天沼熊野神社
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天沼熊野神社 | |
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所在地 | 東京都杉並区天沼2-40-2 |
主祭神 | 伊邪那美命 |
社格等 | 村社 |
創建 | 神護景雲2年(768年) |
例祭 | 8月第1土曜日の次の日曜日 |
天沼熊野神社(あまぬまくまのじんじゃ)は、東京都杉並区天沼にある神社[1]。
由緒
[編集]社伝によれば神護景雲2年(768年)に東海道巡察使が武蔵国に来たときに、氏神を勧請し別当を置いたのがはじまりと伝えられている。また別の説では、元弘3年(1333年)に新田義貞が北条高時を討つために鎌倉へ軍を進める途中、当地に布陣し、社殿を創設したとも伝えられている。その後、応永2年(1395年)に当地に帰農した朝倉三河守という武将が社殿を修理し、その際後当神社は「十二社権現」と称するようになったといわれている。かつてこの地には宝光坊と呼ばれる修験の坊があり、この十二社熊野権現を奉祀していた[2]。別当寺は世尊院であった[3]。明治期以降、熊野神社と称するようになった。
境内には、直径2メートルにも及ぶ大杉の切株がある。これは社伝によれば、この大杉は新田義貞がこの地に陣をしいた際、戦勝を祈願して手植えしたものと伝えられている。近隣の古老達はこの杉を「心願成就の杉」などと呼び大切にしてきたが、1942年(昭和17年)に枯死したため伐採され、今では切り株のみが残っている。
境内社
[編集]- 須賀神社
- 三峯神社
- 稲荷神社
- 白玉稲荷神社
文化財
[編集]- 杉並区登録有形文化財
- 古文書 正応四年銘釈迦種子板碑[4]
アクセス
[編集]参考資料
[編集]- 天沼熊野神社公式サイト
- 杉並区文化財案内標示板
脚注
[編集]- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 13 東京都』角川書店、1978年、885頁。
- ^ 杉並町 - 天沼と馬橋『武蔵野歴史地理 第2冊』高橋源一郎 編、武蔵野歴史地理学会、1928年。
- ^ 新編武蔵風土記稿による。
- ^ 登録文化財 有形文化財|杉並区公式ホームページ、2024年3月5日閲覧。平成11年度登録。
外部リンク
[編集]- 天沼熊野神社公式サイト
- 天沼熊野神社【神社】(天沼2丁目40番2号)|文化財案内標示板 - 杉並区教育委員会
- 天沼熊野神社 - 猫の足あと(東京都寺社案内)