堀光昭
ほり みつあき 堀 光昭 | |
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本名 | 内海 光昭[1](旧姓:堀[2]) |
生年月日 | 1955年11月20日(68歳) |
出身地 | 日本・東京都世田谷区[3]、静岡県御殿場市[3] |
身長 | 180 cm[4] |
職業 | 俳優 |
ジャンル | テレビドラマ、舞台 |
活動期間 | 1979年[4][5] - |
著名な家族 |
曾祖父:松本虎藏[6] 祖父:堀倉吉[7][8] 父:堀雄二[3][7][9] 母:甲斐はるみ[9][10] 長兄:堀之紀[3][7][9] 次兄:堀秀行[3][7][9] |
堀 光昭(ほり みつあき 1955年11月20日[4] - )は、日本の男性俳優。東京都世田谷区出身、静岡県御殿場市育ち[3]。
略歴
[編集]男3人兄弟であり、父、母、兄弟全員が役者の役者一家である[11]。曾祖父は歌舞伎役者の松本虎藏[6]。祖父は、高麗屋の番頭、松本幸四郎 (7代目)の番頭で浅草の公園劇場を経営していた興行師の堀倉吉[7][6][8][12]で、市川團十郎 (11代目)、松本白鸚 (初代)、尾上松緑 (2代目)、中村雀右衛門 (4代目)の面倒を見ていたなど歌舞伎関係の仕事をしていた[13][14]。父は俳優の堀雄二[3][7][9]、母は宝塚歌劇団卒業生の甲斐はるみ[9][10](29期生、在団1942年 - 1944年)。兄は声優・俳優の堀之紀と堀秀行[3][7][9]。夫人は元女優で自民党衆議院議員で建設大臣、国土庁長官を務めた内海英男の娘、英子。
一家揃って東京都世田谷区成城から静岡県御殿場市に転居[3]。
小学校時代は毎日、テレビばかり見ていたため、兄弟のなかで寝るのが一番遅い夜行性が特徴であった[15]。父・雄二が出演していたテレビより、怪獣もののほうが面白かったという[15]。
立花学園松田高等学校(現:立花学園高等学校)[4]卒業後は父の付き人を経験[5]。22歳で天知茂の弟子になり1979年(昭和54年)にテレビドラマ『遠い日の戦争』でデビュー[3][4][5][17]。以後数々のテレビドラマ、映画、舞台をこなす。以前は北斗七星プロジェクトに所属していた[4]。現在は役者活動は控えめにしており、不動産の会社を経営している。
人物
[編集]父・雄二は妊娠中だった母に「男の子が二人続いたので、今度はぜひ女の子がほしい」と言っていた[15]。医者からも、「堀さん、こんどは間違いなく女の子ですよ」と保証されていたほどであった[15]。雄二は喜び、出産の日を「今か今か」と待ちかねていた[15]。しかし結局はまたまた男の子だったため、雄二はがっかりして病院に迎えにも来なかったという[15]。
天知茂によると現代的な青年でおり、同時に影の部分も持ち合わせており、役者としての良さを芝居の上で作り上げていくべきだという[3]。兄・之紀に共通して言えることは「頭の回転が早いことだ」という[3]。
出演
[編集]テレビドラマ
[編集]- 遠い日の戦争 (日立3時間スペシャル、テレビ朝日、1979年) - 主人公の息子
- 草燃える (NHK大河ドラマ、1979年) - 公暁
- マリーの桜 (TBS、1980年) - 平松雄一
- おたき (CBC、1980年) - おたきの相手
- 影の軍団III (関西テレビ、1982年) - 徳川家綱
- ザ・ハングマンシリーズ
- ザ・ハングマンII 第16話「ゴッドマザーの馬鹿ムスコを吊せ」(1982年) - 坂井イサム
- ザ・ハングマンV 第4話「ポルノ女優殺しで玉の輿に乗る!」 (1986年) - 伊達
- 怪人二十面相と少年探偵団 (阪急ドラマシリーズ、関西テレビ、1983年-1984年) - 明智小五郎
- 人妻捜査官 第6話「疑惑!?ヒロインが血に染まった撮影所」 (朝日放送・テレパック、1984年)
- ニュードキュメンタリードラマ昭和 松本清張事件にせまる 第13・14・15回 (テレビ朝日、1984年)
- 風雲 柳生武芸帳 (新春ワイド時代劇、テレビ東京、1985年) - 徳川義直
- 暴れ九庵 第17話「夢路をたどる二人三脚」 (関西テレビ・東宝、1985年) - 勘助
- 土曜ワイド劇場 (テレビ朝日)
- 江戸川乱歩の美女シリーズ
- 第15作「鏡地獄の美女」1981年4月4日
- 第18作「化粧台の美女」1982年4月3日
- 探偵・神津恭介の殺人推理シリーズ
- 第3作 魔笛に魅せられた女 (1985年)
- 第8作 伊豆下田海岸に赤い殺意が走る (1988年)
- 婚約者殺し (1988年) - 友部節夫
- 西村京太郎トラベルミステリー 第16作「寝台特急〈ブルートレイン〉八分停車」(1989年9月30日)- 寝台特急「出雲」常務車掌
- スキースクール女たちの華麗な斗い! (1991年) - 札幌南署刑事
- マリンスポーツクラブ 女たちの華麗なる闘い! (1992年) - 刑事
- 江戸川乱歩の美女シリーズ
- 蔵の宿 (ドラマ30、2000年)
- さすらい署長 風間昭平3 えちご恋人岬殺人事件 (水曜ミステリー9、2005年) - 北沢邦男
舞台
[編集]- 吉幾三 特別公演
脚注
[編集]- ^ 『日本タレント名鑑(1999年版)』VIPタイムズ社、1999年、373頁。
- ^ 『日本タレント名鑑(1987年版)』VIPタイムズ社、1987年、214頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l 「シリーズ家族 第4回 いま語る 故・堀雄二の遺児たち」『週刊平凡』1979年11月1日号、平凡出版、1979年11月、132-137頁。
- ^ a b c d e f g h “堀 光昭”. 北斗七星プロジェクト. 2004年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月31日閲覧。
- ^ a b c 「"名刑事役"堀雄二の三人息子がそろって俳優になった」『ヤングレディ』1980年7月22日号、講談社、1980年7月、101頁。
- ^ a b c 三島霜川「松本虎蔵」『役者芸風記』中央公論社、1935年、117-118頁。
「役者芸風記」『日本人物誌選集』 第5巻、紀田順一郎監修・解説(復刻版)、クレス出版、2007年9月1日、117-118頁。ISBN 978-4-87733-380-5。 - ^ a b c d e f g 『日本映画人名事典』 男優篇 下巻、キネマ旬報社、1996年、603-604頁。ISBN 978-4873761893。
- ^ a b マキノ雅弘「第三章 父と子」『映画渡世 天の巻 - マキノ雅弘自伝』平凡社、1977年6月20日、109頁。
マキノ雅弘「第三章 父と子」『映画渡世 天の巻 - マキノ雅弘自伝』(新装版)平凡社、2002年9月1日、109頁。ISBN 978-4-582-28201-6。 - ^ a b c d e f g “堀秀行”. Excite News. エキサイト株式会社 2023年6月9日閲覧。
- ^ a b 「奥さまはタカラジャンヌ」『主婦と友』1971年5月号、主婦と生活社、1971年5月、105頁。
- ^ 『アニメージュ』1987年9月号、徳間書店、1987年9月、194頁。
- ^ 中村雀右衛門 (4代目)「第3章 戦後、混乱期のなかで」『私事――死んだつもりで生きている』岩波書店、2005年1月7日、127頁。ISBN 978-4-00-025755-8。
- ^ 中村雀右衛門 (4代目)「第I章 雀右衛門以前」『女形無限』白水社、1998年3月1日、51頁。ISBN 978-4-560-03559-7。
- ^ 倉田幸雄編「人気声優にがぶりより! 第18回 堀秀行さん」『アニメディア 1988年12月号』学習研究社、1988年12月1日、雑誌01579-12、86頁。
- ^ a b c d e f g 「息子を相手に夫婦で晩酌」『週刊平凡』1967年2月9日号、平凡出版、1967年2月、86-88頁。
- ^ 「七刑とおさらばの堀雄二夫妻」『週刊平凡』1969年4月10日号、平凡出版、1969年4月、68頁。
- ^ 「堀雄二の遺児二人が兄弟役でそろってデビュー!」『週刊女性』1979年8月21・28日合併号、主婦と生活社、1979年8月、168頁。