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塩津哲生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

塩津 哲生(しおつ あきお、1945年(昭和20年)1月22日 - )は、シテ方喜多流能楽師

塩津清人の長男として熊本市[1]に生まれる。父に師事。1950年『桜川』の子方で初舞台。1957年『経政』で初シテ1959年上京、喜多流十五世宗家喜多実の内弟子になる。成城高等学校卒業[1]1970年『翁』、1971年道成寺』、1972年石橋』の獅子を披(ひら)く。

1986年重要無形文化財「能楽」保持者に認定(総合認定)。2007年芸術選奨文部科学大臣賞[2]・観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞[3]2008年紫綬褒章受章[4]。十四世喜多六平太記念財団(喜多能楽堂)常務理事。

長男は塩津圭介。喜多流に縁の深い九州、福岡藩黒田家を祈念して『塩津能の会』を結成。秋に福岡(大濠公園能楽堂)、東京では主に春に開催している。

脚注

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  1. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.545
  2. ^ 芸術選奨 文化庁”. 文化庁. 2023年7月15日閲覧。
  3. ^ 能楽賞 | 野上記念法政大学能楽研究所”. nohken.ws.hosei.ac.jp. 2021年9月10日閲覧。
  4. ^ 紫綬褒章の受章者”. 47NEWS (2008年11月2日). 2015年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月8日閲覧。