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堀井ヒロツグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

堀井ヒロツグ(ほりい ひろつぐ)は日本の写真家静岡県生まれ。

人物・来歴

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2008年に早稲田大学芸術学校空間映像科を卒業。在学中に鷹野隆大に師事し、ジェンダーやセクシュアリティといった社会において共有される記号的な身体像に関心を寄せてきた。近年のシリーズでは、人と人の間に介在する、いまだ名付けられていない親密さの可能性を探求している[1]

在野の研究者たちが集うオルタナティブスペース「下鴨ロンド」の窓ガラスを玄関と間違えて開け、スタスタという足音とともに入ってきたエピソードが知られている[2]

受賞歴

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展覧会

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  • 2014年「Voices」 Art Gallery M84[4]
  • 2015年「すべて海へ還っていく、そしてまた降り注ぐ」FOIL Gallery
  • 2019年「見えない川」元・淳風小学校
  • 2023年「都美セレクション2023」東京都美術館
  • 2024年「身体の脱ぎ方」[5]PURPLE

作品収蔵

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  • 東川町文化ギャラリー
  • アウラ現代藝術振興財団

著作

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  • 『KUA P&V ZINE vol.0』(京都芸術大学美術工芸学科写真・映像コース、2023年)
  • 詩集『モノローグの綻びを窓にして』(自費出版、2024年)

掲載

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  • りんご通信 vol.7』寄稿(赤々舎、2025年)
  • りんご通信 vol.6』寄稿(赤々舎、2024年)
  • IWAKAN 未来の男性へ : IWAKAN書簡集』寄稿(Creative Studio REING、2023年)
  • IWAKAN Volume 03:特集 政自』対談(Creative Studio REING、2021年)
  • 『IMA 2021 vol.36 特集:流動するジェンダーの時代』掲載(アマナ、2021年)

脚注

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  1. ^ PURPLE 展覧会概要
  2. ^ 戸田昌子「霞を食う
  3. ^ artscapeレビュー飯沢耕太郎):第29回東川賞受賞作品展
  4. ^ artscapeレビュー飯沢耕太郎):堀井ヒロツグ「Voices」
  5. ^ artscapeレビュー(高嶋慈):堀井ヒロツグ「身体の脱ぎ方」