コンテンツにスキップ

坂井希久子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
坂井 希久子
(さかい きくこ)
誕生 (1977-09-19) 1977年9月19日(47歳)
日本の旗 日本 和歌山県和歌山市
職業 小説家
官能小説家
エッセイスト
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科 卒業
活動期間 2009年 -
ジャンル 小説
主な受賞歴 オール讀物新人賞(2008年)
歴史時代作家クラブ賞(2017年)
デビュー作 『コイカツ 恋活』(2009年
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

坂井 希久子(さかい きくこ、1977年9月19日[1] - )は、日本の小説家官能小説家エッセイスト和歌山県和歌山市出身[2]同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科卒業[1]

プロフィール

[編集]

和歌山県立桐蔭高等学校[3]、同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科卒業[3]。卒業後は会社員になるが、プロの作家を志し退職して上京[4][5]2005年森村誠一が名誉顧問を務める小説家入門 山村正夫記念小説講座に参加[6]。2007年度末に「想い出ひらり」が山村教室年間最優秀賞を受賞し、2008年8月号小説宝石光文社)に掲載された。2008年9月、「男と女の腹の蟲」(「虫のいどころ」に改題[5])で第88回オール讀物新人賞を受賞[6]。受賞時に現役SM嬢であることが話題になった[7]

受賞歴

[編集]

著書

[編集]

単行本

[編集]
  • 『レストルーム』(サイバーノベルズ、2005年)
  • 『コイカツ—恋活 Love hunting』(文藝春秋、2009年)改題「こじれたふたり」文庫 
  • 『羊くんと踊れば』(文藝春秋、2011年)
  • 泣いたらアカンで通天閣』(祥伝社、2012年 / 祥伝社文庫 2015年7月)
  • 『迷子の大人』(実業之日本社、2012年)改題「恋するあずさ号」文庫
  • 『ヒーローインタビュー』(角川春樹事務所、2013年)
  • 『ただいまが、聞こえない』(KADOKAWA、2014年)改題「ただいまが、聞きたくて」文庫
  • 『虹猫喫茶店』(祥伝社、2015年 / 祥伝社文庫 2018年5月)
  • 『ウィメンズマラソン』(角川春樹事務所、2015年)
  • 『ハーレーじじいの背中』(双葉社、2016年 / 双葉文庫 2019年1月)
  • 『17歳のうた』(文藝春秋、2016年)
  • 『若旦那のひざまくら』(双葉社、2018年5月 / 双葉文庫、2021年11月)
  • 『愛と追憶の泥濘』(幻冬舎、2019年7月 / 幻冬舎文庫 2022年2月)
  • 『妻の終活』(祥伝社、2019年9月 / 祥伝社文庫 2022年10月)
  • 『花は散っても』(中央公論新社、2021年1月)
  • 『小説品川心中』(二見書房、2021年3月)、柳家喬太郎監修
  • 『雨の日は、一回休み』(PHP研究所、2021年6月)
  • 『たそがれ大食堂』(双葉社、2021年9月)
  • 『セクシャル・ルールズ』(PHP研究所、2023年3月)
  • 『華ざかりの三重奏』(双葉社、2023年4月)
  • 『赤羽せんべろ まねき猫』(中央公論新社、2024年10月)

文庫

[編集]
  • 『崖っぷちの鞠子』(光文社文庫、2012年10月)
  • 『秘めやかな蜜の味』(実業之日本社文庫、2013年)
  • 『こじれたふたり』(文春文庫、2013年)「コイカツ—恋活 Love hunting」改題
  • 『恋するあずさ号』(実業之日本社文庫、2015年)「迷子の大人」改題
  • 『泣いたらアカンで通天閣』(祥伝社文庫、2015年)
  • 『ヒーローインタビュー』(ハルキ文庫、2015年)
  • 『ウィメンズマラソン』(ハルキ文庫、2016年)
  • 『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫、2016年6月)
  • 『ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫、2017年1月)
  • 『ただいまが、聞きたくて』(角川文庫、2017年3月)「ただいまが、聞こえない」改題
  • 『リリスの娘』(光文社文庫、2017年6月)
  • 『ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫、2017年9月)
  • 『さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫、2018年2月)
  • 『つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫、2018年9月)
  • 『あったかけんちん汁 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫、2019年2月)
  • 『ふうふうつみれ鍋 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫、2019年9月)
  • 『とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫、2020年3月)
  • 『ほろほろおぼろ豆腐 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫、2020年9月)
  • 『さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫、2021年3月)
  • 『色にいでにけり 江戸彩り見立て帖』(文春文庫、2021年6月)
  • 『すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫 2021年10月)
  • 『何年、生きても』(中公文庫、2023年9月)「花は散っても」改題

アンソロジー

[編集]
  • 『女ともだち』(文春文庫、2018年3月)
  • 『なさけ <人情>時代小説傑作選』(PHP文芸文庫、2018年3月)
  • 『まんぷく 〈料理〉時代小説傑作選』(PHP文芸文庫、2020年1月)
  • 『注文の多い料理小説集』(文春文庫、2020年4月)
  • 『朝日文庫時代小説アンソロジー 江戸旨いもの尽くし』(朝日文庫、2020年10月)
  • 『ほろよい読書』(双葉文庫、2021年8月) 織守きょうや額賀澪原田ひ香柚木麻子との共著。
  • 『朝日文庫時代小説アンソロジー 『家族』」(朝日文庫、2022年10月)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ オール讀物』11月号掲載時に「虫のいどころ」へ改題。

出典

[編集]
  1. ^ a b 会員名簿 坂井希久子”. 日本推理作家協会. 2017年10月14日閲覧。
  2. ^ インタビュー「小説家って意外と地味!? けど素晴らしい仕事!」”. Career Garden. 2017年10月14日閲覧。
  3. ^ a b わかやま新報 » Blog Archive » 和歌山市出身者の小説がドラマ化 25~27日放送”. 2021年10月8日閲覧。
  4. ^ WEBきらら from BookShop”. shosetsu-maru.com. 2023年6月14日閲覧。
  5. ^ a b オール讀物新人賞への道 受賞の極意 坂井希久子 | インタビュー・対談”. 本の話. 2023年6月14日閲覧。
  6. ^ a b 坂井希久子|著者|婦人公論.jp”. 婦人公論.jp. 2021年10月8日閲覧。
  7. ^ “異色の経歴”を持つ作家・坂井希久子。新刊のキーワードは「飯テロ」、そして「ぱんつ」?”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2021年10月8日閲覧。

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]