大友康夫
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大友 康夫(おおとも やすお、1946年3月24日[1] - 2020年10月6日[2])は日本の絵本作家。埼玉県秩父生まれ[1]。セツ・モードセミナー出身[3]。東京都在住[4]。
経歴
[編集]中学生の頃から不登校だった[5]。ファッションモデルや役者、マグロ仲卸見習[6]、運送屋[6]、運転手などの様々な職業を経て、我が子の持ってきた『ぐりとぐら』に触発されて[3][4]絵本を描き始める。3年かかって第一作品『あらいぐまとねずみたち』(こどものとも217号、1974年)を刊行した[5]。この作品をきっかけに渡辺茂男と出会い、渡辺が文章を担当し、大友が絵を描き後に「くまくんの絵本」シリーズとなる『どうすればいいのかな?』は1977年に刊行された[5]。
2011年にはJRの車掌として勤務した経験のある竹村宣治と『いちばんでんしゃのしゃしょうさん』を出版[7]、竹村との作品はほかに『いちばんでんしゃの うんてんし』(2013年)がある。
主な作品
[編集]- 『あらいぐまとねずみたち』(初出「こどものとも」217号、1974年 絵本1977年)
- 『ざりがにのおうさま まっかちん』(福音館書店 1991年)
- 『ぼくのママが生まれた島セブ フィリピン』(福音館書店 2010年)なとりちづと共著。
- 『いちばんでんしゃのしゃしょうさん』(福音館書店 2011年)竹村宣治(たけむらせんじ)文。
- 『ぼくのママはうんてんし』(福音館書店 2012年)
くまくんの絵本
[編集]福音館書店から刊行。文は渡辺茂男による。
- 『どうすればいいのかな?』「年少版こどものとも」1号(1977年)、絵本1980年
- 『いただきまあす』「年少版こどものとも」14号(1978年)、絵本1980年
- 『こんにちは』「年少版こどものとも」27号(1979年)、絵本1980年
- 『よういどん』「年少版こどものとも」42号(1980年)、絵本1986年
- 『どろんこどろんこ!』「年少版こどものとも」49号(1981年)、絵本1983年
- 『ぼくうんてんできるんだ!』「年少版こどものとも」58号(1982年)、絵本1983年
- 『ぼくおうちをつくるんだ!』「年少版こどものとも」67号(1982年)、絵本1984年
- 『いってきまあす』「年少版こどものとも」76号(1983年)、絵本1984年
- 『おとうさんあそぼう』「年少版こどものとも」86号(1984年)、絵本1986年
- 『おふろだ、おふろだ!』「年少版こどものとも」100号(1985年)、絵本1986年
くまたくんの絵本
[編集]あかね書房から刊行[8]。文は渡辺茂男による。
- 『ぼくパトカーにのったんだ』1979年
- 『ぼくおよげるんだ』1979年
- 『アイスクリームがふってきた』1979年
- 『ぼくまいごになったんだ』1980年
- 『くまたくんのおるすばん』1980年
- 『ぼくしんかんせんにのったんだ』1981年
- 『ぼくキャンプにいったんだ』1981年
- 『ぼくひこうきにのったんだ』1986年
- 『くまたくいんちのじどうしゃ』1986年
- 『ぼくじてんしゃにのれるんだ』1989年
参考文献
[編集]- 『絵本作家のアトリエ 3』福音館書店、2014年、81-92頁。ISBN 978-4-8340-2763-1。
脚注
[編集]- ^ a b 『児童文化人名事典』日外アソシエーツ、1996年、103頁。
- ^ 『こどものとも折り込み付録「絵本のたのしみ」』、福音館書店、2021年5月、6頁。
- ^ a b 大阪国際児童文学館編『日本児童文学大事典 第1巻』大日本図書、1993年、143頁。
- ^ a b “あのねメール通信2014年2月19日”. 福音館書店. 2019年4月15日閲覧。
- ^ a b c 絵本作家のアトリエ 3 2014
- ^ a b 『児童文学者人名事典 日本人編 上巻(あ-さ行)』出版文化研究会、1998年、244頁。
- ^ “大友康夫さん『いちばんでんしゃの しゃしょうさん』インタビュー”. 絵本ナビ. 2019年4月15日閲覧。
- ^ “くまたくんのえほん”. あかね書房. 2019年4月15日閲覧。