多久比禮志神社
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多久比禮志神社 | |
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所在地 | 富山県富山市塩690 |
位置 | 北緯36度35分46秒 東経137度11分24秒 / 北緯36.59611度 東経137.19000度 |
主祭神 |
彦火火出見命 豐玉姫命 鹽土老翁 |
社格等 | 式内社(小)・郷社 |
創建 | 672年(白鳳元年) |
別名 | 塩宮 |
多久比禮志神社(たくひれしじんじゃ)は、富山県富山市(旧・上新川郡大沢野町)塩にある神社である。旧社格は郷社。鎮座地名から塩宮(しおのみや)ともいう。
明治時代に式内社・多久比禮志神社に比定され現社名に改称したが、式内・多久比禮志神社の論社は他にも数社ある。
祭神
[編集]歴史
[編集]社伝によれば、白鳳元年(672年)4月、林宿禰弥鹿伎が神通川を船で遡っていると、白髪の老人が現われ、向こうの川辺の松の木の際の泉が塩水であることを伝えると、姿が見えなくなった。一行がその言葉に従って船を進めると、森に囲まれた泉があった。その水を煮つめると塩が得られた。白髪の老人は国魂神で、これはこの地を開拓せよという神託であろうと、社殿を建てて祀ったのが当社の始まりである。鎮座地名の「塩」もこのことに因むものである。
明治時代に式内・多久比禮志神社に比定されたが、「多久比禮」とは栲布(たくぬの)のことであり、当社はむしろ塩に関係のある神社であるので、機織・衣服に関係のある姉倉比賣神社(富山市呉羽町)や呉服神社(富山市五福)に比定する説もある。