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墨色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
墨色
すみいろ
 
16進表記 #343434
RGB (52, 52, 52)
CMYK (99, 80, 13, 0)
HSV (221°, 76%, 58%)
マンセル値 10GY 2/1 , 5BG 3/1 , 2.5BG 3/1
備考 これはそれぞれ
一例にすぎない
表示されている色は一例です
墨色JIS慣用色名
  マンセル値 10GY 2/1 , 5BG 3/1 , 2.5BG 3/1
墨色(日本の伝統色)
 
16進表記 #343434
RGB (52, 52, 52)
表示されている色は一例です

墨色(すみいろ、ぼくしょく)とは灰色がかったのこと。墨染めとも。

由来は書道用具のから。通常は衣装でいう「墨染め」の場合、タンニンを多く含む茶色系の植物染料媒染した色合いを意味する。

なお、占いの一種として相談者が筆で「一」の字を紙に書いて吉凶を判断する方法も「墨色(すみいろ)」という。

墨色に関する成語など

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墨染め衣
黒く染めた衣、とくに黒の僧衣を指す[1]
墨染桜
桜の一種で、単弁の小さい花は開花当初は白いが、薄墨色のように見えるとされる[2]。平安時代、上野岑雄かむつけのみねおが友人である藤原基経ふじわらのもとつねの死を悼み、「深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染めに咲け」と歌ったところ桜が墨染色に咲いたという伝説があり、京都市伏見区深草の地名「墨染」の由来とも言われる[2]
なお、千葉県東金市の貴船神社にも墨染桜と呼ばれる桜の木(品種は姥彼岸)が存在し、同市の指定文化財となっている。東金市の伝説では「深草の野辺の桜木心あらば亦この里にすみぞめに咲け」という句を西行が読んだとされ、京都墨染の伝説とは違いがある[3]

出典

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  1. ^ 『スーパー大辞林』三省堂、2013年。
  2. ^ a b 観光ガイド春爛漫 「桜物語」に耳を傾けて」『そうだ 京都、行こう。』JR東海、2011年3月(2015年5月17日閲覧)。『スーパー大辞林』三省堂、2013年。
  3. ^ 市指定文化財 墨染桜(すみぞめざくら)」『東金市』東金市教育部 生涯学習課 文化学習振興係、2012年12月(2015年5月17日閲覧)。

関連項目

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