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大西浩次

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おおにしこうじ

大西浩次
生誕 1962年6月??
日本の旗 日本富山県黒部市[1]
職業 長野工業高等専門学校一般科 教授[2]
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大西 浩次(おおにし こうじ、1962年6月 - )は、日本の写真家[3]教育者天文学者国立長野工業高等専門学校工学科リベラルアーツ教育院教授[2]

経歴

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富山県黒部市出身[1]1985年東北大学理学部物理学第2学科卒業[4]1992年、東北大学理学研究科物理学第2専攻同博士課程後期課程修了[4]博士(理学)。 郵政省通信総合研究所科学技術特別研究員[5]、同COE研究員[5]を経て、1996年に長野工業高等専門学校一般科講師[5]、1998年に助教授[5]2002年より2003年まで国立天文台客員助教授[5]。長野工業高等専門学校一般科准教授[5]を経て、2008年より教授[5]。2022年より同工学科リベラルアーツ教育院教授を務める[5]

人物

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重力レンズマイクロレンズ)や系外惑星探査を専門とする研究者[6][7][8][9]として、天文の教育と普及にも精力的に取り組む[10][11][12]。自ら撮影する星景写真[13]の個展が2009年の世界天文年をきっかけに全国各地の博物館科学館美術館などで継続的に開催されている[14]

近年は、創立100年を迎えた長野県の諏訪天文同好会と「天文文化」をキーワードに、大西拓一郎国立国語研究所)、陶山徹長野市立博物館)、渡辺真由子茅野市八ヶ岳総合博物館)、衣笠健三国立天文台野辺山宇宙電波観測所)、早川尚志名古屋大学宇宙地球環境研究所)、野澤聡獨協大学国際教養学部)らとともに「市民科学」プロジェクトの中心メンバーとして活動する[15][16]光害の問題にも強い関心を向けている[17]

2020年10月現在、「長野県は宇宙県」連絡協議会会長[18]日本天文教育普及研究会中部支部選出代議員[19]、編集委員[20]、日本天文協議会運営委員[20]。日本天文学会ジュニアセッション実行委員[21](元実行委員長[22])。黒部市吉田科学館理事[23]。日本星景写真協会理事[24]国際天文学連合(IAU)会員[25]

2010年6月13日、国立天文台はやぶさ観測隊の一員として、小惑星探査機はやぶさの帰還をオーストラリアで出迎え、大気圏再突入に伴う火球を観測[26][27]

2012年、日本天文協議会「2012年金環日食日本委員会」副委員長[28][29][30]

2014年、NHK関東甲信越地域放送文化賞[31]を受賞。

2017年、NHK BSプレミアムコズミックフロント☆NEXT 10min.』の「長野県は宇宙県」シリーズ(春[32]・夏[33]・秋[34]・冬[35])に、それぞれ長野の星空の案内役として出演した[36]

2018年2月、「長野県は宇宙県」連絡協議会会長[37]に推される[38]

2018年4月から、毎日小学生新聞にて「ガリレオ博士の天体観測図鑑」を連載中[39]

愛称はガリレオ博士[39]。特徴のあるヒゲは1997年の夏から生やすようになったという[40]

写真展

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ほか

脚注

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出典

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  1. ^ a b 世界天文年2009記念企画 ガリレオが拓いた宇宙」『広報くろべ』第39号、2009年6月、4頁。 
  2. ^ a b 教員紹介(リベラルアーツ教育院)”. 国立長野高専. 2023年9月19日閲覧。
  3. ^ a b 大西浩次 星景写真展“Mono-Universe” モノ-ユニバース ~宇宙の造形~”. 倉敷科学センター (2017年12月22日). 2020年10月25日閲覧。
  4. ^ a b 大西 浩次 (Kouji Ohnishi) - 学歴”. researchmap. 2020年10月25日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h 大西 浩次 (Kouji Ohnishi) - 経歴”. researchmap. 2020年10月25日閲覧。
  6. ^ 重力レンズを用いた位置天文学的手法による銀河系構造の研究 (KAKENHI-PROJECT-15540240)”. 科学研究費助成事業データベース (2003-2006). 2020年10月25日閲覧。
  7. ^ 多胡事象(近傍星の重力マイクロレンズ現象)と銀河系構造 (KAKENHI-PROJECT-20540239)”. 科学研究費助成事業データベース (2008-2010). 2020年10月25日閲覧。
  8. ^ 大西 浩次 (Kouji Ohnishi) - 論文”. researchmap. 2020年10月25日閲覧。
  9. ^ 大西 浩次 (Kouji Ohnishi) - 共同研究・競争的資金等の研究課題”. researchmap. 2020年10月25日閲覧。
  10. ^ 児童・生徒一人一人が安全かつ主体的に日食を観測するための教材の開発とその評価 (KAKENHI-PROJECT-23501085)”. 科学研究費助成事業データベース (2011-2013). 2020年10月25日閲覧。
  11. ^ 銀河系中心天体 Sgr A*事象を使った教育活動とその評価 (KAKENHI-PROJECT-26350255)”. 科学研究費助成事業データベース (2014-2017). 2020年10月25日閲覧。
  12. ^ 大西浩次「天文学は私たちの文化 ~星空から系外惑星系を持つ恒星を見つけてみよう~」『天文教育』第28巻第2号、天文教育普及研究会、2016年3月、82-84頁、2020年10月25日閲覧 
  13. ^ 竹之内貴裕 (2019年10月1日). “星景写真の始まり”. 日本星景写真協会. 2020年10月25日閲覧。
  14. ^ a b 大西浩次「星景写真展「時空の地平線」報告 ~星景写真による天文教育普及の可能性~」『天文教育』第21巻第6号、天文教育普及研究会、2009年11月、62-65頁、2020年10月26日閲覧 
  15. ^ 「市民科学」プロジェクト”. 人間文化研究機構国立国語研究所. 2023年9月19日閲覧。
  16. ^ 市民科学として読み解く「長野県は宇宙県」の天文文化”. 科学研究費助成事業データベース. 2023年9月19日閲覧。
  17. ^ 星空環境保護研究会2023”. 国立天文台天文情報センター周波数資源保護室. 2023年9月19日閲覧。
  18. ^ 大西浩次 (2020年2月22日). “「長野県は宇宙県」連絡協議会会長挨拶”. 長野県は宇宙県. 2020年10月25日閲覧。
  19. ^ 代議員”. 日本天文教育普及研究会. 2020年10月25日閲覧。
  20. ^ a b 「(一社)日本天文教育普及研究会 2020 年度事業計画及び収支予算書」『天文教育』第32巻第5号、日本天文教育普及研究会、2020年、66-73頁。 
  21. ^ 日本天文学会ジュニアセッション世話人会”. 日本天文学会 (2017年6月11日). 2020年10月25日閲覧。
  22. ^ 日本天文学会 第19回ジュニアセッションのお知らせ”. 日本天文学会 (2017年3月18日). 2020年10月25日閲覧。
  23. ^ 科学館ってこんなところ【運営組織】”. 黒部市吉田科学館. 2020年10月25日閲覧。
  24. ^ 事業・組織”. 日本星景写真協会. 2020年10月25日閲覧。
  25. ^ Kouji OHNISHI”. 国際天文学連合. 2021年10月4日閲覧。
  26. ^ 国立天文台はやぶさ観測隊” (2010年10月13日). 2020年10月27日閲覧。
  27. ^ 研究結果:はやぶさ探査機の大気圏再突入の地上観測(国立天文台)”. 2020年10月27日閲覧。
  28. ^ 委員会メンバー”. 2012年金環日食日本委員会. 2012年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月25日閲覧。
  29. ^ 林公代 (2011年9月). “DSPACE 2012年5月21日金環日食「日本史上もっとも多くの人が見られる奇跡的日食」”. 三菱電機. 2020年10月25日閲覧。
  30. ^ 大西浩次ほか2012年金環日食日本委員会. “日本天文学会2012年秋季年会 講演 Y09a 2012年金環日食を迎え撃つ;2012年金環日食日本委員会の活動報告”. 2020年10月25日閲覧。
  31. ^ 大西浩次教授「NHK地域放送文化賞」を受賞”. 国立長野高専 (2014年1月31日). 2020年10月25日閲覧。
  32. ^ "「長野県は宇宙県 春」". コズミックフロント☆NEXT10min. NHKBSプレミアム。
  33. ^ "「長野県は宇宙県 夏」". コズミックフロント☆NEXT10min. NHKBSプレミアム。
  34. ^ "「長野県は宇宙県 秋」". コズミックフロント☆NEXT10min. NHKBSプレミアム。
  35. ^ "「長野県は宇宙県 冬」". コズミックフロント☆NEXT10min. NHKBSプレミアム。
  36. ^ 大西浩次 (2018年1月5日). “コズミックフロント☆NEXTの10分番組「長野県は宇宙県」冬、春、夏、秋、一挙放送”. facebook. 2020年10月25日閲覧。
  37. ^ 第2回「長野県は宇宙県」ミーティング開催内容(WEB集録)”. 長野県は宇宙県 (2018年2月3日). 2020年10月25日閲覧。
  38. ^ a b 「ある夜、森の中で星空に出会った」『月刊 星ナビ』2019年6月、74頁。 
  39. ^ a b ガリレオ博士の天体観測図鑑”. 毎日小学生新聞. 2020年10月25日閲覧。
  40. ^ @koujiohnishi (2017年4月11日). "夏休みの間の1ヶ月でヒゲもじゃに変身しました。". X(旧Twitter)より2020年10月25日閲覧
  41. ^ 大西浩次 星景写真展 ~時空の地平線~開催のご案内”. ライフパーク倉敷科学センター (2009年2月18日). 2009年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月25日閲覧。
  42. ^ 大西浩次 星景写真展 ~時空の地平線~”. アストロアーツ (2009年5月7日). 2020年10月26日閲覧。
  43. ^ 大西浩次 星景写真展「時空の地平線」”. 大垣市 (2010年1月15日). 2020年10月26日閲覧。
  44. ^ 9月10月の特別展」『全科協ニュース』第40巻第5号、全国科学博物館協議会、2010年9月、10頁、2020年10月26日閲覧 
  45. ^ 大西浩次 星景写真展「時空の地平線」”. PAONavi. 2020年10月26日閲覧。
  46. ^ 大西浩次氏 星景色写真展 ~時空の地平線~”. PAONavi. 2020年10月26日閲覧。
  47. ^ 大西浩次星景写真展|特別展|各種催し物のご案内|”. 明石市立天文科学館. 2020年10月25日閲覧。
  48. ^ 大西浩次 星景写真展 ~時空の彩~”. レッツエンジョイ東京. 2020年10月26日閲覧。
  49. ^ 夏の企画展「うつす」”. 仙台市天文台. 2020年10月25日閲覧。
  50. ^ スーパーホテル釧路天然温泉 (2013年9月11日). “星★☆”. じゃらん. 2020年10月26日閲覧。
  51. ^ 姫路科学館・企画展「星景写真展『時空の彩(ときのいろ)』」(2014年度)”. 姫路科学館. 2020年10月26日閲覧。
  52. ^ 平成25年度 企画展「大西浩次 星景写真展―天・空の記―」”. 公益財団法人府中文化振興財団. 2020年10月25日閲覧。
  53. ^ 大西浩次星景写真展「時空の地平線Ⅲ -天・空の記-」”. PAONavi. 2020年10月26日閲覧。
  54. ^ 秋季小企画展「時空の回廊――大西浩次・星景写真展」”. 山ノ内町立志賀高原ロマン美術館. 2020年10月25日閲覧。
  55. ^ 銀河系中心巨大ブラックホールから天の川キャンペーンへ”. 長野ブラックホール天文教育研究会 銀中祭り (2014年11月16日). 2020年10月25日閲覧。
  56. ^ 大西浩次「星景写真展」”. 日本星景写真協会. 2020年10月25日閲覧。
  57. ^ 大西浩次講演会&月を見る会”. カフェ 風のいろ. 2020年10月25日閲覧。
  58. ^ 星景写真展「悠久の時空(とき)」のご案内(1/29まで)”. 京都産業大学. 2020年10月26日閲覧。
  59. ^ 企画展 JAXA × 博物館「宇宙とつながる」写真展~美しく幻想的なその姿~”. 相模原市 (2016年7月14日). 2020年10月25日閲覧。
  60. ^ event_seikei_syashin.pdf”. 2020年10月25日閲覧。
  61. ^ 市立博物館 大西浩次/星景写真展「時空の地平線Ⅴ」夢の引用”. 信州中野市情報サイトなっちょぽーたる. 2020年10月25日閲覧。
  62. ^ 長野県は宇宙県”「大西浩次・信州星景写真展 -森からの宇宙、山からの宇宙-」 白馬美術館にて星景写真展を開催”. 森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社 (2018年7月18日). 2020年10月25日閲覧。
  63. ^ 大西浩次星景写真展 -宇宙を見る眼 -天文台のある星空-”. 岡山天文博物館. 2020年10月26日閲覧。
  64. ^ 企画展「大西浩次 星景写真展―森から見上げた宇宙―」”. 公益財団法人府中文化振興財団. 2020年10月25日閲覧。
  65. ^ “長野県は宇宙県”大西浩次・信州星景写真展 -森から思索する宇宙-大西浩次氏によるギャラリートーク開催決定”. 白馬美術館 (2019年8月8日). 2020年10月25日閲覧。
  66. ^ 特別展”. 明石市立天文科学館. 2021年4月3日閲覧。
  67. ^ 6階ホワイエで星景写真「『銀河鉄道の夜』への旅」の写真を展示”. 福岡市科学館. 2022年3月11日閲覧。

外部リンク

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