安本酒造
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種類 | 有限会社 |
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本社所在地 |
日本 〒910-2167 福井県福井市安原町7-4 |
設立 | 1853年(嘉永6年) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 4210002004040 |
事業内容 | 日本酒の製造・販売 |
代表者 | 代表取締役 安本 昌一 |
外部リンク | http://www.yasumoto-shuzo.jp/ |
安本酒造(やすもとしゅぞう)は、福井県福井市東郷地区にある蔵元。1853年(嘉永6年)創業[1]。
概要
[編集]1853年(嘉永6年)創業。現当主は46代目(2017年現在)。戦国時代には両替商、農業、林業を営んでいた。現在まで酒造業[2]。
安本家は平安時代から続く旧家で、同地にある地蔵院を988年(永延2年)一条天皇の訓令で槇山の山頂から現在の場所へ遷座する際、安本安兵衛が尽力したと伝えられる。しかし1893年(明治26年)の大火ですべての古文書が焼失しており詳細は不明である[3]。
明治時代の当主は安本安五郎。安本安五郎が当主の時、銘柄「国府司」は、福井県酒造組合主催の品評会、北陸三県酒醤油品評会等に出品し褒章受賞。明治時代の当主安本安五郎は、村会議員、区長等を歴任し、地域への功労があった[4]。
建造物
[編集]1889年(明治22年)建築の店舗兼主屋をはじめ、米蔵、土蔵、仕込蔵など明治中期から昭和戦前期にかけて建築された10棟が、国の登録有形文化財に登録されている[5]。間口45メートル、広さ1800平米の敷地に、住宅、蔵などの建物が立ち並び、造酒屋の屋敷構えを現在に伝える[6]。「かつての建物がここまでまとまって残っているのは県内随一」とされる[7]。
主力商品
[編集]銘柄は約20種類あり、大野産の酒米奥越五百万石を原料とし、白山水系の伏流水で仕込んでいる。[8]
「白岳仙 純米 ひだまり」は、2014年世界最大級のワイン品評会インターナショナル・ワイン・チャレンジで日本酒部門純米酒銅メダルを受賞した[9]。
以下の銘柄はホームページ参照[2](2017年11月18日確認)
- 白岳仙
- しぼりたて吟醸生生
- 吟生
- ひやおろし原酒
- 袋しぼり本醸造
- 純米吟醸奥越五百万石
- 純米吟醸山田錦十六号
- 純米吟醸備前 雄町
- 純米吟醸山田錦四十
- 大吟醸無濾過直詰
- 大吟醸 仙
- にごりはっぽう
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 東郷村誌編纂会『東郷村誌 前編』東郷村誌編纂会、1956年
- 東郷村誌編纂会『東郷村誌 後編』東郷村誌編纂会、1957年