大滝ケーブルテレビ
種類 | 公営 |
---|---|
略称 | たきテレ[1] |
本社所在地 |
日本 〒052-0301 北海道伊達市大滝区本町2-1 |
設立 | 2004年 |
業種 | 情報・通信業 |
外部リンク | http://www.ootaki.tv/ |
大滝ケーブルテレビ(おおたきケーブルテレビ 英:OOTAKI CATV[2])は、北海道伊達市が運営しているケーブルテレビ局。伊達市は2024年度末での廃止の方針を示している[3]。
概要
[編集]旧大滝村は山間部にある難視聴地域であり[3]、2003年時点で愛地地区など村内の全世帯のうち15%に当たる約100世帯が難視聴となっていた[4]。
1996年から伊達市・室蘭市などと合わせた西胆振8市町村での広域ケーブルテレビ構想が検討されるも費用面から断念され、その後難視聴地域を抱える大滝村が独自でケーブルテレビ計画を検討[1]。1998年に「地域情報化ネットワーク構想」の一環として光ファイバー網を用いたケーブルテレビの導入が盛り込まれ、2002年に導入に向けた調査を行い[5]、総務省の新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業補助に採択され2003年度から本格着手[2]、国庫補助の2億3千万円を受け総工費8億3千万円を投じてケーブルテレビ網と本町地区の村役場付近に鉄筋平屋150平米のスタジオ機能を備えたセンター局舎を建設[4]。
2003年11月から試験放送を開始し[2]、2004年4月1日に大滝村ケーブルテレビとして開局[6]。西胆振地域内でのケーブルテレビ局開設を目的に伊達市で2001年に設立された[7]、 「西胆振ケーブルコミュニケーションズ」が実務面を担った[8]。その後2006年には同社を核に伊達市の財界による出資で新会社「アップデート」が設立され[8]、本局の運営を引き続き請け負った[9]。2022年6月現在、約400戸が契約している[3]。
その後大滝村と伊達市の合併に伴い名称を「大滝ケーブルテレビ」に変更。2009年には7900万円をかけ地上デジタル放送対応工事を実施[10]。
2021年9月には大滝区内での光ファイバー網整備に関連して本局の設備更新について15年毎に17億円が必要となり現状での存続が困難との意向が発言され[11]、伊達市は2022年6月27日の伊達市議会全員協議会で2024年度末で廃止する方針を示した[3]。後継サービスとして、東日本電信電話(NTT東日本)やスカパーJSATなどの協力を得た上でフレッツ・テレビ(スカパー!プレミアムサービス光)への移行を予定している[12][13]。
所在地
[編集]- 北海道伊達市大滝区本町2-1
サービスエリア
[編集]主な放送チャンネル
[編集]テレビ局
[編集]アナログ | デジタル | 放送局 |
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1 | 011-013 | HBC北海道放送 |
3 | 031-032 | NHK室蘭総合 |
4 | 071-073 | TVhテレビ北海道 |
5 | 051-053 | STV札幌テレビ放送 |
6 | 111 | 自主制作チャンネル(たきテレ) |
7 | 081-082 | UHB北海道文化放送 |
8 | 910 | ウェザーニューズ |
10 | 061-063 | HTB北海道テレビ放送 |
12 | 021-023 | NHK室蘭Eテレ |
14 | TBSニュースバード | |
15 | J SPORTS 1 | |
16 | J SPORTS 2 | |
17 | ムービープラス | |
18 | 時代劇専門チャンネル | |
21 | LaLa TV | |
22 | キッズステーション | |
29 | MUSIC ON! TV | |
30 | ディスカバリーチャンネル | |
31 | ショップチャンネル | |
101-102 | NHK BS | |
141-143 | BS日テレ | |
151-153 | BS朝日 | |
161-163 | BS-TBS | |
171-173 | BSテレ東 | |
181-183 | BSフジ |
出典
[編集]- ^ a b 地域の話題火曜ねっと ケーブルTV来月から本格放送「たきテレ」準備着々精力的に番組作りスタッフ総勢5人村の情報きめ細かく大滝 - 北海道新聞2004年3月23日朝刊室蘭胆振版35面
- ^ a b c 第2章大滝村行政の歩み ケーブルテレビ事業着手と開局(平成一六年) - 大滝村史続刊(大滝村役場 2006年)36-37頁
- ^ a b c d 旧大滝村の「たきテレ」24年度末廃止 伊達市方針 難視聴区域、助成へ 北海道新聞(2022年7月4日閲覧)
- ^ a b まるごと大滝 目指すは先進情報村来春からCATV 難視聴の地域解消独自の番組も制作 - 北海道新聞2003年6月27日朝刊32面
- ^ 大滝のCATV調査費など800万円新年度予算案に 04年度開始目指す - 北海道新聞2002年2月2日室蘭胆振版24面
- ^ 広報おおたき2004年5月号(大滝村)
- ^ CATVで地域情報発信伊達の若手有志開局目指し会社設立光ファイバー網整備要望 - 北海道新聞2001年11月16日朝刊室蘭胆振版25面
- ^ a b 移住あれこれ手厚く支援4月、伊達に新会社不動産情報提供サークル紹介も -北海道新聞2006年2月11日朝刊4面
- ^ 交通安全みんなに広めてアドバイザーに3人伊達署- 北海道新聞2024年6月5日14面室蘭胆振版
- ^ 大滝CATVデジタル化へ説明会 - 北海道新聞2009年3月31日朝刊室蘭胆振版27面
- ^ たきテレ設備更新市が経費の試算示す伊達市議会 - 北海道新聞2021年9月14日朝刊室蘭胆振版19面
- ^ “大滝区の今後の難視聴対策について”. 伊達市 (2022年8月19日). 2024年5月13日閲覧。
- ^ “光回線を使ったテレビサービスを伊達市大滝区で提供開始~情報通信インフラを活用した地域課題解決を促進~”. 東日本電信電話株式会社北海道事業部・スカパーJSAT株式会社 (2024年3月18日). 2024年5月13日閲覧。