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女っ気なし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
女っ気なし
Un monde sans femmes
監督 ギヨーム・ブラック
脚本 ギヨーム・ブラック
エレーヌ・リュオー
出演者 ヴァンサン・マケーニュ
ロール・カラミーフランス語版
音楽 トム・アラリ
撮影 トム・アラリ
製作会社 アネ・ゼロ
ノノン・フィルム
配給 フランスの旗 NiZ!
日本の旗 エタンチェ
公開 フランスの旗 2012年2月8日
日本の旗 2013年11月2日
上映時間 58分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
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女っ気なし』(おんなっけなし、Un monde sans femmes)は、2011年フランス短編ドラマ映画。監督はギヨーム・ブラック、出演はヴァンサン・マケーニュロール・カラミーフランス語版など。ブラック監督のデビュー作である短編映画『遭難者』(2009年)に登場した男性シルヴァンを主人公にしている[1]

2011年4月に開催されたブリーヴ映画祭フランス語版で初上映され、ヨーロッパグランプリを受賞している[2]。 日本では2013年6月に開催されたフランス映画祭2013で上映された後、同年11月から『遭難者』との併映で劇場公開された[1]

ストーリー

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独身の中年男シルヴァン(ヴァンサン・マケーニュ)は海沿いの町オルトで暮らしている。ある夏、一組の母娘がヴァカンスで町を訪れる。

キャスト

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評価

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本国フランスではロングラン・ヒットし、批評家から好意的な評価を受けた[3]アロシネによれば、フランスの16のメディアによる評価の平均点は5点満点中3.8点である[4]藤井仁子は「ギヨーム・ブラックの登場は、たんに最近の注目すべき話題であるばかりか、この何十年というスパンでフランス映画界に絶えて久しかった事件であると少しの迷いもなく断言する」と絶賛した[5]。恩田泰子は本作が「忘れられて生きるものの切なさ」と「忘れて生きるものの後ろめたさ」の両方を感じさせると述べた[6]。増田景子は、エリック・ロメールの作品が「ヴァカンス」を描くのに対して、『女っ気なし』はヴァカンスをもてなす人間の「日常」を描いている、と指摘した[7]

出典

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  1. ^ a b 女っ気なし”. 映画.com. 2020年6月30日閲覧。
  2. ^ Soulié, Olivier (2011年4月12日). “Le festival du cinéma préfère “Un monde sans femmes”” (フランス語). brivemag. http://www.brivemag.fr/le-festival-du-cinema-prefere-un-monde-sans-femmes/ 2020年6月30日閲覧。 
  3. ^ 孤独な青年の悲哀とつかの間の恋を繊細に描きロングランヒット 監督が語る”. 映画.com (2013年6月22日). 2013年12月3日閲覧。
  4. ^ Un monde sans femmes : Critiques presse” (フランス語). AlloCiné. 2020年6月30日閲覧。
  5. ^ 藤井仁子 (2013年12月3日). “第十七回 厳密であるがゆえの不確定性が見えない世界の黒々とした拡がりを触知させる 『女っ気なし』”. 神戸映画資料館. 2013年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月3日閲覧。
  6. ^ 恩田泰子 (2013年11月8日). “「女っ気なし」(フランス)…不器用な男に恋の予感”. 読売新聞. 2013年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月3日閲覧。
  7. ^ 増田景子 (2013年6月14日). “『女っ気なし』ギヨーム・ブラック”. Nobody. 2013年12月3日閲覧。

外部リンク

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