大高緑地
大高緑地 | |
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分類 | 都市公園(広域公園) |
所在地 | |
座標 | 北緯35度3分36.7秒 東経136度57分21.93秒 / 北緯35.060194度 東経136.9560917度座標: 北緯35度3分36.7秒 東経136度57分21.93秒 / 北緯35.060194度 東経136.9560917度 |
面積 | 106.6ha(計画121.2ha) |
開園 | 1963年(昭和38年)4月20日 |
運営者 | 愛知県 |
設備・遊具 | 交通公園、プール、ベビーゴルフ場、野球場、テニスコート、ゲートボール場、デイキャンプ場等 |
駐車場 | 1,200台 |
事務所 | 愛知県都市整備協会・大高緑地管理事務所 |
事務所所在地 | 愛知県名古屋市緑区大高町字高山1-1 |
公式サイト | 大高緑地公園 |
大高緑地(おおだかりょくち)は、愛知県名古屋市緑区にある愛知県営の都市公園(広域公園)である[1]。大高緑地公園とも呼ばれる。
概要
[編集]愛知県営の緑地公園である。計画公園面積は121.2haで、2020年(令和2年)現在106.6ヘクタールが供用されている[1]。
1940年(昭和15年)、環状緑地帯として都市計画決定され、1952年(昭和27年)に事業着手して1963年(昭和38年)4月に開園[2]。以降、各種施設(後述)を整備して供用面積を順次拡大、1964年(昭和39年)知多郡大高町が名古屋市に編入されたことにより緑地全域が名古屋市になる。2016年(平成28年)に全体供用を開始する予定となっている[2]。
敷地内にはゴーカートのある交通公園やプール、ベビーゴルフ場、野球場、テニスコート、ゲートボール場、デイキャンプ場などが整備されている。
2012年(平成24年)に名古屋市が主催した第1回名古屋まちなみデザインセレクションの市民投票において、「大高緑地 竹林散策路」がまちなみデザイン20選(第1回)に選定された[3][4]。
2016年(平成28年)7月1日には恐竜テーマパーク「ディノアドベンチャー名古屋」がオープンした[5][6](詳細は後述)。
2021年(令和3年)、水泳場が老朽化に伴い閉鎖された。
主な設備
[編集]- 交通公園 - 面積 25,000平方メートル
- 水泳場 - 4槽、面積 18,825平方メートル、収容人員 約5,000人
- 野球場 - 3面、面積 22,600平方メートル(軟式野球、ソフトボール兼用)
- 庭球場 - 14面、面積 21,650平方メートル(全天候型14面、テニス・ソフトテニス兼用)
- ベビーゴルフ場 - 18ホール、面積 511平方メートル
- バーベキュー炉(デイキャンプ場) - 面積 4,700平方メートル(デイキャンプ場全体)
- ディノアドベンチャー名古屋
イベント
[編集]- 緑区区民まつり(みどり・シティ・フェスティバル) - 毎年10月下旬に行われる。
- あいち赤旗まつり - 11月に実施。都合により実施されない場合もあり。
- FREEDOM NAGOYA - 無料の音楽フェス。
ディノアドベンチャー名古屋
[編集]ディノアドベンチャー名古屋は、大高緑地公園内にある恐竜のテーマパーク。2016年(平成28年)7月1日に第1期工事の終わった約0.9ヘクタールをプレオープンし[6]、2016年(平成28年)11月3日にパワーアップオープンした[7]。管理運営は岐阜県郡上市でキャンプ場やディノアドベンチャーライドを運営する株式会社エヌエーオー[6]。
プレオープン時は園内に整備された全長約600メートルの遊歩道を歩きながら敷地内に配置された実物大の動く恐竜模型12体をめぐるというもの[6]であったが、11月3日のパワーアップオープンに伴い全長は約900メートルに延長され、恐竜模型も新たに6体追加され18体となった[7]。今後は、カートにのって恐竜探検をするライド型アトラクションが整備される予定である[7]。
交通
[編集]鉄道
[編集]バス
[編集]ギャラリー
[編集]-
北側進入路
(2020年(令和2年)11月) -
ディノアドベンチャー名古屋入口
(2016年(平成28年)7月) -
琵琶ケ池
(2020年(令和2年)11月) -
ボート乗船券売り場と売店
(2015年(平成27年)11月) -
展望台からの眺め(北北西方向)
(2020年(令和2年)10月) -
展望台からの眺め(北東方向)
(2020年(令和2年)10月) -
梅林
(2019年(平成31年)2月) -
さくらの園俯瞰
(2021年(令和3年)3月) -
さくらの園散策路
(2021年(令和3年)3月) -
交通公園
(2020年(令和2年)9月) -
交通公園のゴーカート
(2020年(令和2年)9月) -
恐竜広場
(2020年(令和2年)10月) -
野球場
(2016年(平成28年)7月) -
竹林
(2016年(平成28年)3月)
周辺
[編集]- 名古屋市緑区役所
- 緑ヶ丘自動車学校
- 愛知県立鳴海高等学校
- 名古屋市立左京山中学校
- 名古屋市立大高北小学校 (学区)
その他
[編集]かつて、同公園は夜になると暴走族が集団で暴走するような場所になっており、死亡事故も発生していたため、1987年(昭和62年)には公園内道路を夜間閉鎖する措置が取られた[8]。
一方で国道1号沿いにあった第一駐車場は1988年(昭和63年)2月時点でも、夜間でも出入り自由になっており、週末の夜はアベックの車が集まっていたが[9]、同月に同所で名古屋アベック殺人事件が発生したことがきっかけで、事件後には入り口に門扉が設置され、開門時間は6時30分から19時30分までになった[10]。その後、2022年(令和4年)時点では駐車場は19時閉門(翌7時開門)となっている[11]。
脚注
[編集]- ^ a b 冊子「愛知の都市公園」(愛知県)
- ^ a b 愛知県、2008年、『都市公園事業 名古屋市都市計画緑地第11号大高緑地 再々評価書』 pp. pp.3-4
- ^ “【まちなみデザイン20選】大高緑地 竹林散策路”. 住宅都市局都市計画部都市景観室 (名古屋市). (2013年3月27日) 2013年4月30日閲覧。
- ^ 2013年4月30日中日新聞朝刊p.15.
- ^ “大高緑地における民間活力を活用した新たな公園施設について”. 愛知県. 2016年3月3日閲覧。
- ^ a b c d “大高緑地に民間活力を活用した新たな公園施設「ディノアドベンチャー名古屋」がオープンします!”. 愛知県. 2016年7月1日閲覧。
- ^ a b c “大高緑地における民間活力を活用した新たな公園施設「ディノアドベンチャー名古屋」がパワーアップします”. 愛知県. 2017年2月28日閲覧。
- ^ 『中部読売新聞』1988年2月25日朝刊第4版第一社会面23頁「車残しアベック不明2日 大高緑地公園 襲われた? 窓割られ座席に血痕 早朝の駐車場 「若者数人けんか」目撃」(中部読売新聞本社)
- ^ 『朝日新聞』1988年2月25日名古屋朝刊第14版第一社会面19頁「大高緑地の駐車場 若いアベック不明 壊された車残し2日 襲われた? 金城ふ頭事件と類似 捜査本部設置」(朝日新聞名古屋本社)
- ^ 『中日新聞』1997年8月20日朝刊近郊版「【愛知県】門扉設置を検討 春日井の落合公園 市が園内犯罪防止で」(中日新聞社)
- ^ “大高緑地トップページ > 利用案内 > 営業時間と利用料金”. おでかけナビ・名古屋と愛知の公園であそぼう!. 公益財団法人 愛知県都市整備協会. 2022年11月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月11日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大高緑地 - 愛知県公園緑地課
- 大高緑地 - 財団法人愛知県都市整備協会(管理運営)
- 大高緑地公園- 大高緑地公園ファンサイト
- ディノアドベンチャー名古屋