城崎ロープウェイ
表示
城崎ロープウェイ(きのさきロープウェイ)は、兵庫県豊岡市の城崎温泉街と大師山山頂を結ぶ城崎観光の索道(ロープウェイ)である。通称は城崎温泉ロープウェイ(きのさきおんせんロープウェイ)[1]。公式ウェブサイトや旅客案内などではこの名称が使用される[2][3][4]。
概要
[編集]関西電力初代社長を務めた太田垣士郎の発案により、関西電力、関電産業(現在の関電アメニックス)、阪急電鉄、城崎町(現在の豊岡市)、地元有志によって建設が進められ1963年5月26日に開業した[5][6]。山頂と山麓の駅のほか、温泉寺の中心伽藍と城崎美術館がある山腹に中間駅(温泉寺駅)が設けられている(交走式ロープウェイでは日本で唯一)[2][3]。ロープウェイ乗り場横には太田垣士郎資料館がある[6]。
路線データ
[編集]- 索道の種類:3線交走式[2]
- 傾斜長:676メートル[2][5]
- 水平長:641メートル
- 最大高低差:201メートル[2]
- 最高運転速度:3メートル毎秒[2]
- 片道所要時間:7分[2]
- 支柱の数 - 2基[2]
- 搬器(ゴンドラ)
運行ダイヤ等
[編集]- 運行ダイヤ
- 運行時間
- 始発:9時10分、最終:16時50分(山麓発)、17時10分(山頂発)
- 運休日:毎月第2・第4木曜日(祝日は営業)
- 接続交通機関
- 山麓駅は路線バスの接続がないため、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線城崎温泉駅から徒歩(約20分)あるいはタクシーでの移動となる[7]。 また、これとは別に山麓駅とロープウェイ登り口の間には100段近くの階段がある(バリアフリー非対応)[7]。
駅一覧
[編集]- 山頂駅(大師山上駅・北緯35度37分21.7秒 東経134度47分50.1秒) - 標高231m[1]、駅周辺:温泉寺奥の院、みはらしカフェ茶屋、かに塚、山頂駅舎屋上展望台、吉田兼好歌碑
- 中間駅(温泉寺駅・北緯35度37分26.2秒 東経134度48分1.7秒) - 標高98m、駅周辺:温泉寺[2]、城崎美術館[2]
- 山麓駅(城崎温泉駅・北緯35度37分30.8秒 東経134度48分13.8秒) - 標高31m、駅周辺:太田垣士郎資料館、温泉寺山門と薬師堂、薬師の湯飲泉場、薬師ポケットパーク、有島武郎の歌碑
脚注
[編集]- ^ a b “小学生が豊岡鞄の歌高らかに オリジナル曲制作、大師山で披露 手作り冊子や紙芝居も”. 産経ニュース. (2018年12月5日) 2022年3月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 中島信『絶景!日本全国ロープウェイ・ゴンドラ コンプリートガイド』扶桑社、2017年9月10日、154-155頁。ISBN 978-4-594-07781-5。
- ^ a b “いで湯に浸かって文学と歴史に触れる! 兵庫県豊岡市で1泊2日の旅♪(その1)”. トラベルWatch (2017年2月14日). 2022年3月9日閲覧。
- ^ “カニ尽くしと外湯めぐり 城崎温泉で文豪気分”. 朝日新聞デジタルマガジン & Travel (2021年3月29日). 2022年3月9日閲覧。
- ^ a b 国土交通省鉄道局 (監修)『令和三年度鉄道要覧』電気車研究会、2021年10月1日、375頁。ISBN 978-4-88548-134-5。
- ^ a b “豊岡偉人伝 7 太田垣士郎”. 豊岡市. 2020年2月6日閲覧。
- ^ a b 城崎温泉ロープウェイ よくある質問
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 城崎温泉ロープウェイ
- 城崎温泉ロープウェイ (@kinosakiropeway) - X(旧Twitter)
- 城崎温泉ロープウェイ (KinosakiOnsenRopeway) - Facebook