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塩化水銀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

塩化水銀(えんかすいぎん)は塩素水銀の化合物である。塩化水銀(I) と塩化水銀(II) がある。

塩化水銀(I)

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Hg2Cl2 という組成をもつ。甘汞(かんこう)、カロメルとも言う[1]に溶けにくい。溶解度のため見かけの毒性は弱い。水銀原子同士が共有結合により結合しているため HgCl とは表記しない。光に当たると塩化水銀(II) と水銀に分解する。

アンモニア水と反応すると黒色に変わる。

記事 塩化水銀(I) に詳しい。

塩化水銀(II)

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HgCl2 という組成をもつ。昇汞(しょうこう)と呼ばれる。無色の針状結晶である。水に溶けやすい。アルコールエーテルにも溶ける。蛋白質を変性させる作用が強い猛毒である。昇華しやすい。

かつては薄めて消毒液として使われていた。

記事 塩化水銀(II) に詳しい。

脚注

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関連項目

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臭化水銀(II)

外部リンク

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