太陽曰く燃えよカオス
「太陽曰く燃えよカオス」 | ||||||||||
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後ろから這いより隊G ニャル子(CV:阿澄佳奈)クー子 (CV:松来未祐) 珠緒(CV:大坪由佳) の シングル | ||||||||||
初出アルバム『邪神曲たち』 | ||||||||||
B面 | 黒鋼のストライバー | |||||||||
リリース | ||||||||||
規格 | マキシシングル | |||||||||
ジャンル | J-POP、アニメソング、キャラクターソング | |||||||||
時間 | ||||||||||
レーベル | DIVE II entertainment | |||||||||
作詞 | 畑亜貴 | |||||||||
作曲 | 田中秀和 | |||||||||
プロデュース | 村上貴志 | |||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||
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後ろから這いより隊G ニャル子(CV:阿澄佳奈)クー子 (CV:松来未祐) 珠緒(CV:大坪由佳) シングル 年表 | ||||||||||
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「太陽曰く燃えよカオス」(たいよういわくもえよカオス)は、後ろから這いより隊Gの楽曲。同ユニット1枚目のシングルとして2012年5月23日にDIVE II entertainmentから発売された。
4D-Pianoでもカバーされた。
音楽性
[編集]表題曲「太陽曰く燃えよカオス」は、ニャル子(阿澄佳奈)、クー子(松来未祐)、暮井珠緒(大坪由佳)の3人からなるユニット、後ろから這いより隊Gによって、カップリング曲「黒鋼のストライバー」は、八坂真尋(喜多村英梨)と余市健彦(羽多野渉)からなるユニット、後ろから這いより隊Bによって歌われている。「太陽曰く燃えよカオス」は、テレビアニメ『這いよれ! ニャル子さん』のオープニングテーマとして、「黒鋼のストライバー」は、同作品の劇中劇黒鋼のストライバーの主題歌として使用されている。
曲は、ドイツのグループ・Genghis Khan(ジンギスカン)の楽曲である「Dschinghis Khan(ジンギスカン)」をイメージして作られている[4]。阿澄曰く「邪神感を味わえるカオスな感じの楽曲」で[5]、中毒性があるという[6]。また、松来によれば歌詞はクトゥルー神話的な内容になっているとのこと[6]。
hotexpressの平賀哲雄は、「展開は激しいのだが、その声が脱力系なもんだから、ふわふわした心地のままはしゃげる新型パーティーチューンだ。」と評した[7]。
manzoは、「僕みたいなJijyからすると今回の「這いよれ!〜」は、広告理念の則った反復性、30年来のディスコサウンド、と、非常にオーセンティックで、伝統芸能の組み合わせの妙と見えて、嬉しくなってしまいました。僕が小さい頃から親しんできたそれらが、現代でもかようにメタモルフォーゼして今の若い人達に愛されているというのも、業界の片隅でやっている僕にも、ひとかどの勇気となるのです。」と評した[8]。
「うー!にゃー!」のフレーズは楽曲を聞いたことがなくてもこのフレーズのみならば聞いた事があるという反響ぶりで[9]、「うー!にゃー!」をAA化した(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!がネット上にて大流行し[10]、2012年度ネット流行語大賞銀賞(2位)を受賞した。
シングルリリース
[編集]CD+DVD、CDの2種リリースで、前者には2種類のオープニングのプロモーション映像及びノンテロップオープニング、キャラクター紹介映像等が収録されたDVDが同梱されている。ジャケットではニャル子、クー子、暮井珠緒がジャンプしている様子がキャラクターデザイナー滝山真哲により描かれている。
2012年6月4日付オリコン週間シングルチャートで7位を獲得。初動売上は2.5万枚を記録した[9]。
収録内容
[編集]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「太陽曰く燃えよカオス」 | 畑亜貴 | 田中秀和 (MONACA) | 田中秀和 | |
2. | 「黒鋼のストライバー」 | 藤林聖子 | 岡部啓一 (MONACA) | 永谷喬夫・岡部啓一 | |
3. | 「太陽曰く燃えよカオス」(Instrumental) | ||||
4. | 「黒鋼のストライバー」(Instrumental) | ||||
合計時間: |
# | タイトル |
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1. | 「ノンテロップオープニング映像」 |
2. | 「プロモーション映像」(OP ver TYPE A) |
3. | 「プロモーション映像」(OP ver TYPE B) |
4. | 「キャラクター紹介映像」 |
5. | 「太陽曰く燃えよカオス CM映像」(15sec ver.) |
6. | 「太陽曰く燃えよカオス CM映像」(30sec ver.) |
参加ミュージシャン
[編集]チャート
[編集]チャート(2013年) | 最高位 |
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オリコン[3] | 7 |
オリコン月間[11] | 19 |
Billboard JAPAN HOT 100[12] | 10 |
Billboard JAPAN Hot Singles Sales[13] | 7 |
Billboard JAPAN Hot Animation[14] | 1 |
サウンドスキャン[15] | 10 |
受賞
[編集]2012年10月、第17回アニメーション神戸賞主題歌賞(ラジオ関西賞)を受賞。選評の中でラジオ関西『青春ラジメニア』パーソナリティの岩崎和夫は、「アニソンの良さの一つに、口ずさめ、唄ってアニメを思い出し、その時代を思い出すというのがある。この「どれだけ頭に残るか」という点が大事になってきているように感じる。ラジメニアで曲を流すと、その日家に帰って思わず唄ってしまう曲で、うー、にゃー、と何度口にしたことか。メロディーもさることながら、畑亜貴さんの詩が受賞の原動力といっても間違いない、脳内魅惑曲」と評している[16]。
2019年3月1日には、ソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」において作詞賞(2010年 - 2019年)に選出された[17]。
カバー
[編集]- 畑亜貴 - アルバム「AKI HATA ANISON COVERS」に収録。
- 松下唯 - アルバム「スクールガール・アンセム〜学園アニソン集」に収録。
- 岡本未夕(高木美佑) - テレビアニメ『Wake Up, Girls!』第2話劇中歌[注 1]。
- 福原香織とRAB - アルバム「売れたい!」に収録。
- 鈴木このみ - シングル「This game」初回限定盤に収録。
- ハロー、ハッピーワールド![弦巻こころ(伊藤美来)] - ゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』に収録(2018年5月31日追加[18])。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 同作には珠緒役の大坪が岩崎志保役で出演したが、本曲を歌うシーンはなかった。
出典
[編集]- ^ a b “太陽曰く燃えよカオス [CD+DVD]”. タワーレコード. 2013年11月16日閲覧。
- ^ RIAJ 2014年1月認定
- ^ a b c “太陽曰く燃えよカオス(DVD付)”. ORICON STYLE. オリコン. 2013年11月16日閲覧。
- ^ 『這いよれ!ニャル子さん ビジュアル・ファンブック』P.72
- ^ 『声優グランプリ』2012年6月号、主婦の友社、2012年5月、109頁、JANコード 4910055870526。
- ^ a b 『声優アニメディア』2012年6月号、学研パブリッシング、2012年5月、61頁、JANコード 4910057050629。
- ^ “「這いよれ!ニャル子さん」OPテーマで”. hotexpress. プランテック. 2015年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月30日22:33閲覧。
- ^ “【連載】manzoコラム「穴があったら…」 第4回 厨二病とジンギスカン 〜太陽曰く燃えよカオス〜” (2012年7月2日). 2012年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月21日15:27閲覧。
- ^ a b “「うー!にゃー!」で大反響!「ニャル子さん」主題歌シングルでオリコンランキングに這い寄る!”. リッスンジャパン (2012年5月29日). 2013年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月30日22:33閲覧。
- ^ “「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!」はこうして生まれた 人気AAの謎が判明”. ITmedia (2012年4月20日). 2012年9月8日閲覧。
- ^ “you大樹”. オリコン (2013年11月7日). 2013年11月16日閲覧。
- ^ “Billboard JAPAN HOT 100 2012/06/04 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2013年11月16日閲覧。
- ^ “Billboard JAPAN Hot Singles Sales 2012/06/04 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2013年11月16日閲覧。
- ^ “Hot Animation 2012/06/04 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2013年11月16日閲覧。
- ^ “週間 CDソフト TOP20 シングル ランキング TOP20 2012年5月21日〜2012年5月27日 調査分”. Phile-web. 音元出版. 2013年11月16日閲覧。
- ^ “アニメーション神戸-第17回アニメーション神戸賞 受賞者・受賞作品”. アニメーション神戸 (2012年10月12日). 2012年10月13日閲覧。
- ^ “平成アニソン大賞”. アニソン大賞. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2019年3月8日閲覧。
- ^ bang_dream_gbpの2018年5月29日のツイート、2018年5月30日閲覧。