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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
坐像から転送)
彫刻画像(光学的で平面的な像)
ミケランジェロのダビデ像

(ぞう)には、以下の通り、複数の語義がある。

  1. 物の。姿。
  2. 光学系を経て、再び集合してできた形象。実像虚像がある。
  3. や物などの形を真似して作成された、絵画彫刻意匠など。
  4. 思い描いた姿、ありさま。
  5. 数学において、写像によって写された先。値域の類語。

本項では主に、上記の3について記載し、4についても記載する。

像の分類

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様々な意味での区別・分類によって「像」は言い分けられ、使い分けられる。

心象的な像

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観念的な像の例

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観念としての「人物像」 / 理想像 / 人物の理想像(ヒーロー像、アイドル像など) / 未来像(将来像) / 政治英雄像 / 性別・身分・職業・素性などに基づく像(男性像・女性像、指導者像・君主像、教師像、犯人像など) / 性的対象の像(オナペットなど) / ほか

物象的な像

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物理的性質に着眼した分類

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平面像(二次元画像、二次元動画像) / 立体像stature三次元像) / 実像としての映像(三次元画像、三次元動画像) / 光による影の像(影絵ブロッケン現象による像など) / 光の反射面に映る像(鏡像、水面に映る像など) / 心象としての像・映像(イメージ

素材・技法に着眼した分類

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偶像 / の像(粘土細工、ほか) / 砂の像(サンドアートを含む) / 石像大理石像、玉彫[製の彫刻]、水晶の像、ほか) / 金属製の像(銅像青銅の像]、黄金像、ほか) / 陶磁器像(テラコッタ )/ 塑像石膏像 / 漆喰像 / 乾漆造)/ 木像 / を含む)などの植物体を使って作った像(笹舟、藁で作られるタイプの昔ながらの案山子藁人形ユールゴート、ほか) / の像など植物繊維の加工物を使って作った像(紙製の仮面折り紙人形[ひとがた]、ほか) / 製の像(人形ぬいぐるみ着ぐるみ、ほか) / の像 / の像、の像(象牙の像、ほか) / ワックス彫像(wax sculpture。蝋人形が有名) / 雪像 / 氷像(主に氷彫刻) / 合成樹脂の像(合成樹脂製の仮面、マネキン人形、“フィギュア”、怪獣の着ぐるみ、風船の像、ほか) / 状態が表す像(あやとりで作る像など) / 光によるの像(影絵) / ほか

彫像(彫刻像) / 鋳像(鋳造した像) / ほか

主題・意図に着眼した分類

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人物像(人物を表す像の全般)、肖像(対象者の人となりを表すことに主眼が置かれた人物像で、基本的に動的表現はなされない) / 騎馬像 / 神像地母神像、ヒンドゥー教の神像、キリスト教の神像[キリスト像、聖母子像マリア像イコンなど]、道教の神像、等々) / 仏像(広義では仏教の神像・人物像なども含む) / 悪鬼像・悪魔像・伝説上の生物の像 / 神話像・寓話像など / 動物形象の像 / 自然物・日常的事物の像 / サブカルチャーの像、サブカルチャーのキャラクター像 / 反意を表す像(好意によって作られる像の対極にあるもの) / ほか

身体の部位に着眼した分類

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全身像 / 像 / 像 / の像(仮面。内側が空洞状になっている、顔にかぶせる形状の頭像) / 胸像 / トルソー(胴像) / 性器の像 / ほか

姿勢・状態に着眼した分類

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立像 / 坐像(座像。cf. 座法) / 騎馬像 / 裸像と着衣像 / 巨像・小像 / ほか

ギャラリー

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ここに示すは、全て偶像である。

図画

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5点とも、二次元的な画像である「」。

立体像

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その他の像

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脚注

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  1. ^ 解釈が分かれ、人物(生身の人間の姿をしたイエス・キリスト)、聖職者父なる神ヤハウェ)、三位一体の具象ともされる。
  2. ^ ドイツ南西部のバーデン=ヴュルテンベルク州シュヴァーベン・アルプのローネタール(はぐれ谷)にあるホーレンシュタイン・シュターデル英語版の洞窟(ホーレンシュタイン山のシュターデル洞窟)。
  3. ^ アメリカ合衆国アラスカ州フェアバンクスで開催される世界氷芸術チャンピオンシップの2010年大会の出展作品。

関連項目

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タイトルに「像」を含むページの一覧