夜霧のしのび逢い
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夜霧のしのび逢い | |
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Τα κόκκινα φανάρια | |
監督 | ヴァシリス・ジョルジアディス |
原作 | アレコス・ガラノス |
出演者 |
ジェニー・カレツィ ジョージ・ファウンダス ディミトリス・パパミカエル |
音楽 | スタヴロス・サルカコス |
撮影 | ニコス・ガルデリス |
配給 | 日本ヘラルド映画[1] |
公開 |
1963年12月2日 1965年3月31日[2] 1965年11月16日 |
上映時間 | 123分[3] / 132分[4] |
製作国 | ギリシャ |
言語 | ギリシャ語 |
『夜霧のしのび逢い』(よぎりのしのびあい、原題: Τα κόκκινα φανάρια、英題: The Red Lanterns)は、1963年に製作されたギリシャ映画。ギリシャの港町ピレウスを舞台とした娼婦たちの物語[4][5]。モノクロ作品[4]。
1965年の日本での公開にあたり、クロード・チアリによる大ヒット曲「La playa」が主題曲に差し替えられ、邦題「夜霧のしのび逢い」として日本国内で流行したことでも知られる[6]。
ストーリー
[編集]港町の娼館に身を置くエレニには、身元を明かさないまま交際している恋人ペテロがいた。同僚の他の娼婦たちも客として出会った男などと恋に落ち、公娼制度が廃止されて娼館を立ち退く日まで、それぞれの再出発への情愛と哀愁のドラマがあった[1]。
エレニに好意を持っていた支配人のミハイルは、彼女に娼館とは縁のない恋人がいるのを知ると嫉妬し、ペテロに彼女の正体をばらしてしまう。そしてペテロは彼女のもとを去っていく[1]。
みんなが娼館を引き払う日がやってきた。そこへエレニとやり直す決意をしたペテロが現れて再会する。二人は抱き合って愛を誓う。最後に掃除婦のカテリーナがともに老いた恋人と歩いて歓楽街を去っていく[1]。
キャスト
[編集]- エレニ・ニクレスク - ジェニー・カレツィ
- ミハイル - ジョージ・ファウンダス
- ペテロ - ディミトリス・パパミカエル
- アンナ・ゲオルガンタ - アレクサンドラ・ラディコウ
- ニコラス船長 - マノス・カトラキス
- マリー・パナ - マリー・クロノプルー
- アンジェロ - フェドン・ヨルギツィス
- マダム・パリ - デスポ・ディアマンティドゥ
- カテリーナ - イロ・キリアカキ
- 老人 - ノチス・ペルヤリス
スタッフ
[編集]- 監督:ヴァシリス・ジョルジアディス
- 脚色:アレコス・ガラノス
- 原作戯曲:アレコス・ガラノス
- 撮影:ニコス・ガルデリス
- 音楽:スタヴロス・サルカコス
映像ソフト
[編集]- VHS
- 夜霧のしのび逢い(1987年9月19日、東芝映像ソフト VTS-F395V)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f “夜霧のしのび逢い : 作品情報”. 映画.com. 2017年5月22日閲覧。
- ^ “Ta kokkina fanaria (1963) - Release Info” (英語). IMDb. 2017年5月22日閲覧。
- ^ “夜霧のしのび逢い”. ぴあ映画生活. 2017年5月22日閲覧。
- ^ a b c d e “Ta kokkina fanaria (1963)” (英語). IMDb. 2017年5月22日閲覧。
- ^ “Τα κόκκινα φανάρια (1963)” (ギリシャ語). Greek-Movies. 2017年5月22日閲覧。
- ^ “平成17年度西宮市民文化賞受賞者紹介(クロード・チアリさん)”. 西宮市. 2017年5月22日閲覧。