…14年結婚の僧侶と”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2018年6月15日). https://hochi.news/articles/20180614-OHT1T50250.html 2020年1月1日閲覧。 
  9. ^ 変愛小説集 日本作家編”. 講談社BOOK倶楽部. 2014年10月22日閲覧。
  10. ^ “『私の男』に日本映画大賞!第69回毎日映画コンクール発表!”. シネマトゥデイ (株式会社シネマトゥデイ). (2015年1月21日). https://www.cinematoday.jp/news/N0069955 2020年1月1日閲覧。 
  11. ^ 安藤桃子監督、妹・サクラ主演『0.5ミリ』で上海国際映画祭・アジア新人賞最優秀監督賞!”. シネマトゥデイ (2015年6月20日). 2015年6月22日閲覧。

外部リンク