大嶽秀夫
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人物情報 | |
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生誕 |
1943年10月28日(81歳) 日本・岐阜県多治見市 |
出身校 |
京都大学法学部 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了 |
学問 | |
研究機関 | 同志社女子大学 |
博士課程指導教員 | 岡義達 |
指導教員 | 猪木正道 |
主な指導学生 |
新川敏光 鹿毛利枝子 |
学位 | 法学博士(東京大学) |
称号 | 東北大学名誉教授、京都大学名誉教授 |
主な受賞歴 |
紫綬褒章(2001年) 瑞宝中綬章(2018年) |
大嶽 秀夫(おおたけ ひでお、1943年10月28日 - )は、日本の政治学者。専攻は、政治過程論・日本政治。学位は、法学博士(論文博士・1977年)。東北大学名誉教授、京都大学名誉教授。
略歴
[編集]学歴
[編集]- 1962年 東海中学校・高等学校出身。
- 1966年 京都大学法学部卒業(猪木正道ゼミ)
- 1969年 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了
- 1974年 同博士後期課程単位取得
- 1977年 同修了、学位論文『経済権力と政治権力:現代日本の政治における大企業の影響力』で法学博士の学位を取得(学位論文主査は岡義達)→「Category:法学博士取得者」を参照
- シカゴ大学、ハンブルク大学、パリ政治学研究所に留学。
職歴
[編集]- 1974年4月 - 専修大学法学部専任講師
- 1976年4月 - 専修大学法学部助教授
- 1978年4月 - 東北大学法学部助教授
- 1985年4月 - 東北大学法学部教授
- 1992年4月 - 京都大学大学院法学研究科教授(政治過程論講座担当)
- 2001年秋、紫綬褒章受章
- 2007年3月 - 同大学定年退職、4月京都大学名誉教授[1]
- 2007年4月 - 同志社女子大学現代社会学部社会システム学科教授、東北大学名誉教授[2]
- 2009年4月 - 同志社女子大学現代社会学部社会システム学科客員教授(~2014年3月)
この間に放送大学客員教授を務めた。
人物
[編集]京都大学時代のゼミ生に作家の万城目学がいる。
読売テレビ制作の「ウェークアップ!」のレギュラーコメンテーター時代には原田和明、本間正明らと論争を展開した。2000年頃から2年間、鬱病であったことを『日本型ポピュリズム』の中で告白している。
社会的活動
[編集]- 日本政治学会理事、企画委員長、国際交流委員長を歴任
- 世界政治学会理事を歴任
- レヴァイアサン (雑誌)顧問(創刊当時の編集人)
- 財団法人宮城県地域振興センター顧問
受賞・栄典
[編集]著作
[編集]単著
[編集]- 『現代日本の政治権力経済権力』(三一書房、1979年/増補新版、1996年)
- 『日本の防衛と国内政治――デタントから軍拡へ』(三一書房、1983年)
- 『アデナウアーと吉田茂』(中央公論社[中公叢書]、1986年)
- 『再軍備とナショナリズム――保守、リベラル、社会民主主義者の防衛観』(中央公論社[中公新書]、1988年/講談社学術文庫、2005年)
- 『政策過程』(東京大学出版会、1990年)
- 『二つの戦後――ドイツと日本』(日本放送出版協会[NHKブックス]、1992年)
- 『戦後政治と政治学』(東京大学出版会、1994年)
- 『自由主義的改革の時代――1980年代前期の日本政治』(中央公論社[中公叢書]、1994年)
- 『政治分析の手法――自由化の政治学』(放送大学教育振興会、1995年)
- 『戦後日本のイデオロギー対立』(三一書房、1996年)
- 『「行革」の発想』(TBSブリタニカ、1997年)
- 『日本政治の対立軸――93年以降の政界再編の中で』(中央公論新社[中公新書]、1999年)
- 『高度成長期の政治学』(東京大学出版会、1999年)
- 『日本型ポピュリズム――政治への期待と幻滅』(中央公論新社[中公新書]、2003年)
- 『小泉純一郎ポピュリズムの研究――その戦略と手法』(東洋経済新報社、2006年)
- 『新左翼の遺産――ニューレフトからポストモダンへ』(東京大学出版会、2007年)
- 『20世紀アメリカン・システムとジェンダー秩序ーー政治社会学的考察』(岩波書店、2011年)
- 『ニクソンとキッシンジャー――現実主義外交とは何か』(中央公論新社[中公新書]、2013年)
- 『フェミニストたちの政治史 参政権、リブ、平等法』(東京大学出版会、2017年)
- 『日本とフランス 「官僚国家」の戦後史』(NHK出版[NHKブックス]、2017年)
- 『平成政治史 政界再編とポスト冷戦型社会運動』(筑摩書房[ちくま新書]、2020年)
共著
[編集]編著
[編集]訳書
[編集]- デイヴィッド・イーストン『現代政治理論の構想』(勁草書房、1971年)
編纂史料
[編集]- 『戦後日本防衛問題資料集(1)非軍事化から再軍備へ』(三一書房、1991年)
- 『戦後日本防衛問題資料集(2)講和と再軍備の本格化』(三一書房、1992年)
- 『戦後日本防衛問題資料集(3)自衛隊の創設』(三一書房、1993年)
門下生
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 京大広報号外(2007年4月)
- ^ 東北大学法学部教員紹介
- ^ “2018年秋の叙勲受章者が発表されました。(2018年11月3日)”. 京都大学 (2018年11月5日). 2023年1月24日閲覧。