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奥武則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

奥 武則(おく たけのり、1947年3月14日 - )は、日本社会学者歴史学者法政大学名誉教授毎日新聞客員編集委員日本近現代史ジャーナリズム史専攻。放送倫理・番組向上機構(BPO)放送と人権等権利に関する委員会委員長[1]

経歴

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東京都生まれ[1]東京都立新宿高等学校早稲田大学第一政治経済学部政治学科で藤原保信政治思想史家)に師事。1970年毎日新聞社入社[1]鹿児島支局、西部本社を経て東京本社学芸部[1]。編集委員、学芸部長、編集局次長、論説委員、論説副委員長、特別編集委員兼論説委員、毎日新聞客員編集委員を歴任[1]。主に一面コラム「余録」を担当した。2003年4月‐2017年3月、法政大学社会学部教授[1]

2015年、『ジョン・レディ・ブラック 近代日本ジャーナリズムの先駆者』で第23回やまなし文学賞(研究・評論部門)受賞[1]

著書

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  • 『新発掘 古代史の森』創思社出版、1984年
  • 『蓮門教衰亡史―近代日本民衆教の行く末』現代企画室、1988年
  • 『激動の時代を読む―ジャーナリズムの現場から』現代企画室、1991年
  • 『文明開化と民衆―近代日本精神史断章』新評論、1993年
  • 『岩波書店と文藝春秋―「世界」・「文藝春秋」に見る戦後思潮』毎日新聞社、1996年
  • 『スキャンダルの明治―国民を創るためのレッスン』ちくま新書、1998年
  • 『大衆新聞と国民国家―人気投票・慈善・スキャンダル』平凡社選書、2000年
  • 『にっぽん一千年紀の物語』大島透共著 毎日新聞社、2001年
  • 『むかし<都立高校>があった』平凡社、2004年
  • 『賞味期間一日―「余録」抄 2001~2003』弦書房、2004年
  • 『メディアコミュニケーション―その構造と機能』法政大学出版局、2005年 
  • 『論壇の戦後史 1945-1970』平凡社新書、2007年/平凡社ライブラリー、2018年
  • 『露探―日露戦争期のメディアと国民意識』中央公論新社、2007年
    • 増補版『ロシアのスパイ―日露戦争期の「露探」』中公文庫、2011年
  • 『熟慮ジャーナリズム―「論壇記者」の体験から』平凡社新書、2010年
  • 『メディアは何を報道したか―本庄事件から犯罪報道まで』日本経済評論社、2011年
  • ジョン・レディ・ブラック―近代日本ジャーナリズムの先駆者』岩波書店、2014年
  • 『幕末明治新聞ことはじめ ジャーナリズムをつくった人びと』朝日新聞出版朝日選書、2016年
  • 黒岩涙香 断じて利の為には非ざるなり』ミネルヴァ書房ミネルヴァ日本評伝選、2019年
  • 『感染症と民衆 明治日本のコレラ体験』平凡社新書、2020年
  • 『明治六大巡幸―「報道される天皇」の誕生』中公選書、2024年

脚注

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  1. ^ a b c d e f g vol.2 奥武則:常に時間と勝負しつつ、世の中の出来事を追いかけている”. 毎日新聞. 毎日新聞社. 2023年5月12日閲覧。

外部リンク

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