大枝幹也
大枝幹也 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 東京都 |
生年月日 | 1960年11月8日(63歳) |
身長 | 159.5cm |
体重 | 50.0kg |
騎手情報 | |
所属団体 |
新潟県競馬組合 足利市 上山市 石川県競馬事業局 |
勝負服 | 胴白・緑星ちらし・袖緑 |
初免許年 | 1978年 |
免許区分 | 平地 |
騎手引退日 | 2004年 |
通算勝利 |
12331戦1663勝(地方) 19戦0勝(中央) |
経歴 | |
所属 |
佐藤敏昭(新潟) 奥十一(金沢) |
大枝 幹也(おおえだ みきや、1960年11月8日 - )は、東京都出身の元騎手(地方・新潟→足利→上山→金沢所属)。
経歴[編集]
1978年9月29日の新潟第1競走・インターピース(9頭中7着)で初騎乗を果たし、10月7日の新潟第10競走・カリヤジヨウで初勝利を挙げる[要出典]。
リーディングを獲得することは無かったが、渡辺正治・森川一二三・向山牧と共に新潟の名手の一人で、水沢や上山で行われる交流競走などで活躍[要出典]。五十嵐剛紹と共に大舞台での活躍は目覚ましく[1]、1985年・1986年・1989年・1991年には『韓日ジョッキーカップ』、1993年・1995年には『ニイガタジョッキーカップ』と韓国の騎手交流競走に6度出場[2]。
1980年代には四白流星、垢抜けた馬体から「新潟の貴公子」と呼ばれたイチコウハヤタケ[3]とのコンビで活躍。華麗な逃げでファンを魅了[3] [4]し、渡辺・セントエリアスのコンビ[5]と共に県競馬の黄金時代を支える[3]。1983年の東北優駿では熱発など長距離輸送が応えて最悪な状態の中、2着馬を5馬身も引き離して勝ち、桁違いのスピードを見せた[4]。新潟グランプリでは半馬身差で勝利[4]し、4歳馬として初めて同レースを制した[3]。
1987年にはダンシングジオットで新潟ダービー・東北ダービーを制し、最初に両ダービーを制した馬となった[6]。マツケンストロングでは新潟ジュニアカップ・東北サラブレッド3歳チャンピオンを制し、競馬ブック合同フリーハンデではオグリキャップよりも上位にランクイン[6]。
1990年代にはタケデンファイターとのコンビで活躍し、1990年には新潟グランプリ、1993年には豊栄記念などを制す[7]。特に1991年の北日本マイルチャンピオンシップ南部杯では向正面で先頭に立ち、グレートホープ(岩手)に半馬身の差を付け逃げ切り、新潟所属馬唯一の南部杯制覇[7]をもたらす。1994年の三条記念では向山を背に大逃げを打つウォータールージュを、ゴール寸前で並び、半馬身交わして優勝[7]。
1990年には後に中央に移籍してラジオたんぱ賞3着のフライトピアで新潟ジュニアカップを制し、1993年にはフライトピアの弟サンシャインホースでマツケンストロング以来となる新潟ジュニアカップ・東北サラブレッド3歳チャンピオン制覇を達成[6]。
1998年にはイチコウワールドで新潟アラブ大賞典連覇と新潟平成カップ制覇[8]、1999年にはストロングゲイルで新潟アラブ優駿を7馬身差快勝[6]する。
2000年12月9日の新潟第8競走サラ4才A2特別では11頭中10番人気のタッチダウンパスが勝利するが、大枝は7番人気のストロングジニアスに騎乗して2着に突っ込み、馬複136,110円と県競馬レコードを作った[9]。
2001年にはファーディナンド産駒コンプリートアゲンで東北ジュニアグランプリを逃げ切り、県競馬所属馬の芝と盛岡初勝利を決めた[6]ほか、単勝27.6倍、8番人気で穴を開けた[要出典]。12月15日の新潟第4競走2歳C1イ・ワイエスリーダーが県競馬時代最後の勝利となり、2002年1月4日は新潟第1競走3歳C1ロ・ストロングファイブ(9頭中5着)が最後の騎乗となった[要出典]。
廃止後は足利に移籍し、2月14日の宇都宮第1競走3歳・アップルコマンダーで移籍後初勝利を挙げるが、同年6月からは上山に移籍。初騎乗日となった同9日は第1競走2歳A1・ナイスレディー、第5競走B3・チャンピオンマサルで1日2勝を挙げた。2003年には金沢に移籍し、4月7日の第10競走サラ系B・ピアドエンブレムで金沢初勝利を挙げる。2004年は7月19日の第5競走C2 5をワイドサンクスで逃げ切ったのが現役最後の勝利、同27日の第3競走C3 9・サクララブリイ(11頭中7着)が現役最後の騎乗となった。同年引退[要出典]。
引退後は予想会社の広告に登場することもあったが[1]、現在は栃木県那須塩原市の地方競馬教養センターA棟で大枝ステーブルを運営[10]。
通算成績[編集]
- 地方 - 12331戦1663勝 勝率13.5% 連対率26.8%
- 中央 - 19戦0勝
主な騎乗馬[編集]
- サクラヒロシ(1980年新潟優駿)
- コシジプリンス(1980年砂山賞)
- ヒデノセンプー(1980年アラブ王冠)
- コシジカンセイ(1982年砂山賞)
- イチコウハヤタケ(1983年新潟皐月賞・東北優駿・新潟グランプリ・青山記念、1984年, 1985年, 1987年金蹄賞、1985年, 1986年朱鷺大賞典、1984年若草賞、1985年東北サラブレッド大賞典、1987年三条記念)
- サウンドランサー(1983年新潟アラブ優駿)
- ハイストレツチ(1983年豊栄記念)
- リチヤード(1984年新潟ジュニアカップ)
- ハラスポート(1985年東北アラブチャンピオン)
- イチコウイナズマ(1986年新潟アラブ大賞典)
- ローレルスーパー(1986年アラブ王冠)
- ダンシングジオット(1987年新潟ダービー・東北優駿)
- アサクラドラゴン(1987年若駒賞)
- マツケンストロング(1987年新潟ジュニアカップ)
- イチコウエンライ(1988年若駒賞、1989年新潟アラブ優駿)
- ツカサトキオー(1990年青山記念)
- キョウエイホクト(1990年朱鷺大賞典)
- タケデンファイター(1990年新潟グランプリ、1991年迎春賞・北日本マイルチャンピオンシップ南部杯、1993年豊栄記念、1994年三条記念)
- フライトピア(1990年新潟ジュニアカップ)
- シャーパンスパート(1990年アラブ王冠)
- イチコウタケチヨ(1991年銀蹄賞)
- ストロングマドンナ(1992年アラブ栄冠)
- スノーコンコルド(1993年新潟アラブ優駿・東北アラブダービー)
- サンシャインホース(1993年新潟ジュニアカップ)
- マジックガール(1994年新潟ジュニアカップ)
- グレートブイ(1996年砂山賞)
- イチコウワールド(1997年, 1998年新潟アラブ大賞典、1997年アラブ王冠、1998年新潟平成カップ、1999年銀蹄賞)
- オルテブラボー(1997年アラブ栄冠)
- ストロングゲイル(1999年新潟アラブ優駿)
- コンプリートアゲン(2001年東北ジュニアグランプリ)
脚注[編集]
- ^ a b 新潟の騎手
- ^ web Furlong 2012【クローズアップ】”短期集中連載” 【地方競馬所属騎手の韓国遠征記録】「第1回 90年代までの交流の歴史」
- ^ a b c d イチコウハヤタケ
- ^ a b c イチコウハヤタケ(穂保精彦きゅう務員)
- ^ セントエリアス
- ^ a b c d e 新潟県競馬の活躍馬 - ダンシングジオット・マツケンストロング・フライトピア・サンシャインホース・ストロングゲイル・コンプリートアゲン
- ^ a b c web Furlong 2014【REWIND 90's】第35回 1994年 三条記念
- ^ 1998回顧 - 8月13日新潟アラブ大賞典・11月23日新潟平成カップ
- ^ 配当金レコード
- ^ Untitled
外部リンク[編集]
- 騎手登録情報 - 地方競馬情報サイト