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大黒氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大黒氏
本姓 安倍氏
家祖 安倍晴明
種別 地下家
主な根拠地 山城国京都幸神町
著名な人物 大黒有義
凡例 / Category:日本の氏族

大黒氏(だいこくし)は、日本地下家大国氏とも。

概要

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大黒氏(大黒党)は本来関東地方を中心に声聞師(唱門師)として活動していた集団であった。しかし、大黒氏(大黒有清)が土御門家の許可を得ず独自に陰陽師の免状を発行しており、それが寺社奉行京都所司代土御門家に発覚した。大黒氏側は室町時代から左義長として活動していたために陰陽師の任命権があると主張し、土御門家は自家こそが陰陽師の宗家として江戸幕府朝廷から認められているため受け入れられないと反論した。その後は土御門家の主張が認められ大黒氏の主張は却下された一方、大黒氏は本姓を安倍氏とすることを寺社奉行から許され(土御門家と同族であると認められ)、土御門家の下で陰陽師として活動するようになり、後に円弼(安倍国時)安倍晴明の孫・安倍吉平の子)の末裔を称するようになった。そして、京都の幸神町幸神社)を拠点として活動した[1][2]

系図

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 三上景文『地下家伝[1]』第14-20 (日本古典全集刊行会、1938年)
  2. ^ 林淳『近世陰陽道の研究』(吉川弘文館、2005年)

関連項目

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