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大物主神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大物主神社
2016年5月5日撮影
南門 鳥居地図
所在地 兵庫県尼崎市大物町二丁目7-6
位置 北緯34度42分55.1秒 東経135度25分30.6秒 / 北緯34.715306度 東経135.425167度 / 34.715306; 135.425167座標: 北緯34度42分55.1秒 東経135度25分30.6秒 / 北緯34.715306度 東経135.425167度 / 34.715306; 135.425167
主祭神 大物主大神
社格 旧村社
創建 不詳
例祭 7月21日
地図
大物主神社の位置(兵庫県内)
大物主神社
大物主神社
大物主神社 (兵庫県)
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大物主神社(おおものぬしじんじゃ)は、兵庫県尼崎市にある神社。旧大物町(現・大物町二丁目)・大物村(現・東大物町付近)における、地域住民の氏神として信仰されている[1]

歴史

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社号標 1937年(昭和12年)建立

社号

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江戸時代までは大物社大物若宮若宮社若宮弁財天若宮八幡等と称され、明治初年の神仏判然令公布以降、主祭神大物主と制度上確定した際に現社号となった[1][2]

伝承

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当時点在した三角州の一つに祀りの場として大物主の社が建てられた。創建者として、大物主の子孫・大田田根子[注釈 1]のさらに子孫となる鴨部祝[注釈 2]、あるいは氏族の一人が関わっている[2]

平安時代後期には、安芸守であった平清盛厳島神社の祭神を勧請合祀。当社に近く、海上交通の要所かつ難所であった大物浦の安全を祈念した。その後、源頼朝から追討された義経が大物浦より船出する際、当社東側にあった七軒長屋[注釈 3]に一時滞在している[2]

年表

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祭神

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拝殿・扁額 祭神名が記されている。

社号を若宮と称した頃の主祭神は、勧請した厳島神社と同じ市杵島姫命であったと伝えられている[1]。その後前述の通り大物主となり、交通の守り神として宗像三柱神が祀られている[2]

祭事

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  • 7月21日:例祭
  • 11月6日:祭儀(非公開)

その他定例祭として、歳旦祭、元始祭、節分、紀元祭、祈年祭、上巳祭、春分、昭和祭、端午、夏越大祓、平和祈念祭、秋分、神嘗祭当日祭、新嘗祭、天長節、大晦大祓などがある。

境内

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拝殿
社殿
拝殿・幣殿・本殿が連なる。柱・梁は朱塗り。
義経弁慶隠家跡碑
社殿左手にある石碑。前述の源義経逗留の伝承を守るため有志により建てられた。元々は1928年(昭和3年)、昭和天皇即位記念建碑事業の一環として当社東側の道路上に建てられていたが、空襲により消失したもの。
汁醤油発祥之地碑
南門鳥居西側にある石碑。平安時代末期に大物で生まれ、太平洋戦争後途絶えた「尼の生醤油[注釈 4]」の醸造が40数年振りに復活した記念として建立された。

交通

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脚注

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注釈

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  1. ^ おおたたねこ。大神神社に大物主を祀ったとされる。
  2. ^ かもべのはふり。賀茂氏部民の一人。
  3. ^ もしくは七間長屋。
  4. ^ なまじょうゆ

出典

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  1. ^ a b c 大物主神社 - Web版尼崎地域史事典『apedia』
  2. ^ a b c d 大物主神社 - 尼崎市神社あんない

関連項目

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外部リンク

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