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安嘉門院甲斐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

安嘉門院甲斐(あんかもんいんのかい、生没年不詳)は、鎌倉時代の女流歌人。「長有朝臣の妹」や葉室光俊の弟定嗣の娘「安嘉門院女房」のこととも言うが不詳[1]

経歴

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安嘉門院邦子内親王に出仕していたこと以外、伝記情報に乏しい。『続後撰和歌集』以降の勅撰集歌合に作品を残している。

作品

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勅撰集
歌集名 作者名表記 歌数 歌集名 作者名表記 歌数 歌集名 作者名表記 歌数
続後撰和歌集 安嘉門院甲斐  1 続古今和歌集 続拾遺和歌集 安嘉門院甲斐  1
新後撰和歌集 安嘉門院甲斐  2 玉葉和歌集 続千載和歌集 安嘉門院甲斐  1
続後拾遺和歌集 安嘉門院甲斐  1 風雅和歌集 新千載和歌集 安嘉門院甲斐  1
定数歌歌合
名称 時期 作者名表記 備考
河合社歌合 1243年(寛元元年)11月17日 安嘉門院甲斐 藤原為綱と番い勝2負1
私家集
  • 家集は伝存しない。

脚注

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出典

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  1. ^ 三好優希、吉井佐織「解説『河合社歌合』とその周辺」『尾道大学日本文学論叢(2011年度まで)』[別冊]、尾道大学日本文学会、2010年12月、77-98頁、CRID 1390853647692194816doi:10.18899/nic.bet.04ISSN 1880215X 

関連項目

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